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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:ケン009
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1部 始まりは突然に
1章 始まり
  平和な日々から波乱の日々への始まり 戦闘はお披露目ですよね

 風都は、風が止まらないすごく住みやすい町だった。
海鳴も海と山がある自然が多い町で、俺は引越ししてきたばかりだがかなり気に入った。
はじめての町は探索もしたくなって、散歩がてら外に出た。

 そして、少し寂れた海辺の工業地を歩いていたら、
なんとなくあぶない刑事を思い出し、
危ない刑事のエンディングように走って雰囲気を楽しんでたら、
怪しいワンボックスを発見。
あいにく生前車に興味がなかったから車種まではわからない。
昔なら絶対に近づかないであろうが、
思考が童心になっているので、好奇心旺盛な俺は警戒心ゼロで近づいて・・・気を失ってしまった。
 
 気づいたら縛られていた。
現在捕まっています。
こんなの簡単にはずせるのだけど、なにかの事件に巻き込まれたって所か
平和な世界だから気配忘れてた・・・
今まで平和だったのに・・・流石魔都海鳴ってとこなのかな
まぁAPTX4869を飲ませれないだけましかもしれない
周囲を確認したら幼女が二人縛られてた。
一人は金髪
一人は紫の髪の女の子

 一人は勝気そうな女の子で
もう一人は深窓の令嬢
見た感じ服装もいいもの来ているから
営利誘拐に捕まったのかな?
とらハにこのようなキャラいたっけ?
猿ぐつわされてないから会話はできるっぽい
とはいえ2次元と3次元だから雰囲気が違うってことも・・・

「ハァ~…」

 本当にとちった。
これ絶対に厄介事+脱出のプランの成功率が低くなったって感じ。

「あ、あの・・・?」
「ん?」

 紫の髪の女の子が話しかけてくれた
助かる。
どうやって話しかけようか悩んでいたところだし

「ごめんなさい。私たちが誘拐されたところに居合わせたから貴方まで・・・。」

「気にしないで、好奇心でそうなったわけだし、言ってみれば俺の不注意」

 いざとなればこんな縄すぐにほどけるし

「!?」
 
 二人はびっくりした表情をしている
見た目は子供だが、いい年したおっさんが、幼い女の子に文句を言っても始まらない
言葉使いの俺だけはなかなか治らない。

 すこしだけ動きますか
盗賊技能で縄抜け
そう言って俺は椅子から立ち上がり様子を見る

「アンタ、手の縄どうしたの?」

「抜けた、あんなやり方なんてすぐ抜ける。トーシローだね。」

TRPGの技能があってよかった。
無くても忍者マスターガラの技能でなんとかなったと思う。

 やはり攻撃一辺倒な能力じゃなく
このようなこともやはり役立つ。
でもすこし変に肩を動かしたからすこしからだがいたい
身体的にはかなりマイナスだよな
体力面では流石にね
ま、縄を抜けれたからよしとするか。

「・・・さて。連れて来られたみたいで、ここは二階ね。それに窓も無し」

 どーしよっかな・・・?
いつの時代なのかな
3だったらいいけれど
それ以外の時代ならだれかいたっけ
リスティの警察協力は3だったし
陣内さんは良くわからないし
神咲薫さん退魔師だから関係なしで
御神や不破は・・・1や2の時代ならあるのかな
でもいたとしても関係性がないからなし
こんな時風都ならおやっさんが来てくれそうだけど
はぁ~やはり自分で何とかするしかないのかな?
あまり目立った行動はしたかったんだけど

「ちよっと!私とすずかのも切りなさいよ!」

「はいはい!」

こっちの紫の子はすずかというのか

「アリサちゃん・・・」

 金髪の勝気そうな女の子は「アリサ」
アリサ…アリサどっかで聞いたような名前だけど
いたなぁアリサ・ローウェルって
だけどアリサ違いか
確か友人居なかったはずだし
亡霊じゃないしね
シチュはよく似てるか
はぁ・・・でもすこし静かにして欲しかったなぁ・・・こんな大声出されたら・・
すずかって子も気づいたからああいったんだろうなぁ

「なんだ?今の物音は?」

「き、貴様!どうやって?」

 音を聞き付けて多分見張りの人達がやってきちゃったね。
そりゃそうなりますよね
俺は下に無造作に落ちてあった木の棒を走りながら摑んで、男に向かって鳩尾に攻撃をした。

「ぐらぁ!」

 気絶攻撃技斗月(とげつ)
今回は上手くいったみたいだな
当たり前だけど気絶しない場合もある。
気絶しなくてもいたいのには違いないのだけど

「でも厄介なことになりそう」

「どういうことよ?」

「気づかれちゃったから」

「気づかれずになるべく立ち去りたかったけれど・・・」

 ある程度の人数ならなんとかなる。
俺自身チートだし、
ただ面倒な事にはあまり首を突っ込みたくなかっただけだし
俺の言葉で二人は一斉に口を閉じた。
静かだな。
どうやらあそこで伸びてる人達以外には気付かれちゃいない。
結構広い倉庫ってことはわかったぐらいか

「ど、どうしようアリサちゃん・・・。」

「大丈夫。きっとすぐに助けが来るはずよ・・・。」

 事態が事態だからか、二人は弱々しい声を漏らしている。

「二人とも、ここで待っていてほしい絶対に動かないでね。」

 偵察とここから脱出できるルートが見つかるか探しに行かないと
コナンがいつも言う気持ちが本当にわかるよ
コナンなら動くんじゃねーぞてめえら
よく考えると彼口調が汚いよね
育ちがいいはずなのに

「ちょっとお姉さん!?何考えてんのよ!?」

「そうだよきっとお姉ちゃんたちが探してくれるはずだから…」

 そうだよね
この状況では子供だろうと大人だろうと摘みゲーに近いし
力があるなら使わないとね
お姉ちゃんが来たら人質が増えるだけでしょ
でもとらハの女性陣は強い人が多いけれど・・・
愛さんとか小鳥とか来たらアウトだけど
力を持っている元男なんだし何とかしないとね。
お姉さんねぇ・・・身長から言ってそう感じても仕方ないか

「多分まだ助けは来ないと思う。外の動きもいまだ無いしね。
まってても事態は悪化する可能性もあるから、様子だけでも調べに行こうと思うの?
私って意外とすばしっこいのよ。だから大丈夫」

 にっこりと安心できるように微笑む
慣れてきたとは言え自己嫌悪してしまいそう。
二人を安心させることが第一

「そ、それはでも・・・」

「なら絶対に無事で戻ってきなさいよ。」

「行ってきます。」

 俺は背中を見せVサインをして歩き出した。
俺の魔眼では助けはまだのようだし、ここで待っていても、
助けがくる前にアリサがいるってことは
ローウィルエンドなら・・・最悪犯され殺される可能性だってある。」

 それは目覚めが悪いな
特に、偶然現場を見ちまった俺は口止めとしては殺される可能性もあるはず
ここは普通の都市ではなく海鳴
ゲームでは忍者がいたり、吸血鬼などがいたり、超能力者や霊能者、のちには魔法使いが生息する魔窟の都市なんだから余裕こいてちゃ危ない可能性もある
そのせいでこのような面倒くさい事にもなってるし…
いくら特殊能力が豊富でも使用回数が限られている今の自分には余裕をこいていることはできない。
それにこの特典をもらって気づいたが、神経は以前と変わらないからどこまで意思を強くもって行えるかが
今の勝負の鍵だと思う。
生き死にの戦いなら分が悪い
殴るけるなら
格闘技をやっていたからまだ耐性のはあるが
人を殺すかもしれないことは、
現代日本人には絶対に精神的ストレスが多くなり不利になることはわかってる。

あっ忘れてた。
見張りが来たせいですっかり忘れていた
少し先ほどの少女の所まで戻った。

「そうそうとりあえず縄だけ切っておくわね。」

 盗賊7つ道具の一つで縄を切って
これで自由になりました。

「どこから出したのですか?」

「手品だと思ってくれたら良い。」

 二人とも自由になった腕を軽く回したりして
異常が無いかどうかを確認する。

「ありがと。」

 アリサと言われていた女の子はそっぽを向いてお礼してくれた。
これがツンデレっていうやつなのか初めて見た。

「本当にありがとうございます。」

「多分あざとかはならないかもしれないけれど、マッサージなどはしておいたほうが良いから」

 ここからなら下は見えないから、魔法で偵察も良いけれど
ここで戦ったらこの子たちもいるからめんどいので下に行ってからゲリラ戦で戦いますか?

