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『幼き貴女』

作者:零那
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『命』



夢に見てたこと
現実とは程遠くて
届かないって
ちゃんと解ってた

どんなに願っても
叶わないって
ちゃんと解ってた

どんなに泣いたって
かえって来ない
二度と逢えないって
ちゃんと解ってた

解りたくないこと
解ってた...
でも縋ってたかった

なのに今こうして
我が身に宿った
貴女を想うと
シッカリしなきゃって

もしかしたらさ
逝っちゃった
誰かの
生まれ変わり?
とか思って

そんなわけ
無いって解ってる
そんな風に
考えたら貴女にも
失礼だなって

此の躰で貴女を
大切に大切に
してくって
無事に産むよって

此処に来てくれて
ありがとうって
...いつか
いつか貴女に
伝えれたらいいな


 
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