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俺のペットはアホガール

作者:猫丸
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女子部屋/恋バナナ 6-3

旅館。和室の3人部屋でふすまで仕切られた2部屋を合体させた6人部屋。畳の上に仲居さんが横2列に引いてくれた布団の上にダイブ! あとポテチとポッキーなどなどお菓子も忘れちゃいけないし♪ すべての準備がととのったらいざ!

「恋バナするしーー♪」

「恋バナナだぜうぇーい♪」

「「「は?」」」

バンザーイって喜んでるアタシとアホ子。あとパチパチしてるすい以外はみんな布団かぶって寝る準備してたしっ、みんな何寝ようとしてるんだし、夜はこれからだろっってコトを言ってやったらりつこが~。

「明日早いんですから寝るのは当たり前です」

って言い返されたし~つまんなぁい~。

「りっちゃん。恋バナナには興味ないのかっ!? あっくんのバナナには興味津々だったのにっ!?」

「んなっっっ//// きょ、興味なんてあるわけないじゃ、ないですか!!? あ、あれは一般常識として、ですね…」

「「………」」

「なんですかっその目は!?」

「ほらほら~、布団に寝っ転がるし~。恋バナするし~」

「ぐっ!!」

なんかりつこの顔が怒ってたっぽい気するけど知らな~いし♪ ココハ楽しんだもの勝ちってうやだし♪ 女の子が6人+ゲストがいるのに恋バナしないなんてありえないし♪

「………///」

「どうしたの?」

「女の人ばかりの部屋に僕が居てもいいのでしょうか///」

「あら? そういえば貴方…見ない顔ですね。お名前は?」

「僕は……「ゲストさんだよっりっちゃん」え」

「ゲストさん?」

「正式に登場させようとしたらたぶんもうしばらくかかっちゃうから、なんかこんな感じで出そうかなと思ってます~的な感じでゲストとして登場させることにしたんだって♪」

「ふ~ん。そうなんですか……ってそれ何処情報なのよっ」

「え? それは……■△●×」

「……何を言っているのか分からないわ」

みたいなやりとりをした後、みんな布団の上に寝転んでベビースターとかブラックサンダーとか、お菓子食べながらダラダラ話始めるし。

「この時間に食べるポテチには勇気がいるね…」

「そ、そうね。明日からまた地獄のダイエットが始まるわ……」

「ダイエット? ワタチ、そういえばしたことないかも」

「はぁ!?」「そ、そうなのっちよ子!?」

「うんっ♪ ワタチ太らない体質みたいだから♪」

「「(う、羨ましい……)」」

アホ子の体質の話で盛り上がり~

「(恋バナですか…。別に好きな人なんで別に……ぁ。そうです! この場を利用すればナチュラルな感じでしーさんに自分の想いを伝えれることが出来るんじゃないですかっ!?)
 しーさん!!」

「んふふっ。そうだね……ってなに? どうしたの、美希」

「あ、あのですねっ! じ、自分…ずっと前から……しー。しーさんのことが……」

「うん?」

「す、すすすすすっ」

「大丈夫っ美希っ!? 顔が梅干しみたいになってきているけどっ!?」

「すすすすすすす、すきゅっですっ(か、噛んだっひゃいっ///)」

「(美希……ドンマイだよ…きっと次のチャンスがまたあるから……)」

「うう、うわあああああああああんっ!!」

「あー!! しおちゃんがミキミキちゃんを泣かせたーーー!!」

「ええーーーーーーーーっ!?」


みきの一世一代の告白が不発に終わったり~

「ふふふ……」

「すい。何見ているし?」

みんなとの話に入らずずっとカメラの画面とにらめっこしているすいに話しかけるし。ちょいちょい笑ってるからなにか面白いもんひとりじめしてる?

「いらん。ちょっとね」

と言いながらすいは手に持っていたカメラを布団の中に隠すし。見せて~と言ってみたけど「だ~め」のひとことで断られたし。
すいに相手にされなくてかなしいから、りつこをイジッて遊ぶことにするし♪

「ひーちゃんは恋愛マスターだからりつこも相談してみればいいし♪」

「れ、恋愛マスターなの!? 貴方!? (私よりも年下そうなのに……人は見かけによらないってことなのかしら?)

「恋愛マスターだなんてそんなっ/// よく周りの女の子から恋愛相談をされるってだけ、でして…」

「それでも十分凄いですよ。私も生徒会長ですからよく相談事はされますが、的確にアドバイスすると言うのはとても大変なことですから」

「生徒会長さん…」

「だからりつこも相談のってもらえばいいし、終に相手にされないんですって」

「はぁぁぁいぃぃぃぃ!?」

「何々~? なんの話し~?」

他の話をしていたみんながゴロゴロ~ってこっちに転がって来たし。

「りつこが終に全然相手にされてないって話し~」

「その言い方やめてください。小野さん。それではまるで私が最藤くんのことをす、好きみたいじゃないですかっ!?」

「違うし?」

「ち、ちち違いますよ!! もう、変な勘違いはよしてくださいっ」

って真っ赤な顔してりつこは掛け布団を頭からかぶってとじこもってしまったし。ねーねー、本当の所はどうなんだしーと、どんなに揺らしても無反応。もう何も返してくれないし。

「じゃ次はしおにするし」

「……なにが、かな? イラン」

「そうですよ。まさかしーさんが最藤先輩にほのじだとでも言うんですか?」

「しーパイセン、好きな人いたんですか? 僕応援しますぅ!!」

「しなくていいよっひーちゃん! そんな人いるわけないですよね、しーさん?」

「………///」

耳まで真っ赤になってゆでダコみたいなしおは無言で掛け布団をかぶり布団の城にとじこもってたし…やっぱしおはウブだし…。

「ちょ、しーさんっ!? 嘘ですよねっ!? 嘘って言ってくださいぃぃ~~~!!」

みきがしおの布団城をどんなに揺らし攻撃しても、しおからは何も返答はなかったし…。

7人居た部屋で2人もリタイアしたし。布団の城、眠り世界へと旅立ってしまったし。
残った5人でどうする。どーすると(主にアタシとアホ子の間で)話し合った結果。

「あっくん達の所へ行こう!」

「お菓子奪いに行くしー!」

「どんだけっお菓子食べる気なんですかっ先輩達!? こんな時間に食べたら太りますよ!?」

そんなの気にしないし、だってアタシら

「いくら食べても太らない体質だからっ☆」

「食べた栄養は何故か全部胸にいくし☆」

「「大丈夫だし☆」」

「羨ましすぎるでしょぉぉおおおお!!!」

「「うぇーーーーい♪」」

みきの叫び声を背中に聞きながら、終達のところへゴーカレーだし♪





※一方部屋に残された3人は…というと。


「じゃあ、わたしも行ってくるね」

「え? 行くんですか? 彗先輩?」

「うん。お宝がわたしを呼んでいるから」

「海賊王の大秘宝デスカ?」

「???」

「ひーちゃん。そのネタ、彗先輩には分からないから…」

ちよ子とイランの後を首から下げた一眼レフカメラを持ってこっそり物陰に隠れながら追いかけていく彗の後ろ姿を見つめ

「みんな寝ちゃったし、ひーちゃんの部屋で海賊王の話でもしよっか」

「うんっ。三将星カタクリすっごく強いよね。主人公勝てるのかな」

「勝てるんじゃない? だって負けたらそこでお話終了しちゃうでしょ?」

「いやいや、負けてからの展開がねっ」

海賊王の話で花咲かせる美希とゲストさんなのであった_ちゃんちゃん♪


 
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