「無理しないでね」

「気をつけてください」

「はいはい、大丈夫だからそこで大人しくしていてね」

 俺は少し歩いてから扉が見えたので、力ある言葉を発した。

沈黙(サイレンス)

 この呪文は音を消す呪文で扉の音が出ないようにする
そして俺は扉を開いた。
部屋の外は、倉庫でもある場所だから
多少、所々が老朽化して錆びているような箇所もある。
使われなくなって何年もしているのかもしれないな
多分このつくりだったら向こうに階段があった。
伊達に派遣で工場勤務をしていたわけじゃない
大概作りってよく似てるよなぁ

「階段下に見張りは、いない」

 音を立てずに歩く技術が盗賊スキルにあるから、
こんな時は本当に役に立つ。
すこし様子を見ていると、向こう側から人の声が聞こえる。
容姿は外国人が多数で会話も日本語じゃなくドイツ語か

「さっきの娘達どうするんだろうな」

「目的の娘は人質だが、あとの二人は何かにするんじゃないか」

「全部終わったら売るかもしれないしなぁ」

「その前に俺達にも楽しみをくれないとなへへへ」

「身長の高い奴はちょうど使えるんじゃないのか」

 これがまぁ100歩譲ったとしてアリだとしても
全員10歳以下の子供だぞこいつら
日本人は童顔って言われてるからって無理あるね。
でも身長から言ったら俺だけは大丈夫だと思われても・・・
ぞっとする考えを吹き飛ばしながら様子を見ていた。

 やはり営利誘拐の線か
それからすこしして下の男達が離れていく
やばいな
マジ、ローウィルエンドになってしまう

 ドガンッ!

 行き成り俺の後方から大きい音が後ろから聞こえてきた

「何の音だ~」

「調べに行くぞ~」

 当たり前だが俺のミスではないな!!
いやな予感がする
こんなときの予感って当たるんだよな
観念して後ろを向くと
そこには愛くるしい2人の
小悪魔がいた
先ほどの女の子二人がそこにいた

「ん~」

「大丈夫アリサちゃん!?」

 コナンのベイガーーストリートの亡霊のパターンでちょっとやばい

「おい、餓鬼が逃げたぞ~!」

 前方に警備と思われる男がこちらを見て大替えで伝えていた。
くそ、さらにヤバいタイミングでばれた!!
ここで次にとるべき一手は…!

俺は先ほどの木の棒を使い警備の男に走って近づき戦士技能の一つ
『斗月』(とげつ)を使いみぞおちあたりを突いた。
目の前の男はモロくらい前のめりで倒れたって言うか死んでないか?
息はしてるっぽいから大丈夫そう。

 俺は後ろを振り向いて2人の手をとり上に逃げる。
先ほど途中の通路にあった窓をけり壊し、
2人の手をとり飛び降りた。

「「きゃあああああああああああああああああああああああああああああ」」

 俺は自動落下中に力ある言葉を発する

浮遊落下(レージェント)

 悲鳴が大きいので一瞬手を離すところだったか何とか放さずにすんだ
自然落下しているはずがあくまでゆっくりとフワッと地上に降りた。
この呪文は落下する速度はゆるやかなものにすることができる
非常に便利な呪文でもある。
たしかアビゲイルが使用した呪文だったかな

「着地っと」

「何なの今の~」

「メリーポピンズ!!」

傘があれば完璧なんだけど多分
わからないよね。
俺が生きていた時代でも50年前だったから、もしこの世界でもあったとしてもそれ以上は経ってることだしね。


「ふが~」

「でもごめんね!ちょっと厄介なことになりそう」

「え?」

「ちょ、ちょっと!どういうこと?」

 知覚力は半端なく生前よりも上だから
ビシバシ来るね。隠れているのがはっきりとわかる。
ばれても構わない態度なのかな。
後ろは丁度壁だから良いけれど
犯人は誰かな

「鬼さん出てこない?」

「あはははは下等生物のくせに気づいたかああああああああああ」

「氷村の叔父様…?」

「なに、すずかの叔父さんなの?」

 うげっ
氷室ってあの氷室
人類の敵ジャン
たしかとらハ1に出てきた人
夜の一族絶対主義の人だったかな
っということはこのすずかっていう子は夜の一族か
こんなこいたっけ?
俺が知らないだけの可能性もあるか。
とらハ4でも出ていたかな
大人の姿だからわからんかった。


 真っ白なスーツに身をつつんだいかにもナルシスト抜群
そして肩脇に感情の無いメイドさんがいる
その後ろにメイド部隊と周囲に黒服がいる状態
もう殺陣が出来そうな状態でも2人を守りながらだと多分きつい
あれは多分イレインそして周りはオプションか

 営利誘拐じゃなく
月村・綺堂の権利剥奪の人質か
周囲に人気(ひとけ)は無し
限界までまってみたけれど
応援なし
まぁ動くしかないかな

「おじさま、子供3人をこれだけの大人数で囲むには大人気ない?
そして姪っ子を誘拐なんて人としてモラルがなっていないのんじゃないの」

「下等な人間と一緒にするなぁあああああああああああああああああああああ
われらは貴様達とは違うんだよ。
頭に蛆虫(うじむし)がついているようなメス豚のお前達にも理解できるように教えてやろう」

「氷室のおじ様やめてください。お願いですからぁ」

「す、すずか!?」

「われらは夜の一族。勿論そこにいるすずかも同じわれらは貴様達人より。長寿で力もあり、頭脳面積な一族なのだ~」

 いやいやその台詞で頭良いといわれても信じられないです。
バンパイアってこんなのかな
BASTARDでもダイアモンもこんな感じだったし

「あ、あああぁぁ……!」

「・・・・・」

 まぁ魔窟海鳴だったらこんなの日常茶飯事だと思うしアリサは目が点になっているし

「どうだ!?分かっただろう!お前たちのような下等な人間とは違い、
超人的肉体を持ち、血を求め人の生き血を吸う選ばれた種族!それが僕達、夜の一族なのさッ!!」

「いやぁ…言わないで…言わないでよぉ……!」

 すずかの泣き声が響いてくるそれはすごく悲しみの声
女の子を泣いているのはきついね
少しこいつに話をさせすぎたのかもしれない

「さあどうする?貴様の仲良しこよしなお友達は、貴様らの世界で言うバケモノだったのだ。
どんな気分だ~、裏切られた気分か?信じられない気分かぁ~」

「それが何!!まぁあんたが言ったようにすずかが吸血鬼って言うのは仮に本当だとしてもこの世にはHGSなんてあるし、科学で解明されていないこともあるでもそれが何?」

「!」

「言っておくけれどすずかは、わたしの大親友の女の子すずかは、誰よりもやさしくて人を思いやる心は誰にも負けない。あなたとは違う。あなたみたいに子供をさらうだけでこんなにも人がいないと何にも出来ないような人に、わたしの親友のすずかと一緒にするな。このヘタレナルシスト」

「アリサ・・・ちゃん・・・。」

 この子めちゃ格好いいじゃん
すげえ啖呵をきったなぁ~

「きっと言えなかったんだよね、でもすずかは今までどおりわたしの親友なんだからね」

 金髪の少女アリサはそっぽを向いて言っていた。
やはりツンデレなのか?

「ありが、とう・・・ありがとうッ・・・!!」

 すずかは悲しみの涙から歓喜の涙になっている

「な、なに水臭いこと言ってんのよ!私たちは親友じゃない!」

 この二人のことはすごく感動的だよね

「おいそこの下等生物。俺のことを馬鹿にしたのか、そうなんだろうもう許さん
そこの女、そいつらを渡せば貴様だけゆすしてやる」

はぁ~見くびられたものだ
犬畜生でも自分より格上だと感じたのなら歯向かわないのにこいつには実力差を感じることが出来ないのか?
俺は二人のほうを見たら二人は抱き合って震えていた
もしかして引き渡されるって思ってる?

「ワハハハ・・・
俺、そんなに怖い人に見える?すこし残念だよね。でも先ほどの二人の友情には感動したし
おじ様あんたの負け
この子達の勝ちよ。
何故なら、先ほどまでと違って本格的に俺が手を貸すことにしたよ。」

「「うそ!!」」

 少女二人ははもって言っていたがそこは無視

「なんだ~少しは何かやるそうだが、これだけの人数で何か出来ると思っているのかぁああああああああ」

 雑魚が何人そろっても一緒でしょう。
普通では無理だけど、数の暴力って言葉があるぐらいだし
能力者ならその他大勢がどんな結末を受けるかはショッカーの戦闘員を見てればわかるでしょうか!

「わたしも一言言っておく。
この子も言っていた様にこれだけの人数がいなければ、大きな台詞を吐けないんて、
ヘタレナルシストといわれても仕方ないな。選民主義の選ばれた人さん」

「僕のことを一度ならず2度までもヘタレナルシストなんていいやがったな!
もう我慢ならん。最後に遺言だけ聞いてやる。行け野郎共とオートマーダー達!」

 イレインもいるから余裕たっぷりですね

 まず男達が俺達のほうに襲ってきた
まぁセオリー通りだから余裕を持って行動開始
二人を後ろに押しやり自分が前に立ちながら呪文を発動させる言葉を唱えた。

「スー・キー・スー・ラー・ツー・シュー メガ=メガデ」

「こっちの餓鬼さっきはいい啖呵言っていたのに念仏唱えてらぁ」
 
 そして、男達の手が俺達に触れようとした瞬間
俺は力ある言語を発す

等活地獄(ソドム)

シュパパパァアンッ!!!

 瞬間、群がる男達の5指全てが舞った


「――――え?」

「……?…………え?」

 2人は揃って疑問の声を上げた。

「俺の指があぁあああああああああああああああああああああああ」

「うぎゃぁあああああああああああああああああああああああああ」

 数十人の獣の様な合唱が、野外に木霊する。
殺すと目覚めが悪いから猿猴(えんこ)で許してあげるよ。
まぁやくざ映画とかで出てくる指詰めだけどね。
画像的にやっぱり精神的に来るね
これで終わらないかな~

「二人共、私の後ろから出ないでね?今度はお願い聞いてね」

俺は二人の方を向いて話しかけた

「後ろっていっても、危ない!」

がきぃ~ん

「それぐらいの攻撃では私の(シールド)を貫通する事は出来ないよ」

 今にも手に持った刀を振り下ろそうとしてる無表情なメイドがいた。
今から使う呪文は自動人形だから大丈夫。
俺は、地上に手をかざし力ある言葉を発す

『礫峰槍把(ドラッシュ・ガン)』

ズバシュ
地面から鋭く尖った岩を突出してメイドを串刺しにした。
そのメイドたちは体からボルトやらビスやら飛び散っているので
やはり自動人形だったと確信。
ロボットだから大丈夫かと思ったらやっぱりえぐいね。

「俺の自動人形が……」

 氷村は俺が倒したメイドを見て信じらないみたいだった
そりゃ普通からしたらそうだよね
でも俺普通じゃないし

「お、お前等何してるッ!?銃なら大丈夫だ。コイツを撃ち殺せぇええッ!!?」

そして俺はまた力ある言葉を発する

『飛び道具保護(プロテクションノーマルミサイル)

「撃てぇえええええッ!!!」

 氷村の叫び声に呼応して、弾き出される大量の弾丸。
今度こそはやばいという顔のお二人さん
でもこちらに届く前にすべての弾丸は下に落ちた

 さすがにバスーカーとかなら
壊されるかもしれないけれど
まぁ普通のチャカなら防いでくれるはず.

「バ、バカな……」

その光景を受け入れられない者が居る。

「……貴方は、一体――」

「えっと自己紹介してなかったな?」

後ろからの質問に振り向きざまに

「私の名前は綾 南條 綾」

「・・・南條」

「・・・綾さん」

 俺は今の状態で格好良く自己紹介をしたと思う。
っていいながらも、まだ警戒は解いていない

「小学生の女子供泣かせるとか、普通では信じられないよね。
貴様の心と体に恐怖の2文字を刻んでやる」

 そして指を相手に向けて俺はこのように言った
風都にいる探偵のおやっさんのまねをして

「さぁお前達の罪を数えろ」

「下等生物のぶんざいで~調子こいてんじゃねえぞ。
舐めるなクソガキッ!!お前等何してるッ!!相手はやるっていってもガキなんだぞッ!?一斉に掛かれッ!!」

 氷室は指差しながら手下に向かって盛大に喚き散らしだす。
いい加減本人が動くということをしらないのかね

「し、しかし……」

「あんなワケ分かんねぇガキとやれってのかよ……」

 黒服の皆さまは少し後ずさりしながら話をしていた。
まぁ俺は普通の人間なんだけど、魔法を使用しているから、普通とは違うか
わかっていたけれど前にい自動人形(オートマーター)って女しかいないんだね
格好メイドさんだしね

 手下達は氷村の指示があったが
ためらって一向に動こうとはしなかった。
まぁそれが普通だ。
見知らぬ技術を見れば、なんだって恐怖を感じるのが人間だ

 その時上のほうに殺気を感じたのはこのすぐ瞬間だった
アリすずを抱えながら加速(ヘイスト)の呪文と肉体強化の呪文
同時並行
コンテナの陰から飛び出した一陣の影
そのままいたらお陀仏間違いなかった。
 
 いたところをみたらクレーターになっていた。
あんな化け物と戦っていられるか面倒くさい。
いうわけで三十六計逃げるか価値ってね。
俺は二人の手をつかみ逃げ出した。
その時に煙球を投げつけてそのすきに脱出

 黒服の人たちは状況が理解できずにまだ立っていただけをだったので
とりあえずは逃亡成功

 かといってこの二人を安全な場所にもって行きたいところだけど、
しかしまずいなヘタレナルシストはまだしもイレインの戦闘能力はちとやばい。
俺一人ならチャラいけれど、2人もいるとなるとやはり勝手が違う
こんな時援軍が来るのがいいパターンなんだけども

