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ポケットモンスター マリン

作者:港龍香
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語ってみよう!

あゆむはある山にいた

あ「ここ?」

ち「うん ここ ここがブルクのいる山」

ちひろに連れられて

あゆむさんはフィアブイズが最後に行った言葉を確認するため 僕に会いにきたんだね

え? あ そういえば紹介してなかったね

僕の名はブルク そう 今あゆむさん達が会おうとしているポケモン

それこそが僕さ

それではあちらがここに着く前に 軽く紹介しようか

僕の名前はブルク 幻想ポケモン と言われている

僕は本が好きでね こうやって本を片手に 人を観察しているのさ

この本はすべてその人の観察しているものさ

その人が生まれてから死ぬまでの一生を この本はずっと書いているのさ

まぁでも僕は一度に読めない

だからこうやって少しの人にかぎって読んでいるのさ

今はそう 分かっている通り

あゆむ なみか ちひろ さいが

この4人の本を読んでいるんだ

さて そんなことしてたら 噂をすればなんとやら

4人が来たみたいだね

あ「君が・・・ブルク?」

ブ「あぁ そうだよ ようこそ」

な「えっ・・・!? 喋った!?」

ふむ 当然の反応か・・・ まぁだが 君にはあまり言われたくないんだよね・・・

ブ「あ そうだ あゆむくん 前日はおめでとう リーグ戦優勝 ざいがくんは惜しかったね そして・・・」

と僕はちひろを見た

ブ「また きたのかい? ちひろ」

ち「勿論だ! 絶対捕まえてやるんだから!」

まぁ 話の邪魔にならなければ いいけどね・・・

ブ「君たちが来たことは解ってるよ フィアブイズのことだろ?」

あ「あぁ・・・教えてくれ 小さい頃フィアブイズと会ったのか? それと僕の足はまた動くようになったんだ?」

ブ「うん最初の質問から答えようか」

と僕がある本を出そうとしたとき

ち「すきありっ!」

とちひろは後ろからボールを投げようとしたが

ブ「君がね」

と下に落とし穴を作って落としたんだ

さ「なっ!? ちひろ!?」

ブ「ついでに君もGO!」

とさいがくんも落とした

あ「さいが! ちひろ!」

な「な・・・なんで・・・」

ブ「まぁ君たち二人のほうが 都合いいんだよ」

と僕は本を取り出した

あ「それは・・・」

これは 記憶消去の本

僕は人ポケモンの記憶を消すことが出来る

そえこれは 記憶を消した人 ポケモンの名前と時間が記されている

それを二人に言ったら

な「それじゃぁ・・・記憶を消したのって」

ブ「そう僕だよ」

と僕はあゆむくん達の名前のあるところページに行き

トランプにその名前を移した

ブ「幻想の世界」

あ「これは・・・」

そういえばリーグ戦でシャクさんが使っていたっけ?

