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守護者に俺はなる!!!

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レーススタート

翌朝、俺達は早朝から始まるレースに向けて準備をしていた。

サンジ「おい、そっちはいいか?」

ルフィ「だいじょ~ぶ」

それぞれ帆を張ったり、錨をあげたりして出向の準備をしている。

ナミ「…やっぱりあの山を指してる」

ルフィ「どうしたナミ?」

ナミ「このエターナルポースは、山向こうを指してるのよ」

サンジ「スタート地点はあっちって事?」

ルフィとサンジが上から降りて来る。

ナミ「ううん。胴元は確かにこの町がスタートだって言ってたわ」

ゾロ「他の船も全然見えねぇぞ?置いてきぼりか?」

ルフィ「ゾロみてぇ」

ゾロ「喧しい!!」

だが、この場所が本当にスタート地点なのか?

ロビン「スタートはここよ。この島にはたくさんの支流があって、正面の河に全て合流するの」

ナミ「正面のって…あれ!?」

正面…即ち先程エターナルポースが指している山だ。

ロビン「皆は他の支流でスタンバイしてる筈。あの山の頂上からがスタートよ」

なるほど。あの時と同じって事か。

ナミ「ちょっと待ってよ!山を登るって事!!?」

ユウ「ナミ、俺達は既に体験してるだろうが」

ナミ「そうだけど…あれは大きな海流があったから」

不安そうな表情で言う。

ロビン「ここにもあるの。何年かに一度、大きな潮の逆流と風が吹く。それを利用するのよ」

サンジ「あぁ…博識だなロビンちゅわん♥」

目をハートにしながらロビンの事を褒めるサンジ。お前といいナミといい、どんな目してんだよ。すると、ナミとチョッパーが何かに反応する。

ナミ「!!風がくる!!ルフィ、ヤードの補強急いで!ウソップは舵をとって!チョッパー、後方で見張って!サンジ君とゾロは左右の障害に中止して!!」

ナミの指示でそれぞれが持ち場に着く。すると、風が徐々に吹き始める。

ナミ「…きた」

そう言った瞬間、突風が吹き船が進み始める。

ウソップ「またトンネルかよ!!」

ルフィ「オホ~~~~!!!」

船はトンネルの中をどんどん進んでいく。トンネルと抜けると、島の運河に出る。そこには、街中の人が集まっていた。

ビビ「凄い人の数…」

レモーネ「そりゃそうでしょ。何年に一度行われてるみたいだし、結構人気みたいよ?」

ユウ「だろうな。でなきゃ、老若男女がこんな時間から集まってないだろうさ」

ナミ「なるほど。パレードスタートってそういうこと」

周りの連中を見ながらそう言う。

ウソップ「おいおいおいおい!俺達結構人気高いんじゃねぇの?」

「「よ~し!任しとけ!!」」

「テメェ等余計な事すんじゃねぇぞ!!」

「一番人気に賭けてんだからよ!!」

「邪魔したらぶっ殺すぞ!!」

応援ではなく、俺達に対する罵声だった。

ナミ「ま、当然の反応よね」

ゾロ「誰だ?ガスパーデって」

ゾロが、このレースの一番人気のガスパーデの事をナミに聞く。

ナミ「珍しい。興味あんの?」

ゾロ「昨夜遅くまで調べてたろ?」

ユウ「そうなのか?」

俺も気になり、ナミの所に行く。

ナミ「ええ」

ユウ「ガスパーデ…どこかで聞いた事があるんだけどなぁ」

俺は昔の事を思い出す。確か、白ひげさんの船で聞いたような気が…

サンジ「他の船が見えて来たぜ。あっちもだ」

徐々に運河が集まり、他の船とも合流していく。すると、この世界では珍しい蒸気船がやって来た。

サンジ「デッカイ船だな。ありゃ蒸気船だ。初めて見たぜ」

ナミ「一番人気ガスパーデの船、サラマンダー号よ」

ウソップ「なんだあの旗印?海軍のマークにバッテンしてあるじゃねぇか!」

ナミ「そうよ。あいつはね、元海軍なのよ」

ユウ「ああ、思い出した」

ナミの一言で俺は思い出す。

ユウ「海兵だったあいつは、海軍を裏切ってあの蒸気船を手に入れ海賊の名乗りを上げたんだった。確か賞金の額は…」

ナミ「9500万ベリーよお兄ちゃん」

俺の代わりにナミが答えてくれる。

ウソップ「へぇ9000…大物じゃねぇかよ!?」

ナミ「そうね、実力的にも要注意人物よ。悪魔の実の能力者みたいだしね」

ビビ「そうみたいですね」

そんな話をしてると、隣の運河と合流し横に来た海賊船から笑い声が聞こえてきた。

「でひゃひゃひゃひゃ!!なんだなんだそのチンケな船は!そんなんでグランドフォールを越えられると思ってんのか?」

ナミ「あれは縛り首のビガロね」

すると反対側からも船が来る。

「「「来た~~!!!」」」

ナミ「ウィリーの船だわ!」

「「「また来た~~~!!!」」」

ナミ「巨人族の船だわ!!」

「ガバババババ!!!」

そして運河は山の方に全て集まり、そのまま登っていく。

チョッパー「うわっ!ちょっ!!傾きがどんどん大きくなってきたぞ!!」

ナミ「大丈夫!問題ないし!!」

ナミはそう答える。他の連中もそれぞれ耐えている。だが…

ユウ(このまま登っていったら、山なんだから同じくらいの傾きがある筈だ。って事は…)

