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カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション

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turn:37 波乱の決勝トーナメント

 
前書き
ついに始まった決勝トーナメント
全国から集まった強豪が一堂に会している
たくさんの人々と出会い、ファイトしてきた
そのすべてを胸にこの場に立つタイガ達
そんな彼らの初戦の相手は……… 

 
タイガの過去に関する騒動から数日
ついに幕を開ける全国大会決勝トーナメントの会場へとやってきたタイガ達
「いよいよだな」
そう言ってタイガはメグミとハジメを見た
「行こうぜ!俺たちの進むべき道へ」
「ああ!」
タイガの声に答えるとともに3人は会場へと向かっていった

Turn:37 波乱の決勝トーナメント

「そう言えばハジメ、お前ここの所見かけなかったけど」
「それが、あの後お袋が熱出してな、昨日までずっと看病してて忙しかったんだ」
「アムさん………」
ハジメの話を聞いて苦笑いするメグミ
「あっ!居ました居ました」
そんな彼らにジンが歩み寄ってくる
ブロンドの女性と赤いコートを着た男性も一緒に居る
「予選の試合みましたよ、本戦で当たるのが楽しみです、あ、こっちは僕のチームメイトで」
「光定ユウジだ、よろしく」
「私は蒼龍アマネ、君たちの話は彼から聞いているわ」
そう言って握手を交わす一同
「二人は日本のヴァンガードを学ぶために海外から留学してきてるんですよ」
そう言ってジンが陽気に話す

「それではこれより開会式と並行して、本戦まで勝ち残ったチームを紹介します!」
壇上でミツキがマイクを片手に司会を務めていた
「まずはAブロック第1位、協会本部所属のエリートチーム、チームフロントランナー!伊吹ソウジ、三和タツヤ、カトリーナ・ロー!」
チームフロントランナーの入場と共に歓声が上がる
銀髪の男性と金髪の男性、そして猫を模したと思われるパーカーを着た少女のチームだ

「ついに俺たち、ここまで来たんだな」
Aブロック2位のチームが紹介される中タイガは会場を見つめる
その手にはあの時受け取った新たなカード

「さあ!続いてはチーム結成して間もないながらCブロックを1位通過!あのチームブラックルーラーを破って本戦出場を決めた、チームクレストロード!本城タイガ、綺場ハジメ、葛木メグミ」
タイガたちが入場する
結成間もないだけあってほかのチームと比べると歓声は少ないが
「みて、あそこ」
メグミが指さしたのは観客席の一角、カムイやメグミはもちろん、シオンやアム、ルーナやコユキの姿もあった
「きっと勝とうぜ」
タイガたちに続いて入場するミオ達ブラックルーラー
さらに次々強豪選手たちが入場してくる
「そして!Eブロックからはユナイテッドサンクチュアリ支部が誇る強豪チーム、チームフーファイターニュージェネレーションズ!」
ジンたちのチームも入場してくる
その中心では陽気に手を振るジンの姿が

「いよいよ始まりましたね、支部長」
観覧席でタイヨウと共に試合を見る赤い髪の男性
ジンの父親でありユナイテッドサンクチュアリ支部長の雀ヶ森レンだった
別の場所にはマモルやクロノ、伊吹の姿も
決勝トーナメントは普及協会の関係者各位も見守るだけではなく、テレビや雑誌などでも大きく取り上げらるため、あちこちに取材と思われるスタッフの姿も見える

「そして最後に登場するのは前回チャンピオン!竜を愛する乙女たち!チームホープ・デスティニー!新導ミライ、先導マコト、櫂ユウカ!」
そして最大のライバル、ホープ・デスティニーの登場にファイターたちの間で緊張感が走る
気にせず落ち着いた様子で入場してくるミライたちだが
「わっ」
「あっ………」
やっぱり緊張していたらしい
途中で躓いて転びそうになってしまう
ファイターたちの間に変な沈黙が流れる中タイガがミライに歩み寄った
「今度は負けねえからな」
タイガのその言葉にミライも笑って返した
「さあ!盛り上がってきたところで組み合わせの発表だよ!」
そう言ってミツキが会場のスクリーンを元気よく指さした
「あっ!」
そしてタイガたちの名前の隣、対戦相手のなまえは「チームFFNG」つまり
「意外ですね………」
そう言ってタイガたちの下へやってくるジン達
チームフーファイターニュージェネレーションズ

一回戦第一試合に登場したのはチームフロントランナー
既に先鋒戦で伊吹ソウジが勝利して現在は次鋒戦の大詰め
「行け!学園特務捜査官 レオパルド・チェイサー!」
カトリーナのメインユニット、レオパルド・チェイサーの攻撃が真紅の伝承 メタトロンに決まる

「クロノジェット・ドラゴンでアタック!」
ミライの勝利で第三試合はチームホープ・デスティニーの勝利で終わった

そして第五試合
いよいよタイガたちの出番がやってきた
「先鋒戦、ニュージェネレーションズ、光定ユウジ、クレストロード、葛木メグミ」
ユウジとメグミがコンソールに立つ
「試合開始!」
「スタンドアップ!ヴァンガード!」

フィールドは惑星クレイ、スターゲートの摩天楼
「BN-PRISM サファイア」
「次元ロボ ゴーユーシャ」

「ディメンジョンポリスか………」
「次元ロボだな、ディメンジョンポリスの中でも特に派手なデッキだ」

「レイテで次元ロボ カイザーグレーダーを攻撃!」
レイテの尾がカイザーグレーダーに叩きつけられる
【超次元ロボ ダイカイザー】トリガーなし
「サファイアのブースト、エメラルでアタック、ドライブチェック」
【BN-PRISM ガーネット】トリガーなし
エメラルの起こした波がカイザーグレーダーを飲み込んだ
【次元ロボ ダイシールド】

「なるほど、見事な攻撃だ」
そう言ってユウジは自らのターンに移る
「だが僕も、簡単に負けるわけにはいかないんだ、全力で行かせてもらうよ、ライド!」
二丁拳銃を手に持った人型の巨大なロボットがヴァンガードとして姿を現した
「次元ロボ カイザード」 
 

 
後書き
次回予告
圧倒的なパワーを駆使して仕掛けてくるユウジ
その激しい攻撃を前に苦戦を強いられるメグミ
だが強力な切り札を前についに追い詰められてしまう
起死回生の一枚としてメグミが選んだのはなんと………
turn:38 王位を継ぐ者 
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