学校物語

解説だ。なぜ、怪物が弱くなったのか？それは、けいたが、1時間目の5分休みに、フライパンを借りてきた。そして、投げた時に、弱ボタンというのがあったらしい。そこに、フライパンが当たって、弱くなった。
　5時間目は音楽だった。音楽室へ、移動する。
「おねか゜いします」
何言っているんだ。か゜だって。わはははは。
「なに言ってるんですか。これは、鼻濁音と言います。歌うときに使います。では、練習してみてください。か゜き゜く゜け゜こ゜」
か゜き゜く゜け゜こ゜、か゜き゜く゜け゜こ゜、か゜き゜く゜け゜こ゜、か゜き゜く゜け゜こ゜、か゜き゜く゜け゜こ゜、か゜き゜く゜け゜こ゜言えた！どうだ、けいたすごいだろう。一人で自慢をしている。皆はできないのか。ダッセー。
「うるせー。俺だって言えるぞ。『がぎぐげご』どうだ」
できてねーし。やっぱダッセー。
「うるさいですね。そりゃあ誰でも最初は出来ないさ。バカヤロー」
怖っ。
「では、皆で、『あわてんぼうのサンタクロース』を歌いましょう」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
「ほらー。鼻濁音使っていないぞ。『ゆかいなおひけ゜』です」
もー。細かいなー。先生は、なんで、こんなに細かいんだ？
「今日は、楽器を鳴らしてもらいます。はい、これは、太鼓です。ドンドンなります。これは、タンバリンです。皮の音は、トントンなります。鈴のほうでやると、シャラララなります。これは、マラカスです。振ると、チャカチャカなります。これは、鈴です。手にもって、反対側の手で、手首をたたきます。シャラランとなります。この中から、1つ選んでください」
けいたは、何を選んだのか？それは、マラカスだ。けいたは、マラカスが、大好きだ。
「では、鳴らしてみてください」
チャカチャカチャカチャカ。いい音なるなあ。
「では、グループになって、音楽を作ってください。グループは、席順です。号車こ゜とに分かれてください」
また、鼻濁音を使った。わはははははははははは。
「では、作ってください」
ドンシャラチャチャドンカッカ。んっ、なんかいいカモ。皆、ドンシャラチャチャドンカッカはどうだ。りなは、太鼓だ。最初に、ドンと叩くんだ。たくと、お前は、鈴だから、りなが、たたいた後に鳴らすんだ。そして、けいたが、マラカスを鳴らすから、そのあとに、りなが、ドンと、叩いてくれ。そして、ゆうかが、カスタネットを鳴らしてくれ。OK。では、練習だ。
ドンシャラチャチャドンカッカ、ドンシャラチャチャドンカッカ、ドンシャラチャチャドンカッカ、ドンシャラチャチャドンカッカ、ドンシャラチャチャドン・・・「あっごめん」
「では、作れましたか？これから、発表を始めます。1班さん、始めてください」
シャラランチャチャチャドンドンドンドンドンドンカッドンドン
パチパチパチパチパチパチパチパチ。
「では、2班さん、お願いします」
チャチャドンドンカッカカシャラランラン
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ。
「では、3班さん、お願いします」
太一の番だ。太一は、音楽が苦手だ。
カッカッカドンドンドドドンシャラララチャッチャ
パチパチパチパチパチパチパチ。
「では、4班さん、始めてください」
ドンシャラチャチャドン・・・おい、ゆうか、カッカだぞ。・・・カッカ
「ああ、ちょっと間違えてしまいましたね。でも、拍手をしてください」
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ。
「では、5班さん、始めてください」
シャラランランシャラランランドンドンドンドンドンカッチャカッチャ
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ。
「すごいですね～。天才です。では、6班さん、お願いします」
ドン・・・シャラランラン・・・ドン・・・シャラドンドンシャラドンドンシャラドンシャラドンシャラドンシャラドン
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ。
「お～。止めるんですか～」
「皆さん、静かにしてください。これで、5時間目をおわりにします。ありか゜とうございました」
また鼻濁音使った。
「帰りのしたくを、してください」 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく