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カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション

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turn:38 王位を継ぐもの

 
前書き
決勝トーナメント一回戦先鋒戦
パワーを生かし猛攻を仕掛けるユウジ
その実力に苦戦を強いられるメグミ
恐るべき能力を持ったユウジの切り札に追い詰められる
逆転をかけたメグミの切り札は……… 

 
「ダイジェット、ダイタイガーをコール、ダイタイガーでヴァンガードにアタック」
「ガード!」
飛びかかってきたダイタイガーをファンディが受け止める
「カイザードでアタック、ドライブチェック」
【次元ロボ ダイウルフ】クリティカルトリガー
カイザー度の放った銃弾がエメラルに降り注ぐ
【PRISM-R リュミエール】トリガーなし
【PRISM-R メルキュール】トリガーなし

Turn:38 王位を継ぐ者

「ダイジェットでアタック」
飛行機のようなユニット、ダイジェットが翼に光を纏い、その先端を刃に変えてエメラルに向けて飛ばした
【PRISM-I ヴェール】トリガーなし

「つらいな、こんな序盤でもうダメージ3か」
「ディメンジョンポリスはそのほとんどが高い攻撃力を持ったパワーデッキ、序盤から積極的に仕掛けることで、終盤の決め手を通しやすくしたんだ」
序盤から多くのダメージを受けるとその分早いうちからガードに気を遣わなければならない
そしてそのために手札を使っていくと、いざというときに不足するといった事態になりかねない

「サンシャイン・ローザにライド!レイテでダイタイガーにアタック」
ダイタイガーはアタックするときスキルでパワーが10000まで届く
ここで処理しておかなければ次も3回攻撃が来てしまう
「ダイクレーンでガード」
「サファイアのブースト!サンシャイン・ローザでヴァンガードにアタック!ドライブチェック」
【BN-PRISM ガーネット】トリガーなし
「ダメージチェック」
【次元ロボ ダイシールド】トリガーなし
「ライド!超次元ロボ ダイカイザー!」
ダイカイザーが力強く構えるとともにその体に光が纏われる

「なんだあれ!?」
「カイザードのスキルだ、ディメンジョンポリスがカイザードの上にライドした時、パワー+5000出来る」

「ダイタイガーでアタック」
「アドリアでガード!」
「行け!ダイカイザー!」
ダイカイザーが拳を振り上げ向かってくる
「(ガードできない………もしクリティカルトリガーが出たら)」
「ツインドライブ」
【超次元ロボ シャドウカイザー】トリガーなし
「セカンドチェック」
控室のタイガとハジメも固唾を飲んで見守る中運命の2枚目
【次元ロボ ダイジェット】トリガーなし
ダイカイザーの拳から放たれた光がローザに襲い掛かる
【PRISM-P プリンセス・ケルト】トリガーなし
「ゴーユーシャのブーストしたダイジェットでアタック」
更にダイジェットの攻撃が決まる
【PRISM-I サンシャイン・クリア】クリティカルトリガー

「早くもダメージ5枚………」
「さすがユウジ君ですねぇ~」
ユウジ優勢のこの状況を陽気に見るジン達
ユウジの父親はシンガポールで大学教授をしている
ヴァンガードの研究のため故郷を遠く離れた父の背中をずっと見てきていた
そんな父に追いつきたくてユウジは海を渡り、この日本へやってきた
父の生まれ故郷であるこの国で、自身の可能性を確かめるために

「ストライドジェネレーション!プリンセス・ラブラドル!」
ガーネットにライドしたメグミはすぐさまラブラドルにストライド
「ガーネットとアリアをコール!ラブラドルのスキルをレイテとアリアに!」
「そう来たか」
ガーネットのラインは今パワー22000
レイテの効果を使えば26000にまで上げられる
「レイテでアタック!」
「ダイジェットでインターセプト」
ダイカイザーに向かっていったレイテの進路をダイジェットが阻む
「レイテを手札へ!表にするダメージはないけどソウルチャージしてパワーをガーネットに!ラブラドルでアタック」
「ノーガードだ」
ラブラドルが祈るように組んでいた手を広げると水柱が上がりダイカイザーを飲み込まんとしていた
「トリプルドライブ!」
【BN-PRISM ガーネット】トリガーなし
【PRISM-Duo アリア】トリガーなし
【PRISM-I サンシャイン・クリア】クリティカルトリガー
「ゲット!パワーはガーネット!クリティカルはラブラドルに!」
水柱がダイカイザーに襲い掛かる
「ダメージチェック」
【超次元ロボ ダイカイザー】トリガーなし
【超次元ロボ ダイカイザー】トリガーなし
「アリアのブースト!ラブラドルでアタック!」
「ジェネレーションガード!イニグマン・パトリオット、更にダイクレーンでガード」
「ターン終了」
メグミの反撃はわずかに届かなかった
何とか次のターンを持ちこたえて反撃に転じたいところだが
「スタンドアンドドロー、コール、次元ロボ ダイジェット、超次元ロボ シャドウカイザー」
「ストライドしない?」
シャドウカイザーはグレード3のカード
これをコストにすればストライド出来たはずだが
「いや、ここで取るべき最善の手、ドッキングフォーメーション!」
声高々に宣言しシャドウカイザーに手を伸ばすユウジ
「シャドウカイザーのスキル!ソウルへ移動!そして山札から」
新たにユウジの手に加わった1枚のカード
「宇宙が、惑星が、友が呼ぶ!スペリオルクロスライド!究極次元ロボ!グレート!ダイ、カイ、ザァー!」
ユウジの叫びと共にシャドウカイザーとダイカイザーが合体していき一つになっていく
そして現れた戦士がポーズと共にガーネットを見据えた
「ただのクロスライドじゃない!あれは………!」
「ダイカイザーよ!今こそその力を解き放て!」
カウンターブラストを支払い更なるスキルを宣言するユウジ

