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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS

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240部分:第二十一話 劉備、友を選ぶのことその一


第二十一話 劉備、友を選ぶのことその一

             第二十一話  劉備、友を選ぶのこと
 何進が幽州に向かっている中でだ。桃家荘に次々と戦士達が集ってきていた。
「何だ、御前等もいたのか」
「そうよ、久し振りね
 リョウに対してキングが微笑んで言葉を返していた。ロバートにユリも一緒である。
「こちらに来ているとは思ってたけれどね」
「そうなのか」
「他の軍にミッキー達もいるわよ」
「へえ、あいつ等も来てたのか」
「陣営は違うけれど今は一緒に戦うことになるわ」
 リョウにこのことも話すのだった。
「どう?今から楽しみでしょ」
「ああ、凄くな」
 まずはリョウ達だった。そして。
「へえ、あんた達もか」
「はい、そうなんです」
 アテナが草薙の言葉に笑顔で頷いていた。勿論ケンスウや鎮、パオも一緒である。
「私達もこの世界に来ていまして」
「それで今こうしてここに来たって訳か」
「何か。よからぬ気配を感じまして」
 ここでアテナの顔が曇った。
「まさかと思いますけれど」
「ああ、そうだな」
 それに草薙も頷く。
「あの連中もいるっぽいな」
「そうですね」
 アテナは暗い顔になった草薙に答える。
「どうやら。他にも大勢」
「色々とややこしい戦いになりそうだな」
 草薙はその暗くなった顔で述べた。
「この世界でもな」
「はい」
 彼等は何かを感じ取っていた。そうしてだった。
 テリー達もだ。来たのだった。
 彼等の姿が見えるとすぐに舞がアンディのところに来て怒る。
「アンディ、何処に行ってたのよ」
「何処って?」
「そうよ、何処になのよ」
 怒った顔で彼に言うのである。
「一体何処になのよ」
「それはまあ」
「何?私に言えない理由?」
「まさか。そんなのじゃないよ」
「それじゃあ何なのよ」
「俺達もあちこちを旅していたんだよ」
 テリーがその舞に対して話す。
「それでなんだよ」
「あれっ、そうだったの」
「それでここの話を聞いてな。来たってわけだ」
 こうその事情を話すのだった。
「それでなんだよ」
「それならそうと早く言ってくれたらよかったのに」
「言う前に来たじゃないか」
 アンディは困った顔でその舞に返す。
「それでどうしてそんなことを」
「御免なさい。後で納豆スパ御馳走するから許して」
「仕方ないなあ」
「鰐の唐揚げあるか?」
 丈はそれを欲しがった。
「中国には鰐もいるよな。それだったらな」
「ここには鰐はいませんよ」
「何っ、じゃあ鶏の唐揚げだ」
 こう香澄に返す。そうしてだった。
 ここでだ。新たな人間も来た。
 まずは曹操の方にだ。何人か来ていた。
「我もまたここに来た」
「宜しく頼む」
「それでいいかい?」
 覆面の忍者に雲水姿の中年の僧侶にボクシンググローブを両手にはめた大柄の口髭の男の三人だった。彼等が曹操のところに来たのだ。
「如月影二」
「望月双角」
「フランコ=バッシュってんだ」
「ここでまた面白い面々が来てくれたわね」
 曹操はその彼等を見て微笑んだ。
 
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