「すずかッ!アリサちゃんッ!!」

「すずかお嬢様、アリサお嬢様」

 チャンス到来かな

「お姉ちゃんとノエルさんの声だ!」

「これできっと大丈夫ね」

 お姉ちゃんとノエルってぇともしかして忍の妹
原作に出ていなかったからどういうことだ
やはり噂の4の時代かも
声も何となく違うようだし
話全然わからないけれど、なんとかなりそう。
魔眼で確認
方角はあっちで確かに忍のような気がする。
細かいことは後で

「なら合流しようか?まだ体力はある?」

「大丈夫です!」

「ここで動かないとどうにもならないでしょ」

「ちっ」

「行くんでしょどうしたのよ?」

「望まないお客さんのほうが早かった」

「下等種族は逃げ足が速いな~」

 氷室とその後ろにイレインとオプションらしきものが来ていた。

「いえいえヘタレナルシストさんのいう選ばれた種族がたいしたこと無いようだけですよ」

「貴様だけは殺す!行けイレイン」

「・・・了解。」

 俺はその間に取られていたリックを自分の所に転送
その中からどう考えても容積に入りきらない日本刀を取り出した。
周囲が驚いてるけれど知ったこっちゃない

『着火』

力ある言葉を発すると刀の刀身から赤く染まりだした。

「だれから消し炭になりたい?」

 氷村の隣にいるイレインは
右手を前に降りかかった瞬間
後ろにいた自動人形が一斉に襲い掛かってきた。

「貴様らからか?鉄くずになりやがれ~、それと二人とも目をつむっていろ、
絶対グロくなるから」

『爆炎障壁(ガンズン=ロウ)』

 巨大な炎の障壁がでて。
この刀神刀夕姫の効果で威力も増大
襲ってきた自動人形は炎に焼かれている。

 そして俺は続いて

「メーノー・シルマン・ゲイオ・ブ・バビロン」

力ある言葉を唱え

『魔弓閃光矢(レイ・ボウ)』

 ズバッ、ズバババババババババアアアアアアアアアアアアアン
古代神 ブラック・モウの力を借りたエレルギー矢
必ず当たるこの矢は威力抜群

 イレイン以外の自動人形をこれにて終了

 俺はこの呪文を使い終わった瞬間
ひどい吐き気と汗が異常に出ているのをしった。
くっ呪文の使いすぎか、転生してまともに呪文を使っていなかったから
多分呪文以外にも
気を張ったり意識を保ったりして
俺の精神がバジバシ減っているのが現状って所か
そういえばD・Sも初期のころはガラとの対決の時10ぐらいの呪文で疲れていたっけ

「――――すずかッ!!!アリサちゃんッ!!!」

やっと救援部隊が向こうから来てくれたこれでやっと少し気が抜ける。
安心したのがいけなかった。

「「きゃぁあああああああああああああああああああ」」

「ぐっ・・・ぐぼっ・・・」

 おなかの辺りに熱を感じる。
何が起きた・・・
片膝をついてみてみると
お腹から光の線がお腹を貫通していた。
出所を見ると、先ほど焼いた自動人形の目から光線が出ていた。
血がどぼドぼと流れ落ちてきている。
っ目から破壊光線ってゲームじゃあるまいしってその世界に転生したんだっけ
ここ数年こんな不可思議な経験なかったから忘れていた・・・
こんな不思議な事出来るの俺だけだと思っていた

 でも油断した。
コンディション最低
俺は刀を杖代わりにして立っていた

「ちっ!おとなしく燃えてろ」
爆裂(ダムド)

 目から破壊光線を出していた自動人形の中心から爆発が起こった。

「ちょっと・・・南條大丈夫なの」

「あ・あやさん」

「俺は・・・大丈夫だ、助けが・・・来たな・・・」

「すずか!アリサちゃん!よく無事で…!」

 感動の再会だねぇ…。

「君大丈夫か?」

「大丈夫・・・。今治療を行っていますから。所でどちら様で?」

 自動再生が行われるのは本当にうれしい体である。
確か腕だったら1週間ぐらいで完治するってガラが言っていた記憶があるでも腹は生えないから、
うんたらこうたら言っていたよね

「俺は高町恭也。君が何者なのかは知らないが、二人を助けてくれたってのは分かった。
本当にありがとう。後は俺に任せて少し休んでくれ」

「大丈夫です。これ終わったらゆっくり休ませていただきますから」

「そうか、さて、君とは色々話したいことがあるんだが」

「でも後ですね」

 そう言った瞬間、背中合わせになって別々の方向を向く。
そう丁度黒服の皆さまもご登場
俺の姿を見てなのかやる気満々のようだ

「もう少しだけ手伝ってくれ」

「了解です」

 でも相変わらず囲まれている状態
もう絶対ガードなんてしたくない
女子供を守りながら戦うってのは大変。

「永全不動八門一派・御神真刀流小太刀二刀術。通称御神流。その前に立ったおろかさをかみ締め」

「はぁぁぁぁぁぁ!!」

(速えぇ~…。てか、強ぇぇ~…。)

