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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS

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174部分:第十五話 黄忠、思わぬ仕事をするのことその十一


第十五話 黄忠、思わぬ仕事をするのことその十一

「どうなるんだ?これから」
「あの娘可愛いよな」
「ちょっと幼いけれどな」
 こんなことを言いながらも見ていく。そうしてだ。
 親父はさらにだ。孫尚香に対して言ってみせた。
「それだけでわかるかよ」
「まだ隠してるっていうのね」
「小銭なんか何処にでも隠せるだろうがよ」
 あくまでこう言うのであった。怒った顔もしてみせている。
「だからだよ。信じられるかよ」
「わかったわよ」
 孫尚香も合わせてみせる。
「それならね」
「おいおい、いったぜ」
「下もだよ」
「脱いだよおい」
 三人の注目はいよいよ孫尚香に注目する。そうしてだった。
 注意を完全にそっちに向けていた。そこでだ。
「よし」
 それを見ていた孔明が言う。
「今です!」
「よし!」
「行くのだ!」
 四人が一斉に建物の中に飛び込んだ。関羽が閉じられている窓を蹴破ってだ。そのうえで部屋の中に飛び込んできたのである。
「誰だ!」
「誰だ手前は!」
「普段なら名乗るところだが」
 こう返す関羽だった。
「貴様等下郎に名乗る名前はない!」
「何っ!」
「言ったまでだ!覚悟!」
 瞬く間に三人を吹き飛ばす。一人目を拳で、二人目を蹴りでだ。三人目は肩から体当たりをしてだ。それで一瞬のうちに終わらせてしまった。
「うっ・・・・・・」
「つ、つええ・・・・・・」
「何だってんだ・・・・・・」
「またこの三人か」
 関羽はここであらためてその三人を見て呟いた。
「同じ顔がよくもこれだけいるものだ」
「三人以外にはいなかったのだ」
 張飛がここでこのことを告げてきた。
「それ以外は」
「そうか、この三人だけか」
「ああ。しかしこいつ等」
「本当によく見る顔だな」
 馬超と趙雲も関羽と同じことを言った。
「あたし何回か見てるぜ」
「私もだ」
「そうだな。だが何はともあれだ」
「この娘ですね」
 ここで孔明も来てだ。そのうえで言うのであった。
「黄忠さんの娘さんは」
「お母さんのこと知ってるの?」
 見ればまだあどけない顔である。母親の艶はない。ピンクの地に紅の大輪が描かれた上着に下は丈の短いスカートである。ショートの左右をテールにもしている。
「お姉さん達」
「そうだ、すぐに母上のところに戻ろう」
「急ぐのだ」
 関羽と張飛が急ぐ声で告げる。
「いいな、それで」
「お母さんのところなのだ」
「そこに連れて行ってくれるの」
「ああ、馬も用意してあるからな」
「急ぐぞ」
 馬超と趙雲も言ってきた。
「はい、それなら尚香さんと一緒に」
「行くとしよう」
 関羽は倒れている三人を親父に任せてそのうえで孫尚香に服を着させてそのうえでだ。急いで馬を飛ばす。そしてそのうえですぐに街に戻ったのであった。
 街ではだ。今その孫権の行列が来ていた。そして黄忠にもだ。
 人相が見えない、まるで人形の様な男が彼女の背中から声をかけてきていた。
「いいな」
「ええ」
「孫権を射ろ」
 こう彼女に言うのである。
 
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