「あれは………ブレイクライド!?」
「ブレイクライドユニットのクロスライド………そんなのもあるのか」

「グレートダイカイザーのパワー+10000、クリティカル+1、更にドライブチェックでグレード3が出れば相手のガーディアンを無力化できる!」
「なっ!?」
ダメージ5で追い詰められたメグミはこのスキルを成功させるわけにはいかない
「剣に宿れ!正義の心!グレートダイカイザー!アタック!」
剣を構えガーネットに向かっていくグレートダイカイザー
「さらにリミットブレイク!高鳴る力よ!今こそ限界の先へ!リミットブレイク!」
その叫びと共にユウジは笑みを浮かべる
「これにより、トリプルドライブの権利を得る」
「っ!完全ガード!」
レイテをコストにアリアを使うメグミ、だがこれは危険な賭け
もしダイカイザーのスキルが成功すれば
「(お願い!)」
「チェック」
【次元ロボ カイザーグレーダー】トリガーなし
【次元ロボ カイザーグレーダー】トリガーなし
【次元ロボ ダイバトルス】クリティカルトリガー

「あっぶねぇ」
「序盤ダメージゾーンに何枚も落ちてたからな、それで山札の中の枚数が減ってたのが幸いしたか、けど………」

「まだ僕の攻撃は残っている!行け!ダイジェット!」
ダイジェットがガーネットに向かっていくが
「ガード!カナリア!クリア!」
これで何とか攻撃は防ぎ切った、だがメグミの手札はわずかに二枚
グレートダイカイザーはクロスライドしている
そう簡単に攻撃は通せないが
「それでも私は………あきらめない!」
そう言ってメグミの引いた懇親の1枚は………
「いけるかもしれない………いや、このユニットにかけるしかない!ストライドジェネレーション!赤丸急上昇 エルプリナ!」

「エルプリナだって!?」
「俺との対戦でエミさんが使ってたやつだ………でも、あのユニットで何を」
今までメグミがエルプリナを使っているところは見ていない
サンシャイン・ヴェールを筆頭にオリヴィアやラブラドルなどほかに強力なGユニットがいくらでもいるからだ
だがこの局面、エルプリナでなければならない理由があった
「エメラル、そして………レイテをコール!」
「しまった!」
メグミがこの局面でエルプリナを選んだ理由
手札にあるレイテを生かすため
「エルプリナのソウルブラスト!レイテとサファイアを手札に戻す!レイテのスキルでカウンターチャージ、ソウルチャージ!エルプリナにパワー+四千もう一度エメラルとサファイアをコール!
ガーネットの後ろにエメラルが
これでパワー18000
少ない手札で決めに行くならこの方法しかなかった
「サファイアのブースト!エルプリナでアタック!」
メグミのアタック宣言にユウジは手札を見つめた
この攻撃を防ごうと思えば防げる
だがトリプルドライブで1枚でもトリガーが出ればリアガードを防げなくなってしまう
「ならば、トリガーという名の裁きに身を委ねるとしよう、ノーガードだ」
「トリプルドライブ!
【PRISM-P プリンセス・ケルト】トリガーなし
【PRISM-Duo アリア】トリガーなし
【PRISM-M アドリア】ドロートリガー
エルプリナの尾がダイカイザーに叩きつけられる
「ダメージチェック………どうやら、本当に紙一重の差だったようだ
【次元ロボ ダイバズーカ】

「うわっ!あぶなっ!」
ユウジの6枚目のカードを見て思わず声を上げるハジメ
ダイバズーカはグレード2だがトリガーゾーンでグレード3として扱うカード
もしあれがトリガーチェックで出ていたら
「おっ、メグミ、やったな」
控室に戻ってきたメグミは勢いよくベンチに倒れ込んだ
「だ、大丈夫か」
「大丈夫、でもさすがに強いわ、自分でも勝てたのが信じられないくらい………ハジメも気を付けて」
メグミの言葉に頷きながらハジメが立ち上がった
[chapter:次回予告]
次の相手は蒼龍アマネ
序盤からユニットの能力を駆使しハジメを追い込んでいく
反撃にも動じることなく冷静なファイトを繰り広げていた
彼女の胸中にあるのは………
turn:39 蒼龍の子 
 

 
後書き
次回予告
次の相手は蒼龍アマネ
序盤からユニットの能力を駆使しハジメを追い込んでいく
反撃にも動じることなく冷静なファイトを繰り広げていた
彼女の胸中にあるのは………
turn:39 蒼龍の子 
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