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神装使いの無敗技師

作者:kazamiya
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第一話 後編


「・・・・・・え?」

最初に目に写ったのは様々の形の〈神装〉を手にしている5人の男女が立っていた
え、あっこれはどうやら見る方ではなくむしろその逆の闘う方だと・・・・・・
少し固まっていると

「はっ!何だこいつは?今日は女性じゃなかったか?」
「情けないね・・・まさか勝てないと思ってついに男に頼んだの・・・・・つまらないの」
「おい、よせよ・・・まぁ今回も勝たせてもらうけどな」

相手のチームが何か言っていたよな、別に関係ないし・・・

「すいません、間違えました。」

小声で言い、相手に背を向けて歩き出した・・だが

「おい!逃げんのかよ・・・・腰抜けが!!」
「・・・・(ピタッ)」

今なんて言った?・・・腰抜け・・・腰抜けか・・・そうか腰抜けか・・・フフフッそうかそうか
別に、今関係ないけど。ただ今回出る人たちには申し訳ないけど・・・・・

「・・・・・・(ザッ!)」
「おっ!やる気になったか!!そんじゃいくぜぇ!!!」
「おい待て!まだ始まっていないぞ」

眼鏡をかけた女性が止めるもいうことを聞かず
ロングブレードを構えながらこちらに向かってきた。
やれやれ・・・少し教えてあげるか・・・・・・
いつの間にか腰に指していた白銀の刀に手をかけた

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「なんでどこの化粧室が埋まっているって聞いてないよ~」
「・・・仕方のない事だが、長かったな・・・」

二人は急いで会場の中を走りながらデバイスを確認する
時間を見ると、もう始まっている時間だった
・・・・あぁもうどうしよう・・これで終わるのかな?
そんなマイナスなことを思っていると近くから観客のどよめきが聞こえてきた。
一体何が?

「・・・もうすぐ出口」

二人が出てくると目の前には信じられないものが広がっていた
今日私たちが闘うはずだった。相手チームがボロボロになっていてしかも彼らが持っていたであろう〈神装〉が真っ二つに切られていた。
私は、周りを見ているとすぐ近くにいた少年が半壊した刀を持っていた。まさかあの人達を彼一人でやったというの?いや彼等はランキング戦でも上位のはず・・・なのに・・・一体何をしたの?
たくさんの疑問がある中

「                」

観客の声で何を言ったのかわからなかったけど、少年が立ち去ろうとした時、黒服の人達が少年の周りを取り囲んでいた
あの人達は・・・・学園長直属の人達じゃない

「一緒に来てもらおうか」
「えっ?ちょっとま」
「問答無用!捕まえろ!!」「「「「了解!!」」」」
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ_____」

少年は後ずさりしてすぐさま逃げようとしたが、すぐに捕まり
そのまま連れて行かれた。
一瞬呆然としていたがすぐに戻り

「い、一体何なのよ・・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あ~~~~~もう」
「少し黙ってくれないか?・・後、いい加減歩いてくれない?重いからさ」
「・・・・・・・」

長い廊下の真ん中で少年は、見覚えのある人物に引きずられていた。
最初抵抗していたが段々、無駄ということが理解したらしくこうしてされるがままになっていた

「いやいや、マジでもうすぐ立てよ・・久しぶりに会ったっていうのにだいぶ変わったな。」
「わかったよ・・・3年も経てば、流石に変わるよ」
「そうか・・・・・着いたぞここだ。」

すぐに立ち上がりホコリを取り払いきちんと服装を整えて扉の前に立つ
いつ来てもここは緊張するな・・・・いや・・もう行くしかないな

「じゃあ忙しいから戻るわ」
「ああ・・・なんかごめんな」
「おう・・・じゃあな」

かつての友人に手を振り、自分は扉のドアを軽く3回叩いて

「鳳 志乃入ります!!」
「入って」

ドアを開けると。同じ学生服を着た少女が机に座りながら仕事をしていた
自分が入ったことを確認すると手を止め

「まず・・・正座して」
「えっ」
「正座」(ニッコリ)
「はっ、はいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

やばい・・・凄く殺気が感じる笑顔だ・・・・いやー凄く怖い
すぐに正座してなかったら殺されるだろこれは

「まず・・・言いたいことがたくさんあるんだけど」
「は、はい」(ダラダラダラダラダラ)

さっきから冷や汗が止まらない

「君は・・・・一体何をしてるなかなぁ」
「あ、いや、別に・・・・」
「言い訳は













いいからね?」

なにこれ・・・・もうなに?・・・・泣きそう
すると彼女は椅子から立ち上がりこちらに向かってきて

「全く・・・君はいつもいつも・・・・・」
「・・・すいません」
「今回は相手が軽傷で済んだけど君が本気になったら__」
「ほんとすいません・・・・」

彼女は何か言おうとしたが言うのをやめ

「ま、それよりも・・・・・志乃君・・いや鳳 志乃!!」

彼女は急に改まった顔をして

「霊桜学園学園長日白 桜の名のおいて君の編入を認めよう・・・お帰り志乃くん」

いきなりだった・・・二年間、長いようで短かったけど
それでもやっぱり_______
僕は正座から立ち上がり

「ああ・・・・・ただいま桜」
「・・・・うん・・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「・・・・や、やっと終わった・・・・・・・」

机に突っ伏しながらとなりにある数百枚の紙を片付けていた。
あの後迷惑をかけたとしてその分の仕事をこなすということで
数千枚の紙を片付けた。
それを見上げるともうすっかりと夜になっていた。
そういえば、泊まるとこ教えてもらってないような・・・・・・
そんなことを思っていたら、身支度を整えた桜が

「志乃くん、もう終わったの?早いねえ」
「前にもやらされたからもう慣れた。」
「そう・・・・・ああ、そうだ、泊まるとこ教えるから一緒に帰ろ」
「わかったよ・・・ちょっと待ってすぐに整えるから」

すぐに身支度を整え、しっかりと鍵を閉め、学校を出た。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「今日から・・・・・うふふ・・楽しみだな・・・♪」
「なんか言いました?」
「いや別になんでもないよ・・それよりもこれ」

志乃は不思議そうにしていたが
桜はポケットからデバイスを取り出し、渡した。
とにかく受け取ったデバイスを白衣にしまったところで

「着いたよ・・・・・前より少しだけ改装したから。」

指をさした先には、寮があるのだが広さがホテル並みになっていた。
おい!少しじゃないじゃんだいぶじゃん
少し固まっていると

「入るよ~」
「・・・・・・・はっ!わかった。」

学生寮に入るといきなり

「志乃くんはどうするの?ご飯にするの?」
「あまりおなか空いてないし、それよりも早く休みたいです。」
「君の部屋は807号室だから」
「では明日」

近くのエレベータに乗り807号室へと向かう
あ~~~早く休みたいーーーー
そんなことを思っていると。もう着いたが何故か桜がいる
あれ?

「・・・・・なんで、まだいるの?」
「え?何言ってるの?志乃くん」

桜が不思議そうにこちらを見てくる
え?なに僕が変なのか???

「あれ?言ってなかったけ?私も君と同じ部屋だから」
「・・・・・・はい?」

ちょっと待って・・・・・え、は?同じ部屋??・・・・・おかしいな・・・

「あなた女性、僕男性」
「うん、そうだね~~」
「・・・・・・・・・・・・・・・嘘だぁ―ーーーーーー」

思いっきり叫んだ 
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