俺は顔を青くさせる。

レモーネ「ユウ?」

ビビ「ユウさん?」

俺の横にいる2人が声をかけて来る。

ユウ「お前ら!全員何かに掴まれ!!!!」

俺が叫ぶと同時に、船は河から放り出される。

『……』

ルフィ「イヤッホ~~~!!!!!」

全員は黙るが、ルフィだけは喜んでいた。河は滝になっており、俺達は一直線に落下する。

ナミ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ビビ「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

ナミとビビは必死になって俺にしがみ付く。

ユウ「レモーネ!能力で体重を軽くしろ!!」

レモーネ「分かったわ!」

レモーネは体重を軽くして浮かぶ。俺は素早く箒を取り出し、ナミとビビを抱きかかえる。因みにロビンはちゃっかり腕を生やして俺にしがみついていた。

『ズリィぞユウ!!』

男連中が何か言ってるが、んなの知らん!船はそのまま落下していき、河に着水した。それを確認した俺達は船に戻る。

ウソップ「おいユウ!俺達も助けろよ!!」

チョッパー「そうだぞ~!」

下りた早々、ウソップとチョッパーが文句を言って来た。

ユウ「いや、普通に考えて全員は無理だぞ。レモーネとロビンには能力使ってもらってたしよ」

俺は抱き着いてるナミとビビを下しながら説明する。

ユウ「後、ボーッとしてる暇ないぞ」

『??』

すると、各海賊船が戦い始める。白兵戦だったり大砲で砲撃したり色々だ。

ウソップ「何やってんだよあいつら!!」

ゾロ「レースがスタートしたんだよ」

ロビン「もう何をしてもOKよ!」

ナミ「ウソップ!後方甲板で見張り!」

ウソップ「!!!俺ですか~~!!!」

泣きながら後方に向かっていった。その間も、他の船では戦いが進んでいる。

ルフィ「アッハッハッハ!!元気だな~皆」

笑っていると、前方が大きくカーブしている。

ユウ「このままじゃぶつかるぞ!!」

前方では、曲がり切れなかった船が座礁している。

ナミ「チョッパー!舵を切って!!」

チョッパー「やってるよ!でも全然きかないんだ!!」

舵も駄目か。

ゾロ「蹴り入れりゃクッションになるか?」

ナミ「できるか~!!…ああ、クッション。ルフィ♪」

ルフィ「ん?」

ナミは事情を説明する。

ルフィ「分かった!ゴムゴムの~…風船!!!」

船の前で膨らみ、メリーがぶつかる。そのままルフィは回転しメリーを進めて弾き飛ばす。

チョッパー「でも…こっからどうすんだよ~~!!!」

この後の事を考えていなかったな。

ロビン「多輪咲き(グランフルール)

するとロビンが能力を使い、船を河の方に引っ張ってくれた。

ルフィ「ナ~イスロビ~ン」

そして無事に着水し、そのまま海に出た。

サンジ「しっかしま~、毎度の事とはいえ、いつもいつもよく生きてるよな俺達」

ナミ「あ、ありがとロビン!私の作戦通りだわ!!」

ゾロ「嘘つけ!!」

ロビン「さぁいよいよね。楽しみましょ」

「「「……」」」

先程の事で、チョッパー、ビビ、レモーネの3人は仲良く気絶していた。

ルフィ「ホントにワクワクしてきた!大分後ろの方だけどよ、これからこれから!やっぱ海賊はこうでなくちゃな~♪」

ナミ「三億ベリー!三億ベリー!!三億ベリー!!!」

「よっしゃー!行くぞ皆ァ!!!「あ、島を出てはいけない病が…」」

『おぉ!!!』

ウソップが後ろで何か言ってるが、いつもの事だしほっといていいだろ。果たしてどうなるかねこのレース。まともに済めばいいけどさ。 
 

 
後書き
ユウの能力ですが、結果はいっそ全部が後半圧倒的に多かったので、載せていた能力全て使う事に決めました!

他にも、追加出来たらその都度お知らせします。ですが、ひとまずは書いてあった能力を使っていきます。ボロボロにならない様に…

悪魔の実の能力として使用はしません。




ハーレムの方は、マキノやマーガレット、レイジュが候補にあがってきています。

何とかこの辺も入れれたらなと思っています。 
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