 拳銃を持った黒服数人を一瞬で倒した

 人間の規格じゃないよね。
マジで人間かよあの動き方

 わかる恭也さんが俺の分までフォローをしてくれていることが、それでも襲い掛かってくる人たちを、剣を左に持ち替えて突き刺し黒服の攻撃をかわしてのアッパーカット

「スカッド・ボンバー」

 ガラいわく
ガンダムより強いらしい

「・・・粗方片付いたか。」
 
 恭也さん来てからあっという間に終わっている

「みたいですね。」

「こ、このバケモノめッ!?イレインッ!!この小娘達を始末しろッ!!は、早くッ!!」

 俺の目の前には
氷村とイレインの2人が立っていた

「・・・了解」

 遂に今まで護衛をさせてたイレインへ指示を出し、
最後のジョーカーを切った。
氷村の指示に従って俺へと跳躍し、上から向かってくるイレイン。
あまりの速さに恭也さんは俺をフォローには入れなかったみたいだけれど
俺は驚きもせずそのままの耐性でいた。

「君」

「なんじょ~」

「あやさん~」

 誰もが俺が切られたと思ったのが皆さん大声で発しているが
イレインが無表情のまま繰り出した斬り込みを不可視の盾で防ぐ。
その弾き返しと共にイレインは後方へ跳躍。

 結構ガス欠
恭也さんが入って来ようとするが、タイミングがつかめね異様だ

「イ、イレイン何をしているッ!?
小娘1人すら満足に殺せないのかッ!!この鉄屑メッ!!」

 流石外野はうるさい
今までイレインに守られてただけの氷村が
ヘタレパワー全開の言葉を発している
とらハ1では強かったイメージがあるけれど
気のせいだったかな
まぁ、コイツの力はもう充分分かった事だし……。

 ギャインッ!!!
シールドブレイク
当たった瞬間に、不可視の盾を壊してイレインの体を崩す。
そして一刀両断
「はぁああああああああああああああああああああああああ」

「魔人(神)剣」

ドバァアアッ!!!

「はぁはぁはぁ」
もう立つなよ
腹が串刺しにあったのでもう終わりにしてほしいぐらいだ。
BASTARD四天王忍者マスターガラの必殺技だから終わりだろう。
ガラほど完璧じゃないにしても夕姫の炎込みだから大丈夫でしょ

 一刀両断の剣戟で、反対側のコンテナまで吹き飛ばした。
とりあえずイレインを吹き飛ばした俺は、
信じられないような顔でいる氷村に体と視線を向ける。


「とりあえず、後は俺達に・・・」

「死ねぇぇぇぇぇ!!クソガキィィィィィ!!」

「な!?イレインッ!?まさか、感情の暴走かッ!?」

「イレインだと!?、まだ気絶―――!!」

 うそだろ、炎込みの魔人(神)剣食らって立ち上がるなんて
 
ズシャァッ!!

 いやな予感がしたのでその場を離れたら
ムチが飛んできた
よく見ると電気が走っている
ヒートロッドかよ
グフ形態かよ
確かにガンダムより強いってネタを心で言わせてもらったが・・・

 そのイレインの様子を見た恭也さん達は驚愕の声を出している。
チラッと振り返れば殆どの人間がそうだ。
他人事の様に考えつつ視線を前に戻して、俺に怒りを向けるイレインを見据える。

「あたしの体をこんなにボロボロにしやがってッ!!
バラバラに刻んで豚の餌にされるか、
生きたままジワジワと感電死するのとどちらが良いか選ばしてやるよ」

 確かにX指定が入りそうなほど服が破れてるね
生前の俺なら良く見てたよね
スタイルが良い裸体なんて・・・

 彼女がそう言うと、イレインは片手にバチバチとスパークを散らす。
鞭の様なモノを構えながらコンテナから這い出てきた。

 もうSFではなくホラーだよこれじゃ


「気をつけてッ!!ああなったイレインは更に強くなってるわッ!!恭也ッ!!」

「分かってるッ!!君ッ!!俺がイレインの相手を・・・」

「本当は変わって欲しいんですけれど・・・、向こうが許してくれそうも無いので、変わる隙をついて攻撃されそう」

 実際に後大きな呪文を2.3使ったらもう限界まできそう。
体術を使っていたのもそれが理由なんだけど

 かといっても 変わってもらうのも
難しい状況
恭也さんがこちらに来たら向こうがお留守
かといってこないならなぶり殺しって可能性が・・・
やはり俺が対応しなければいけない
子供に本気になりすぎだよ


