提督はBarにいる。

　さて、お次も仕込んで冷凍しておいた肉を使う。家によくある調味料を使って作るバーベキューソースを使って作る『バーベキューチキン』をご紹介。

《手軽に作れる！バーベキューチキン》

・手羽元:10～15本

・ケチャップ:大さじ2

・中濃ソース(無ければとんかつソース):大さじ2

・マーマレード:大さじ1

・ハチミツ:大さじ1

・おろしにんにく:1片分

・おろししょうが:1片分



　使う肉は手羽先やモモ肉でもいいのだが、今回は食べやすさと食べ応えを考えて手羽元をチョイス。後は上記の調味料を混ぜ合わせてバーベキューソースを作り、漬け込むだけ！漬け込み時間は一晩～半日。バットに漬け込んでもいいが、ジップロックや厚手のビニール袋などで空気を抜いて真空に近い状態で漬け込めば、味も染み込みやすくなるから時短になるぞ。そのまま冷凍もしやすいしな。

　焼く時には家でやる場合には200℃に余熱したオーブンで15～20分。フライパンで焼く時には強火で焦げ目を付けたら、弱火で蓋をしてじっくり火を通そう。バーベキューで調理するなら鉄板でも焼き網でもお好きな方で。今度もバーベキューで食べて楽しい骨付き肉の代名詞『スペアリブ』……それも、バルサミコ酢を使ってちょっとオシャレな甘辛味に仕上げた一品を。




《バルサミコソースで！柔らかスペアリブ》

・スペアリブ:600～800g

・バルサミコ酢:大さじ4

・醤油:大さじ4

・酒:大さじ4

・ハチミツ:小さじ4

・玉ねぎ:1/2個

・おろしにんにく:1～2片分

・ハーブソルト

・黒胡椒




　玉ねぎをすりおろし、ハーブソルトと黒胡椒以外の調味料と合わせてバルサミコソースを作る。

　スペアリブの骨と肉の間に、包丁で切れ目を入れておく。これをしておくと漬け込んだ時に味が染み込みやすくなるし、食べる時に骨離れがよくなる。更に漬け込み時間を短くしたいなら、フォークで刺して細かい穴を数ヵ所開けよう。

　スペアリブにハーブソルトを刷り込んで下味を付ける。少し多いかな？位の量の方がしっかりと香りも付くからオススメだ。

　ハーブソルトが馴染んだら、ジップロックに肉とソースを入れてよく揉み込んで、空気を抜いてから冷蔵庫で寝かせる。時間は3時間～一晩。漬け込めたら後は炭火でもフライパンでも美味しく焼ける。

　バルサミコ酢とおろし玉ねぎの働きで柔らかくなったスペアリブは、かぶりつくと骨からスルスルと容易く離れ、その甘辛い中に酸味のあるソースが、肉の旨味を引き立てる。

「美味っ！美味っ！」

「お酒にも合うわぁ～♪」

「おにぎりとも合いますねぇ！」

　チキンもスペアリブも、概ね好評なようだ。お次は……お、立派な茄子が残ってるな。お誂え向きに豚の薄切り肉も残ってやがる。そんじゃあ茄子とその他何種類かの野菜を使って、『野菜の肉巻き』でも拵えますか。

《色んな野菜で！夏野菜の肉巻き》

(茄子の肉巻き)

・豚バラ薄切り:6枚

・茄子:1本

・薄力粉(あれば):少々

　茄子はヘタを落とし、縦に6等分になるように櫛切り。そこに豚バラを隙間なく巻き付けてやる。あれば薄力粉をまぶし、爪楊枝などで肉を固定していないので、焼いて肉が固まるまではあまり動かさないように。野菜にもじっくり火を通す為に、フライパンでやる時には中火より少し弱めに、炭火なら火力の弱い端の方で焼こう。シンプルに塩コショウでも十分美味いが、お好みで醤油か焼き肉のタレを垂らして軽く焦がしてやっても美味いぞ。



