| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

長門有希のエラー

作者:huuna@楓奈
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
次ページ > 目次
 

長門有希宅訪問
第1章 : 私のナカミ
  長門有希のエラー 第2話

 
前書き
2話目投稿です。えー、中2女子が書いたただの駄文です。前回よりだいぶ長いです。コメントでここが悪いなどのコメントがあれば善処します。今回も宜しくお願いします。 

 
◆◇◆

長門が家に上がれ、と言うのでお言葉に甘えて上がった。すると、

「何か、食べる……?」

「え?いいのか?」

「………いい。」

長門が家に上がれ、と言うのでお言葉に甘えて上がった。すると、

「何が食べたい……?」

と聞かれた。どうやら夕食まで出してくれるらしい。数秒たっぷり悩み、出てきた答えは、

「じゃあ、ハンバーグ?」

「作ることは可能。だが、材料が足りない。」

おい、長門。目がカレー、って言えって言ってるぞ。

「え~…じゃあ……カレー。」

「了解した。」

と、カレーなら満足げに了解しやがった。

「作るのに時間が掛かる。座って待っていて。」

「え?それは悪ぃし、風呂掃除でもしとくぞ?」

「風呂は掃除済み。お湯も貼ってある。つまりあなたが今、風呂に入ることも可能。先に風呂に入ってきてはどう。」

「え、あ、おう。」

~長門と別れ40分後〜

「ふぅ……って、うお!?なっ、長門!?」

そこで見たのは下着姿の長門だった。

「衣服にカレーがついたので着替えていた。でないとシミになる。」

あ、そういうことか。

「着替え終わった。カレーも出来た。」

「本当か?なら早速頂こうか。」

「はい。」

コト……っと、静かに置かれたカレー皿には、シーフードカレーが、入っていた。

「私の好きなカレー。」

「長門はシーフードが好みなのか。」

「そう。」

「食べよう。いただきます。」

「………………ます。」

もぐ………んっ、美味い……。だが、長門よ。こうして風呂にご飯とは、おんぶにだっこの状態だが、泊まらせようとしてるのか?

「美味しい………?」

「ああ。美味い。」

「そう。」

「長門は美味いか?」

「割と………。」

「そうか。」

「…………ん……。」

心做しか眠たそうなのは気のせいか?

「んん……っ………コホ………」

咳?長門が、咳?

「おい長門、大丈夫か?」

「平気、風邪ではない。」

「そうか。」

「ただ、ここ最近、エラーの蓄積が多くなってきているため、それが原因だと言う可能性もある。」

「エラー?例えば?」

「私は感情機能が搭載されていない。だが、何か、感情『らしきもの』が、発生するようになり、エラーの原因となっている。それが今の状態。」

「感情らしきもの?それはもう感情でよくないか?」

「違う。情報統合思念体の諸事情により、私には極力感情は搭載しないように作られた。だから、感情ではないと判断した。」

それってつまり、長門の気持ちなんかどうでもいいって事か……?

「なあ、なんでお前は感情が搭載されなかったんだ?」

「情報統合思念体は観測するにあたり、必要のないものだと判断され、私には搭載しなかった。」

そんなの………長門は、長門の気持ちは……。

「早く、食べて。冷めてしまうから…。」

「なあ。」

「何?」

長門は相変わらず、液体ヘリウムのような黒い瞳を俺に向けた。

「お前は俺が死んだら、悲しいか?」

「分からない。私のような、対有機生命体には死の概念がよく理解できないから。」

「そうか。」

こいつは、情報統合思念体とやらに作られた、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドなんたらかんたら。だったよな。なら、質問を変えよう。

「長門は俺がいなくなったとしたら、寂しいか?」

「分からない。寂しいがなにか、よく分からない。ただ、いなくなったとしたら、私はあなたを探す。それが観測対象に危害を及ぼす可能性があるならば、尚更探す。」

ダメだ。意味を履き違えている。

「観測対象とか関係がなかったとしたら、長門は俺を探すか?」

「探す、と思う。」

「そうか…。」

やっと、まともな返答が返ってきた。でも、意外な言葉が帰ってきたな。こいつは、なんだかんだで俺を信頼してくれてる、というか、友達だと思ってくれているのか。

「……さま。」

いろいろと考えている間に長門は食べ終わったらしい。

「長門、風呂入ってきたらどうだ?」

「一人で夕飯を食べさせるわけには行かない。」

「そ、そうか……。」

「そう。」

「………。」

「………。」

無言。

「もうすぐ、私は情報統合思念体によって、書き換えられる。」

「え?」

俺は耳を疑った。 
 

 
後書き
どうだったでしょうか?少し、区切りが悪いですが、ご了承ください。それと、◆◇◆←この表示のことですが、誰視点かを示しています。◆◇◆←この表示はキョンで、◇◆◇←これは長門です。その点、把握よろしくお願いします。 
次ページ > 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