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『黄泉比良坂』

作者:零那
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『海斗&怜』



背後に何かを感じ、ソォーっと振り返る。
其処に居たのは、海斗と怜だった。言葉を発する事が出来んくらいビックリした。

やっぱり此の2人も記憶が欠けてるんかな?てか、一緒に居ったんやなぁって、其れがメッチャ嬉しくて泣きそう。

でも、泣いてしまったら色々聞かれるだろうし、思い出さしたらあかんような事もあるし...。必死に堪えた。

(海斗)
『元気やったか?逢いに来るん遅いし待ちくたびれたっちゅーねん!早よ一緒に前みたいに遊ぼや♪』

(怜)
『此処結構気に入ってる。来て良かったよ。海斗と毎日遊べるし。唯が心配やけど...案外シッカリしてるから大丈夫やろ!』

(海斗)
『てか赤ちゃん産むん?父親探しは?あ、コレ見て見て!!背中!!完成できたし元気出せっ!!』

『...それ、どうやって?』
だって海斗が死んでしまったときは完成してなかった...。それに、記憶無かったとしてもキャラが微妙に...。違和感。

(怜)
『此処は不可能なことが可能になる場合もある。海斗の背中は、俺が[完成さして零に見せたいな]って呟いたら...こうなってた』

...そんなことある?てか、此処って何?自分は生きてる?死んでる?少し、怖くなった。


※参照
『小さな街の、大きな闇。』


 
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