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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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7部 中学生編
4章 体育祭
  体育祭午後2 借り物競争

 総合リレーは本気を出せる。
フェイトにすずか達が出るということ。
これは楽しみだと思う。
少しだけ問題があった。
体育祭の出し物を残り少しでお次の種目は借り物競争
なぜこれも推薦だったのかわからない
これ完全に運が支配している競技だしね
足速かろうが借りるものが見つからなければ勝てない競技
これこそ誰がやっても良いんじゃねって言いたくなる。
ありがたいことに最終レースが俺の番らしい。
ある意味俺にとっての最悪のレースとなった。

 俺が見ていると、

「南條先輩来ていただいていいですか」

「お題私なの」

「私にとってはダメですか?」

「駄目じゃないわ、行きましょうか」

「レースがあるのにありがとうございます」

「勝つためにしっかりやる姿勢はいいと思うよ」

「はい」

 そして下級生と俺は無事一位を取ってお題は尊敬するまたは好きな人
あ~思い出したこの子さっきのフォークダンスで一緒に踊った子だ。

「あ、あの先輩ありがとうございました」

「お役に立てたのならよかったよ」

 俺が自分のレースに戻る最中にまた

「綾ちゃん来て」

「先輩どうしたんですか」

「あなたの力が必要なの」

「まさかまた尊敬する・・・」

「まさか同じお題は出ないでしょ」

「ですよねぇ」

「だべってないでお願い」

「了解です」

 お題は身長の高い人
そんなこんなで15レース中10レース走らされてしまった。
自分の一個前のレース終了で司会者のインタビューが毎回あるんだけど

「もうおなじみになった南條さんお疲れ様です。」

「はいはい、私自分のレース棄権してもいいかしら」

「もしかして何かありましたか?」

「もう十分走ったからいいかなって」

「今から南條さんの本番じゃないですか?」

「まぁいいわ、この代案考えた人なんとなくわかったから、私じゃなかったら倒れてるよ」

「でもまさかここまでになるとは思いませんでした。」

「次私だから行ってもいい」

「はい」

「綾先輩・・・ありがとう・・・ございました」

「思い出になった」

「一生分の思い出です」

「大げさよ。私を選んでくれてありがとうね」

「こちらこそです。疲れていると思いますが頑張ってください」

「ありがとう」

俺は名前も知らない後輩と話しながら自分のレースに戻った。

「大丈夫南條」

「あ~先輩久しぶりです。サッカーの一試合分ぐらいは走ってますよね」

「ダッシュだけならそうだろうね」

「私も本気で勝ちに行きますから」

「百メートルあんなにやる気がなかったくせに」

「ありましたよ。だから一位だったですよね」

「相変わらず化け物みたいな体力だねぇ」

「おほめにあずかり、サッカー部のみんなもできますって」

「無理だって、あとは自分の番だけだから頑張りな」

「は~い」

 やっと自分のレース前になんでこんなには知らされたのやら
俺はアリサやはやてを軽くにらみながら自分の位置に戻る。
ピストルの音が鳴り、軽く流しながら走って自分の手紙を見た。

『関西弁を話す人』

 俺はすぐにはやての所に向かった。

「はやて」

「何を貸してほしいんや」

「はやて付き合って」

「なのはちゃんに」

「ボケはいいからはやてがお題なの」

「了解や、冗談に付き合ってくれないなんて」

「その冗談だけは嫌だわ、皆さんはやて借りるね」

「主はやてを頼むな」

「リーン了解」

「はやてちゃん頑張ってぇ」

リーンとツヴァイの応援を受け、俺ははやての手をつないだ。
もちろんはやてのスピードに合わせながら

「いろいろしてくれたじゃん」

「何のこと?」

「私とも秘め事しましょ」

「その冗談嫌じゃないんかい」

「秘密の相談ね、何を考えたのやら」

「いややわ、この人」

「はやての騎士たち相変わらず感動してるよ」

「はやて~がんばれ~」

「はやてちゃ~ん」

「ちょい恥ずかしいけどな、うれしいんよ」

「もうちょっとだけがんばろう」

 話しながら走っていると、2、3人に抜かれてしまったので

「はやて私負けるの嫌いなんだよね」

「でも私これ以上は」

「はやてって借り物だから荷物だよね」

「なにするん」

 俺はすかさずはやてをお姫様抱っこに切り替え走り出した。

「綾ちゃん恥ずかしいっておろしてぇ~な」

「話すと舌かむよ」

「南條さん、八神さんをなんとお姫様抱っこしながら走り出した~」

 なんかきゃ~とかうわぁ~とか聞こえるが気にしない。
そして俺はラストスパートをして再び一位になってゴールした。
お約束のインタビュー

「お題はなんだったのですか?」

「関西弁を・・・話す人だよ」

「確かに八神さんは関西弁を話しますが、どうしてお姫様抱っこを」

「女の子のあこがれじゃなく・・・って私負けるの嫌いなんですよ。
だから勝ちに行きました。」

「八神さんに質問です」

「堪忍してぇな」

「南條さんにお姫様抱っこされた感想は」

「恥ずかしいだけやって、こんな大勢の中で、それに大丈夫なん」

「なにが」

「みなまで言わさんといて」

「はやてぐらいなら軽いから大丈夫だよ、私ぐらいの身長なら無理だけど、はやてぐらいなら大丈夫」

「私が小さいって言いたいんか」

「これぐらいでいいかな」

「あ、はい」

「綾ちゃん」

「ありがとうね。はやて」

「しゃ~ぁないな。貸し一つ」

「緑屋のシューでうって」

「了解や」

「はやて少し時間ってあったっけ」

「まだあるよ」

「少し席外すわ」

「どこ行くん」

「生理現象」

「了解や」

 俺は校舎の裏側に行き休憩をした。
流石に疲れた。
御神流の練習に付き合うようになってから多少は体力付いたけれどシャレにならん。

「み~つけた」

 俺は声の聞こえる方をかをお向けると、
栗色の髪の可愛い女の子がこちらに来た

「どうしたのなのは」

「レースが終わって行き成りいなくなるから」

「気配消して消えたからね、よく気付いたね」

「席に帰ってこなかったら誰でも気づくと思うよ」

「そりゃそうか、どうしたの」

「ううん、気になっただけ」

「ちょっとだけね」

「うん」

「疲れて、そんなところを見られたくなかったの」

「変なところで格好つけるんだね」

「まぁね」

 俺はなのはを手招きした

「なに、きゃっ」

 なのはが近づいてきたので手を取ってこちらに軽く倒した

「もう」
 
 俺はなのはをじっくり抱きしめたら、なのはも何も言わずに抱き返してくれて頭を撫でてきた

「甘えん坊さんだよね」

「なのはにはね」

「おつかれさま」

「最後に一個残ってる」

「リレーだよね」

「そろそろ行こうか」

「うん」

 俺が戻ると俺たちのチームの場所に人が集まっていた。 
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