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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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ヒロシ(電話):「はい、、、わかりました。
あとはこちらで場所を突き止めます」


ピッ(電話を切るヒロシ)




ヒロシはフブキ巡査に電話をしていた。




サトシ:「フブキ巡査、何か言ってたか?」



ヒロシ:「グレンタウンにシルフの動きは
見当たらないみたいだよ」




サトシ:「そうか、、、」



ヒロシ:「サトシはクチバの女の人と
連絡とれたか?」



サトシ:「いや、今日は全く、、。
あっちからの発信じゃないと
会話が出来ないんだ」




タケシ(電話):「あっ、ジロウか?
俺だ、、違うっ、オレオレ詐欺じゃない、、」




マリナ:「えーっと、、」

カタカタッ(ネットで情報を集めるマリナ)








ヒカリ:「今タウンマップを
広げて見てるけど、場所を絞るには
難しいわね、、」



捜索場所を絞ろうとしたサトシ達だったが、
中々場所が決まらずにいた。



ヒカリ:「どうしよう、、」






サトシ:「ヒカリっ、ちょっと
そのタウンマップ広げたままドアに貼ってくれ」



ヒカリ:「え?、、うん」



ヒカリはドアにタウンマップを貼り、
サトシはリビングにあった
モンスターボールからニドキングを出した。



ニドキング:「ニドッ」



ヒカリ:「ニドキングを出して何するの?」



サトシ:「ニドキングに決めてもらおう」



ヒカリ:「え?」



サトシ:「こういう時は
ポケモンの直感が当たるかも知れないだろ?」




サトシはニドキングに捜索場所を
決めてもらうと考えた。



ヒカリ:「当たるかしら?」


ヒロシ:「当たる当たらないは別として
どうやって決めてもらうんだ?」



疑問をもつヒカリ達だが、サトシは続けた。



サトシ:「ニドキング!目をつぶって
タウンマップに”どくばり”を放ってくれ!」



ニドキング:「ニドッ」



ニドキングはドアの方を向き、
サトシの指示に従い”どくばり”を放った。


バババッ(どくばり)


サトシ:「よしっ!いいぞニドキング!」




”どくばり”は見事タウンマップに刺さった。


しかし、、、



ヒカリ:「ちょっと刺さりすぎよっ。
これじゃあどこか分かんないわっ」


無数に放たれた”どくばり”はタウンマップの
3分の二を埋め尽くした。



サトシ:「あ〜、、これは予想外だった」



ヒカリ:「もう!タウンマップが
使えなくなっちゃったじゃない!
場所も絞れないしっ」






ヒロシ:「、、いや、場所は絞れたかも
知れないよっ」



サトシ:「え?」
ヒカリ:「えっ?」


ヒロシ:「だってほらっ」


ヒロシが指をさすと、タウンマップには
一つの街につき複数の針が刺さっていたが
とある箇所だけには一本だけ刺さっていた。


その場所とは、、、




ヒカリ:「、、無人発電所?」



サトシ:「そうか!」


一本の針がさした場所、
それは無人発電所だった。




タケシ:「今、ジロウに聞いたんだが、最近
無人発電所に人が出入りする様子が
目撃されているそうだ」



マリナ:「ネットに呼びかけた結果
ここ数日の間、無人発電所に
どこからか物資が輸送されているみたいだわ」



偶然な事に、タケシとマリナの情報収集からも
無人発電所が挙げられた。

 
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