「選ばせてやるか?
先ほどやられたおまえがそんなえらそうなこと言える立場なのかしら」

「――このあまぁああああああああああああああああああ!!!!!」

 俺のバカにした物言いに、イレインの頭から何かが千切れる音が木霊した。
そこから般若の様な表情で俺に襲い掛かるイレイン。
挑発に乗りやすいなぁ・・・
 
 電気鞭をかわそうとした瞬間

「つっ」

疲れからか一瞬足が沈みかけて動かなかった。

「ぐわ~っ!!!」

 綾は電気鞭を食らい最大威力の電気を食らいまる焦げになってしまった。

「なんじょ~う」

「あやさ~ん」

「きゃははは、まる焦げになった感想は?なんとかいってみろよ」

 そう言ってイレインは綾だったものを殴った。
その瞬間表面の焦げが殴った所から剥がれ落ちた。

「いたいなぁ」

 イレインは俺のその声を聴き驚き後ろに後ずさり足がもつれて転んでしまった。
普通の人間なら死んでいて当たり前なはずだが、
さすがのイレインもこの状況は理解できずに驚きと恐怖から座りながら後ずさりしていた。
危ないと思いすぐにレジスト(耐性)の呪文を使用した。
でも服までは間に合わずボロボロになっている
せっかく栞母さんが買ってくれたお気にの服だったのに・・・
はっきり言って怒りゲージMAXって感じ

「姿かたちが人間に出来ていても所詮はガラクタ無勢。
よくもまぁここまでしてくれたもんだ。てめぇは死ね」

 俺はある呪文を唱えだした。

「ザーザード・ザーザード・スクローノ・ローノスーク」

「な、なによ、変な言葉を使って・・・なにこのおぞましい魔力は・・・」

「漆黒の闇の底に燃える地獄の業火よ・・・」

「いくら魔力があろうともたがが人間にやられるアタシだと思うな~」

 気丈にもイレインは再び起き上がり俺に向かって来ようとしていた。

「わが剣となりて敵を滅ぼせ」

 イレインの腕が上がりまた鞭が飛んで来ようとした瞬間呪文の詠唱が終わった。
そして俺は力ある言葉を発する

爆霊地獄(ベノン)

 言葉を発した瞬間イレインの鞭が当たる前にチリのようにバラバラに分解されていった。

「なに~」

 氷室は驚きうなっているがそんなもの知ったこっちゃない

『魔法の(マジックミサイル)

「逃げるんじゃねえ~」

 俺は力ある言葉を使い魔法の矢を出し氷室に直撃をさせた
それは直撃を食らい煙幕みたいなものが広がった。
その中から大きな蝙蝠が現れた。

「我々夜の一族は限りなく不死身だということを教えておいてやろう。
南條とやら覚えておくがいい。私がどこに・・・ぐへぇ」

「こんな怪しい蝙蝠見た事ねえぜ」

 奴の会話を遮りおれは大きな蝙蝠をラリアットで動きを止め地面に叩き落した。

「さて俺も疲れた。お前がこうもりになってくれたおかげで非常に残忍で、お前好みのすごく鬼畜な呪文を思い出した。光栄に思え」

「い・命だけは・・・」

 さすがにこの場で強がりはいえないらしい。
俺は呪文の詠唱を始めた。

「キー・オーブ・プラタ・ロー 蝙蝠の羽より来たれ
夜魔の王 我が爪に宿り 契約の効力となれ」

「これはなぁ蝙蝠の皮膜が必要な呪文なんだが、丁度お前が蝙蝠だからいいよな食らいな。
よろこびな貴様には自分の生死を選択する機会(チャンス)を与えてやろう」

青爪邪核呪詛(アキューズド)

「この呪文はなぁ俺の命令に逆らったり、爪を外そうとするとその行為の度に応じて赤く変色して行き、
最終的に爪が真紅に染まったとき呪いが発動し、対象は肉体を完全に破壊された上、
哀れな無力なヒキガエルに姿を再構成されるから覚えておけ」

 そういって氷村蝙蝠を殴ってしまった。

「凄い……。」

「本当に、何者なの。」

「あのイレインや氷室をを圧倒するとは…。」

上からすずか、アリサ、忍が感想を言ってくれた。

「ごめん、もう・・・」

 俺が意識を放す瞬間誰かが支えてくれた感触があったとこまでで限界にきてしまった。 
 

 
後書き
本編再開難しいので少しだけ書き直しです。 
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