(ニンジンとオクラの肉巻き)

・オクラ:8本

・ニンジン:1/2本

・豚モモ肉薄切り:8枚(小さければ16枚)

・ほんだし(あれば):少々

・片栗粉(あれば):少々


　オクラは板ずり(まな板等の上に塩を撒き、その上で転がして産毛を取る事)をしてヘタを取る。ニンジンは皮を剥き、細切りに。

　あればほんだし、無ければ塩を加えてサッと下茹でする。この後に焼くので完全に火を通す必要はない。サッと火が通ったらザル等にあげて粗熱を取り、モモ肉の薄切り肉で巻いてやる。

　あったら片栗粉を軽くまぶし、焼いていこう。フライパンでやる場合は肉の色が変わったら、酒、醤油、みりん、砂糖などを加えて照り焼き風の味付けにしても美味いぞ。ニンジンの甘味とオクラの粘り気の相性が面白い。

(ズッキーニとピーマンのチーズ入り肉巻き)

・豚モモ薄切り:12枚

・ズッキーニ:1本

・ピーマン(大):6個

・クリームチーズ:30g

・塩コショウ:少々

　ピーマンはヘタを落として中の種とワタを取り、細切りに。ズッキーニは角切りにして軽く炒めるか焼くかして、火を通す。

　クリームチーズを室温に戻して柔らかくなったら、火を通したズッキーニを加えて和える。この時、塩コショウで軽く味付け。

　細切りにしたピーマンとズッキーニのチーズ和えを肉に巻いていく。2枚使って縦横に巻き、チーズの漏れを少なくする。……まぁ、わざと1枚だけで巻いてチーズを溶け出させ、チーズを焦がすってのも美味いんだがな。

　後は焼いていく。こいつはバーベキューでやるなら鉄板推奨だな。チーズが溶け出して炭火に落ちると煙が酷いからな。和風の味付けが意外と合うから、これも照り焼き風がいいかな。



(エリンギと野菜の肉巻き)

・エリンギ:2本

・ニンジン:1/2本

・小松菜(茎):8本

・豚バラ:8枚

・塩コショウ:少々



　今度はジューシーなエリンギと、シャキシャキ食感を活かせる野菜2種類を使った肉巻き。エリンギは4つに割り、ニンジンも細切りに。小松菜の茎はサッと洗って水気を切っておく。


　軽く塩コショウした豚バラで巻いていく。これも楊枝なんかで固定はしないから、隙間なくきっちりと巻いていく。

　後は焼いていくだけ。これはサッパリとした味付けが合うから、かいわれ散らしてポン酢をかけて……なんてのは美味いだろうな。もちろん、塩コショウだけでも美味いぞ。



(トマトのイタリアン風肉巻き)

・豚ロース薄切り:8枚

・トマト:1個

・とろけるスライスチーズ:4枚

・バジル:8枚※無ければ乾燥バジルでOK！


　お次はちょっとオシャレなイタリアン風肉巻き。トマトはヘタを落として、8等分になるように櫛切り。トマトの大きさによっては12等分なども有り得るから、その辺は肉やチーズ、バジルの分量は調節な。とろけるスライスチーズは半分に切る。

　豚肉を広げて櫛切りにしたトマト、半分にしたとろけるスライス1枚、バジルの葉を1枚載せて、巻いていく。豚肉は幅の広いロース肉を使用。無ければモモ肉を2枚繋げて使おう。……あ、バジルも無ければ乾燥バジルを振るだけでいいぞ。香り付けにはなるからな。後は普通の肉巻きの要領でピッチリと巻き、巻き終わりを下にして焼いていこう。

　肉の色が変わったら盛り付け。塩、黒胡椒を仕上げに振ると更に美味しく仕上がるぞ。





　肉巻きはこんなもんか。さてさて、お次は何を作ろうか。