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英雄伝説 絆の軌跡

作者:フェルト
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第8話 グロリアス

エステルをグロリアスに拉致した一同はメルトを監視に割り当てグロリアス内の『聖堂』に集まっていた。聖堂に関しては結社内でも謎が多く一説によると唯一盟主と話すことが出来る場所、声だけではあるがそんな噂がある。聖堂に立ち入ることが出来るのは執行者以上の者で計画を決めるための会議室が無い、出て来ると次の計画について全体に説明されるということから噂が出始めたと思われる。

エステルの目が覚めると最初に見えたのはメルトの顔だった。メルトに気付いたエステルは戦闘態勢をとるが戦う意思が無いこと、エステルを聖堂に連れていき話をすることを告げて聖堂へ向かった。

聖堂にはワイスマンしか居なかった。エステルはその事に若干不審を浮かべたが計画の詳細、身喰らう蛇の目的について聞いてみることにした。

「福音計画って一体何なの?」

「ここで話しても構わないが…企業秘密としておこう」

「何が企業よ…企業っていう割には怪しいことしかしてないじゃない」

「計画の進行にどうしても必要でね。時が来れば分かるさ」

「あっそ。じゃあ身喰らう蛇の目的って一体何なの?」

「私も詳しくは知らないが盟主によるとゼムリア大陸に新たな秩序をもたらし全人類に平等かつ争いがおきない世界を作る…そう言っていたがね」

「空の女神にかわる新たな神にでもなろうとしてるわけ?」

「そこまでは分からんよ。その結果どうなるか…多いに気になるがね」

「……はぐらかしてない?」

「ある程度の部分は認めよう。そもそも我々の仲間以外に話すと思ったのかね?」

「教授の事だから嬉々として話すと思ってたわ」

「流石の私とてその程度の分別はわきまえているさ。聞きたいことはそれだけかな?」

「それは…」

エステルが1番聞きたいこと…それは言うまでも無くヨシュアの事だ。それを聞かない理由は 
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