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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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フブキ巡査:「あっ、初めましてカツラさん!
私、グレンタウンの駐在所で勤務しております
フブキ巡査と申します!」

スッ(敬礼)



カツラ:「ふむ、、こちらこそ初めまして。
最近の若者4人の世話をしている、
名はカツラと申す」



カツラとフブキ巡査は
無線機越しに挨拶を交わした。




フブキ巡査:「Dr.Kという人物は
貴方様でいらっしゃいますでしょうか!?」




カツラ:「如何(いか)にも、、。
ちなみに、Dr.KのKはカツラのKじゃっ」




フブキ巡査:「ずっと探しておりました!
(よろ)しければ是非とも、
事件の合同捜査をお願いします!
あと、資料をネットから勝手に削除して
すみませんでした!」



カツラの記事をネットから削除したのは
シルフではなく、フブキ巡査だった。








カツラ:「そうだったのかの、、、。
まぁ、、ワシからも是非、
合同捜査を願いたい。力を合わせて
事件を解決じゃ!ちなみに、そこにいる
若者3(ヒロシ)は探偵じゃから、
今後とも宜しく頼みますぞっ」



フブキ巡査:「えっ?」


フブキ巡査はヒロシの方を見た。



ヒロシ:「ははっ、、、どうも笑」



フブキ巡査:「なるほど、、どおりでっ」



カツラ:「またの名をバロ、、、
いや、何でもなかった。とにかく今日は
ヒロシ君に色々と情報を預けてくれたら
ありがたいっ。
ワシらの情報はヒロシ君っ、君が
フブキ巡査に伝えとくれっ」



ヒロシ:「わかりました!」


フブキ巡査:「了解です!」



カツラ:「でわ、ワシはこれで失礼する」



ピッ(無線機)



カツラとの話はここで終わった。




フブキ:「まさか貴方がDr.Kと繋がって
いたなんて、、、」



ヒロシ:「俺たちも、カツラさんの資料を見て
ポケモン消滅事件を追う事にしたんです、、。
それぞれの大切なもの(ポケモン)を
取り戻すために、、、」




フブキ巡査:「そう、、、わかったわ!
私もポケモンは好きだもの!
このフブキ巡査、捜査に協力させて頂きます!」


(敬礼)



ヒロシ:「お願いいします!」



こうして、
コジロウ達に続くサポーターがついた。




フブキ巡査:「、、、そう言えば、
母さんがヒロシ君に古代書を渡したって
言ってたけど、あれ読んでみた?」



ヒロシ:「、、、それが、
一応目を通したんですけど
古代文字の解読に時間がかかるみたいで、、。
あの古代書の事、知ってるんですか?」



フブキ巡査:「あれは、この町に伝わる
古代書、、。実は以前、シルフと思われる
連中がこの町に来たのよっ」



ヒロシ:「シルフがグレンタウンに?」



フブキ巡査:「えぇ、、噂じゃ、
カントーの歴史を調査する為とか
言ってたけど、何だか怪しくてね、、。
博物館やふたご島を調査していた所に
潜入した結果、シルフは
あの古代書を探していたわ、、。」


ヒロシ:「えっ?」



フブキ:「でもまぁ、実はあの古代書を
最初に見つけだしたのは私なんだけどねっ。」


ヒロシ:「えっ、フブキ巡査が?」



フブキ巡査:「えぇ!私が子供の頃、
母さんが私に教えてくれたの!
”グレンタウンにはカントーの誕生を
綴った古代書が存在していて、
グレンタウンの先祖代々はその古代書を、
カントーの”始まりの象徴”として
ふたご島に(まつ)ってあるって」



ヒロシ:「古代書がふたご島に、、」



フブキ巡査:「でも、今まで古代書が
発見された事は無かったでしょ?
だから潜入捜査する前にその話をもう一度
母さんに聞いたの。そしたら、母さんの推測では
時代が流れるに連れ地盤が緩み、
祀っていた古代書は地下深くに
埋もれてしまったんじゃないかって、、。
だから私は、古代書がふたご島のずっと
深いところにあるんじゃないかと思い、
シルフ社員が居ない夜中に探しみたらなんと!
見事見つける事が出来たって訳なのよ」




ヒロシ:「そうだったんですか、、」




フブキ巡査:「見つけた後はすぐ
母さんに送ったからシルフにはバレずに
済んだんだけどねっ」




ヒロシ:「良くそんな深く穴を掘りましたねっ」




フブキ巡査:「シルフが調査してた片方の島に
夜な夜な忍び込んで穴掘りマシンを
持ち出してきたからねっ」



ヒロシ:「それ泥棒と変わらな、、」



フブキ巡査:「とにかくっ!
シルフの動きと古代書、何か関係が
ありそうね!ヒロシ君!私が知ってる
情報を貴方に教えるから、貴方も
何か知ってたら教えてちょうだい!」




ヒロシ:「勿論そのつもりです!
じゃあ先ず、俺達がいま得ている情報に
よると、、、」



その後、
ヒロシとフブキ巡査は情報を交換した。

 
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