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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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7部 中学生編
3章 夏休み~ミッドチルダ
  最初で最後の戦い 綾VS恭也

「変身」

 俺は一回転をして姿を変えた。
一回転をして
上半身は胸下までのシルクみたいな素材でできた
つくりでヘソ出しルック
下半身は赤色の超ショートスカートに黒のストッキング
そして魔法使いの定番マントをつけて降り立った
今までと違うのは腕に手甲を使用していた。

 恭也さんはいつもの黒い装束と二振りの小太刀を持参している。

この試合に始めの合図なんかない
恭也さんが飛針を飛ばしてきたので俺はそれを半身でかわした瞬間に消えた。
俺は目に集中をして恭也さんの動きを探る。

 神眼
俺が御神の人と練習するようになって得た技術
恭也さんの小太刀が俺の首筋に当たる瞬間。手甲にてガードをした。
全体的な動きにはかなわないかもしれないけれど、場所さえ察知できればガードぐらいなら出来る。
俺も何回かは反撃に出ているがかわされまくっている。

「そんな腕ではなのはを護れるとは思わん」

 恭也さんの気力が上がってきているのを感じる

「これでなのはをあきらめろ!」

 本日2回目の恭也さんの神速からの一刀両断

≪ティアガード最大出力≫

≪わかりました。≫

 俺のシールドが音を刻み破壊されて行っている感じが分かる。

≪ガード解除≫

≪え!≫

≪ティアガード解除して≫

≪わかりました。≫

 威力がほとんどなくなって小太刀の振り下ろされる運動が俺の方に撃ち落とされた。

「綾ちゃん」

 俺はそれを受けつつ、

「はぁあああああああああああああああああああああああああああああっ」

恭也さんの無防備になった胸のあたりを高速の正拳突きをかました。

「綾式 覇王拳」

 恭也さんはちょうどカウンターの感じで受けたので片膝をついて立ち止まっているが
俺自身も肩に小太刀を入れられて今現在も肩に小太刀が刺さっている状態だった。


「ここまでだな」

「そうですね。これ以上すれば本当に死闘になってしまいますし」

「あまり自爆みたいなものは感心しないんだが、」

「恭也さんに攻撃当てれる自信あれしか思いつかなかったんですよね。流石に攻撃魔法は使用できませんから」

 そういいながら肩に突き刺さった小太刀を返した。

「俺がやっておいでなんだか痛くないのか?」

「泣きそうなほど痛いですよ。あれだけ威力を殺してもこれだけのダメージなんて予想を超えてましたし」

「そうか」

 なのはがこちらに来て抱き着いてきた。

「どうしてあそこまで、私だって綾ちゃんが傷つくのは」

「どうしてって、どんな状態でもなのはのもとに帰るためにそして、その意義を知ってもらうためかな」

「でもでも、下手したら」

「大丈夫。なのはを置いて死ぬことなんてしないから。まぁ死ぬほどは痛かったけれど」

俺は恭也さんの方を見る。

「まぁなんだ・・・」

「私はなのはをこの世で一番大事に思っているからね」

「綾ちゃんが戦う人だっていうのも知っているしだけど、必ず戻ってきて」

「うん」

 戦闘に関してはほんの数分間の戦いだった。
だってね。俺自身恭也さんに1発しか入れてないし長時間戦闘を回避したかったのもある。
あの極限の精神の中で数時間戦うって正気の沙汰じゃないって
俺は今度はリビングルームの方に招待された

「なのはの事は一応了解した。」

「ありがとうございます。」

 俺はカバンの中から二つのものを取り出した。
人数分のシューとポットの中にコーヒーを持参して皆さんに配った。

「戦闘も考えていましたが、本当に戦うことになるとは思いませんでしたが、私が誠意込めて作った代物です。」

「綾ちゃん」

「桃子さん私はまだまだシューも上手には作れないかもしれませんが、しっかりと大切にやっていきたいと思います。」

「うん。」

「コーヒーの件は士郎さんが親っさんに渡したレポートを盗み見して覚えました。」

「今日はどうするんだい?」

「家に帰ってなのはのことを伝えないと」

「私も行った方がいいのかな?」

「大丈夫だよ」

 俺はその足で家に帰ってきた。

「ただ今~」

「おかえりなさい」

 両親が二人いる。
俺は本当にこのようなことを言ってもいいのだろうか、悲しませないだろうか

「お父さん、お母さん話があるんだけど」

「なんだい」

「なに」

「私好きな人が出来てその人とお付き合いを始めました。」

「な・なに。まだ中学生なのに早いのではないか?」

「相手は私の知っている人」

「まぁ・・・うん」

「綾ちゃんの友人で男友達なんていたかい?」

 まぁお父さんがそう思うのは仕方ないなぁ

「なのはちゃんね」

「う・うん」

「ちょっと待ったなのはちゃんは女の子だろう」

「そうだね」

「それは友人としてなのかい」

「私はなのはの事を本当に愛している。あの子と一緒にいたいぐらいに」

「いやいやそれはきっと熱病に侵されたのと同じで錯覚だよ綾ちゃん」

「お父さん・・・」

「家長としてそのお付き合いは許せないな」

「なら」

「お母さんは賛成かな」

「お母さん何を言っているのかわかっているのか」

「世間体もあるでしょうが、この子のなのはちゃんのみる目って女なのだから仕方ないわよ」

「だが」

「孫を抱けない寂しさはあるけれど、仕方ないのかな」

「私は綾ちゃんが安全で幸せに暮らしてほしい」

「うんごめんなさい。でも私はなのはと一緒がいい。本当にごめんなさい。でもあの子のいない世界ではもう耐えれないの?」

「向こうの親御さんは」

「一応許可をいただいたよ」

「そっか」

そういってお父さんは寝室の方に向かっていった。

「お父さん・・・」

「お父さんは大丈夫よ、今は冷静になりたいだけだから」

「うん。お母さんは大丈夫なの」

「私は数年前から覚悟はしていたから」

「ありがとう」

「本当になのはちゃんの所に嫁ぐとはね」

「まだ早いって」

「数年前に綾ちゃんに怒られたの損じゃない」

「そんな事あったね」

「綾ちゃんの人生だから悔いのない様にしなさいね」

「うん」

「それと私の事で言いたいことがあるんだ」

「うん、なのはちゃんとは別の事かしら?」

「そう、お母さんも気にはしてるんでしょ」

「まぁね」

「知人たちを呼んで告白したいんだけど、来てくれるかな?」

「もちろんよ」

「もしかしたら・・・」

「大丈夫よ」

「日時は追って伝えるから、お母さんありがとう」

「うん」 
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