この記憶返しは力が結構必要なんだ

それでこの技で補っているのだ

そして三枚のカードを並べ

ブ「ブックマジシャン」

記憶をそれぞれに返した

それでは話そうか

あゆむ なみか ちひろ さいが

4人が小さい頃に出会ったポケモンの話だ

~~~~~~~~~~~

そう あれは まだミズゴロウを持っていなかった頃

なみかとちひろと一緒に隣町へ行こうとしたんだ

お母さんからのお使いがあったし

なみかもまたお使いを頼まれていた

ポケモンに出くわすかも

そんな気持ちは全くなかった

あの道路は遊び場だったし

優しいポケモンが沢山いる

悪いポケモンはそれこそ奥のほうに行かなければ会えない

つまり 普通に通っていれば会わないのだ

僕たちはそれをよく知っていたからそのまま隣町にいったんだ

あ「えっと お母さんからのお使いは・・・」

ち「にーちゃ かみこれ」

な「わたしも お使いの紙・・・あった!」

あ「なみか その紙みして 量が多いのは最後にしよっ」

な「うん!」

紙は子供でも持てるような量と物ばかりだったから

僕たちは買い物を素早くすませた

帰り道

ちひろは視線を感じたらしく

ち「にーちゃ にーちゃ だれかいう」

と僕の服のすそを掴み ある建物を指差した

建物を見ると 一人の少年がこっちを見ていたのだ

少年はそれに気づくと頭を隠して 窓から見えなくなった

あ「ちひろっ!」

ち「うん! にーちゃ!」

と息を合わせて二人で窓を割った

窓の向こうにいた少年は驚いていた

あ「こんにちは! 僕はあゆむ!」

ち「わたちは ちひろっていうの!」

?「あ・・・はじめ・・・まして・・・」

な「二人ともっ! 人の家の物壊しちゃめっ!だよっ!」

?「全くね」

と次の瞬間 僕とちひろは殴られた

?「全く 人の家に勝手に進入して物を壊すなんて・・・」

?「あっ・・・リンカさん あんまり怒らないで 僕があの子達を見てたのが悪いから・・・」

あ「ううん 僕達が悪いんだよー だってそのまま帰れば良かったのに こうしたしね!」

ち「悪いことダメだからね!」

リ「はぁ・・・さいが」

さ「は・・・はいっ!」

リ「しばらく外にいていいわ 君達も さいがと遊んでくれる?」

あ「勿論ですっ!」

リ「その荷物はここに置いていきなさい 帰りにとりにくるといいわ」

とリンカさんはいって近くのテーブルに僕達の荷物を置いてくれた

な「それじゃ いこ!」

さ「う・・・うん リンカさん いってきます」

リ「いってらっしゃい」

そうして僕たちは町のなかで遊んでいた

しばらく遊んでいると ちひろがまた僕の服のすそを掴み

ち「にーちゃ にーちゃ あそこ」

と路地裏を指差した

僕達はその路地裏に進んだ

突き当たりには今まで見たこともないポケモンがいた

あ「はじめまして 僕あゆむ!」

?「・・・」

な「喋らない・・・ね・・・」

?「・・・フィアブイズ・・・」


ち「ふぃあぶいず? わたちちひろ!」

さ「僕は さいが・・・」

フィ「何かよう・・・?」

あ「なんで 一人でここにいるの?」

フィアブイズはこう言った

フィ「私のせいでみんな不幸せになるの ならここで一人でいたほうがいいもの・・・」

あ「・・・でも 一人でいるのは悲しいよ? 僕達と一緒に遊ぼう!」

僕は まだ小さかった手をフィアブイズに差し出した

フィアブイズはそっと僕の手に手をのせた

それからはフィアブイズを含めて5人で遊んだ

そして僕達は一番道路にいった

優しいポケモンばかりだし

道路で遊んでいれば 怖いポケモンもででこない

でもこの考えは浅はかだったんだ

道路にいった瞬間

いままで お父さんとお母さんのポケモンのような大きいポケモンがいた

僕達はポケモンを持っていない

町に逃げようにも 動いたら きっと襲われる

そんな中 フィアブイズは僕達の前に立った

な「フィアちゃん! 危ないよ!」

フィ「大丈夫」

と僕達に微笑みかけ 大きいポケモンにフィアブイズは言った

フィ「ここから立ち去れ 」

そう言うと大きいポケモンはジリジリと後ろに下がっていた

フィ「今すぐここから立ち去れ 我は超進化ポケモン フィアブイズ也!!」

と大きいポケモンが一目散に逃げていった

さ「・・・すごい・・・」

あ「フィアブイズすごいね!」

ち「すごい すごい!」

な「フィアちゃん・・・」

となみかはフィアブイズの近くまでいって

な「今日はありがと・・・でもね! フィアちゃんがお怪我しちゃなったら わたし悲しいの!だから無茶しないで・・・ね・・・」

そう言うと フィアブイズは笑って

フィ「ありがとう なみかちゃん」

それから 夕方まで僕たちは遊んだ

夕方になってフィアブイズは言った

フィ「そろそろ・・・帰らなきゃ」

ち「ばいばい?」

フィ「うん あゆむくんたちにも帰るところがあるように 私にも帰る場所があるから だからさようなら」

な「また・・・会えるよね?」

フィ「うん! きっと・・・いやゼッタイ会える!」

あ「それじゃ・・・またね! フィアブイズ!」

フィ「うん さようなら!」

とフィアブイズは遠くに行ってしまった

そのあとさいがの家に行き 荷物を受け取って

僕たちは帰ったんだ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

あゆむ君は思い出したようだね

まぁ僕が盗ったから 覚えてないのは仕方ないんだ

この様子ならちひろとさいが君も思い出してるんだろう

まぁ・・たった一人を除く・・・だけど

ブ「どうだい? 思い出せたかい? フィアブイズと会い遊んだ記憶」

あ「うん・・・だからあの時フィアブイズは・・・」

ブ「フィアブイズは強すぎて周りから遠ざかっていた  その時に君たちとあった 君たち あゆむ君は足 さいが君は腕 なみかさんは胴 ちひろは頭 そ
れぞれ重症だったところを自分の体を与えることで恩返しをしたんだ」

あ「でも・・・こんなの・・・」

ブ「大きすぎるかい? でもフィアブイズはそれがとても嬉しかったのさ さてここで問題だ」

と僕はトランプを出す

ブ「ここにはさっき記憶を閉じ込めたトランプがあります」

あ「それが・・・・? 三枚?」

そうすると あゆむ君は考えていた

そう三枚

人数に合わせれば 四枚

だけど僕の持っているのはたったの三枚

さて 気づくかな?

あ(三枚? さいがもこのことに関わってることから トランプは四枚のはず・・・ さいがは覚えてるのか?でもそれだったら僕たちのことも覚えているはず・・・ ちひろ・・・?でもさいがを見てピンっと来てるはずだし フィアブイズの言葉で何か言うはず・・・・)

そうすると あゆむ君は何かを思い出したかのように

後ろを見た

あゆむ君とちひろの幼馴染 なみかがいた

あ「まさか・・・なみか・・・」

なみかは下に向いていた 顔を上げこう言った

な「そうだよ・・・ 私は・・・私はずっと フィアブイズと会ったことを覚えていたの・・・」

そう 僕が記憶消去に失敗してしまったらしく

なみかさんは

フィアブイズと関わった記憶を

覚えていたのだ 
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