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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS

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182部分:第十六話 孫策、刺客に狙われるのことその六


第十六話 孫策、刺客に狙われるのことその六

「美味いものじゃ」
「特に黄忠殿」
 黄蓋は黄忠に顔を向けてきた。
「御主とは是非一度一緒に飲みたいと思っておったのじゃ」
「そうですね。私もです」
 お互いに微笑み合って話した言葉だった。
「それでは今から」
「うむ、飲もうぞ」
 しかしであった。ここでだ。長い黒髪に浅黒い肌の眼鏡の美女が来た。緑の目が涼しげであり眉の形も細く奇麗なものである。とりわけ目立つ顔立ちである。
 そして長身で胸がかなり大きい。それを露わにさせた紫の服はスカートの部分の前がかなり深いスリットが入れられて黒いガーターが見える。その美女が黄蓋に対して言うのだった。
「祭殿、それは困ります」
「むっ、冥琳か」
「お仕事は終わられたのですか?」
「それは終わった。だから今からな」
「飲まれるのでしたら夜にして下さい」
 その眼鏡の美女が眉をひそませて言うのだった。
「どうか」
「よいではないか。仕事は終わったのじゃぞ。それにじゃ」
「それに?」
「客人達を歓待しなくてはならん。だからじゃ」
「全く。そう仰っていつも飲まれるのですから」
 美女は困った顔で述べる。
「困ったことです」
「この人は誰なの?」
 馬岱がここで孫尚香に問う。
「凄い奇麗な人だけれど」
「ああ、周瑜っていうの」
 孫尚香は馬岱の問いに応えて述べた。
「揚州の筆頭軍師で水軍の大都督なの」
「それに内政も見られますし」
 周泰も話してきた。
「凄い人なんですよ」
「そうか、あれがか」
 趙雲もその周瑜を見て言う。
「江南の美周郎か」
「噂に違わぬ切れ者のようですね」
 孔明は彼女のことを一目で見抜いていた。
「どうやら」
「それに凄い美人なのだ」
 張飛は彼女の美貌を褒めていた。
「凄く目立つのだ」
 その周瑜がだ。黄蓋にさらに話していた。
「では。今回だけですよ」
「ははは、済まぬのう」
「全く。何かというと飲まれて」
「酒は人生の友じゃ」
 黄蓋の豪快な笑みは変わらない。
「冥琳よ、御主もどうじゃ?」
「私もですか」
「そうじゃ、皆で楽しく飲もうぞ」
 両手を腰にやっての言葉だった。
「それが一番美味いからのう」
「私はまだ仕事が残っていますし」
「それでか」
「はい、夜にでも」
「うむ、待っておるぞ」
 こんな話をしてだった。一行は黄蓋に案内されダック達も交えて酒を楽しむのであった。様々なつまみも一緒になっていてそれも食べていた。
 キングは黄蓋の勧める酒を飲みながらだ。ダックの前のバターコーンを見て言う。
「この世界で前から思っていたことだけれどね」
「何だよ」
「普通にトウモロコシやコーンがあるんだね」
 彼女が言うのはこのことだった。
「それが凄い不思議なんだけれど」
「そういえばそうだな」
 言われて気付いたダックだった。
「しかも美味いしな」
「ふむ。そういえばじゃ」
 タンも言う。
「お茶も普通にあるしのう」
「お茶ってこの時代かなり高価だったんじゃなかったかしら」
 舞が首を傾げながら述べた。
 
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