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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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進路指導のウィザード
  夜桜×神聖魔族

ここでは朝寝坊をしていた俺であるが、コトナは久々の夫である一真が来ているので久々に手料理を作っていた。昨日に関して激しかったけど、色んな意味で凄かったらしいしコトナ自身も何発やって納得するまでな。ベッドにコトナの姿が居ない事に気付いた俺、顔を洗ってちゃんと浄化していた事で匂いと液体を消失。量子変換機で着替えた後、台所からいい匂いがしてきたので行ってみた。

「おはよコトナ。久々に寝坊したが今何を作っているんだ?」

「久々に一真が来たからね。せめて私の手作り料理で喜んで欲しかったんだけど、昨日の宴で皆盛り上がってたから」

「それならドライグ達の朝食については俺が準備する『そう言うと思って既に用意済みよ』流石だな、と言う事で出て来い~」

着席後、ドライグとサマエルにペルセフォネの皿に用意周到された朝食。そして俺とコトナとティアの分を作り終えて机に置く、手を合わせてから食べ始めるとあの時からレベルが上がったようだな。懐かしい味もあり、特にドライグ達は人間界にはない肉だったのか新鮮だと言って元に戻る。ティアは食い終わると食器を一緒に片付けていたけどな。

「歯磨きしてからスマホ見ると朱璃から連絡あったんで行くわ」

「次来る時は休暇としてこっちに来てほしいわ。最もそちらが落ち着いた頃で」

「また会いに来るが、そん時にならないと分からんが行ってきます。コトナ」

「ええ、行ってらっしゃい一真」

軽くキスをしてからティアと一緒に出て、ホテルのロビーに行くと全員揃っていたのでバスに乗り込んだ。ティアはしばらく一緒に居たいらしく、俺らがお楽しみの時にミカエル達はゾイドエリア限定の酒を飲んでいたとか。

全員乗り込んだ所で、中央エリアにあるホテルに戻ったり外にて観光の続きをする者など。人間界本家によると現在二日目の夜だそうで、シャムシェル達がいる『魔』では記憶改竄と共に新たな王妃と仲間が増えたとか。

「惑星アースだと今日限定の夜桜とされている」

「凄い!桜が満開でとても綺麗!」

「リアス達は朱璃達の弁当とお茶、俺ら大人組はこれを持ってきた」

「この味はお母様のような気がするんだけど『ヴェネラナに言って作ってもらった』やはりそうなのね」

「俺らのは酒とつまみか。桜を見てからの酒は美味いねぇ~」

「この酒は人間界から持ってきた日本酒だからな。ここもいいが、人間界では二日目の夜らしいぞ」

「もうそんな時間が経っているのですね。明日はいよいよ『魔』でしょうか?」

ミカエルからの質問に頷く俺だったが、明日になってからのお楽しみだと告げて夜桜を楽しんだ。グレモリーとシトリーの奴らは、それぞれの母親の味がするらしく懐かしいと言っていた。俺達以外のヒト達もいたが、一発で外部から来た者と見分ける事が出来る。宴は続くが明日も早いので、早めに切り上げてから風呂浴びて寝た。今夜はイリナとレイヴェルとルフェイが来たけどな。

「今日はお前らが行きたがっていた『魔』に行くが、その前に少々寄り道する」

「寄り道?どこに行くんだ?」

「それは行ってからのお楽しみさ。さあ乗った乗った」

『もしかして「PMW」ですか?』

『ああ。降りる事は出来ないが、飛んでいる間は良いと許可を貰ったんでな。それにだ、また新たなポケモンが出たとの事でそれを見に行く』

『また増えたのか。もうそろそろ千を越えるな』

全員バスに乗りながら念話していて、バスに専用ユニットを合体させてから大気圏突入後『PMW』へと向かう。再突入前から歓迎を受けていた。宇宙関連はレックウザやデオキシスが飛んでた事で興奮してたアザゼルは、映像に残そうとしていたがすぐに没収された。

「寄り道は『PMW』だが、決して記録媒体などで残すなよ?残すと半殺しにするぞ?」

「一ちゃんのそれはマジだから止めとくが、目視ならいいんだよな?」

「陸海空それぞれに居るが、お出迎えとして伝説ポケモンがお待ちだ」

「凄い!地上にも沢山いるけど海や空にも一杯いる!」

それぞれ好みのポケモンがいるけど、肝心の伝説ポケモンを探しているとすぐに見つかった。創造神と言われているアルセウス、時を司るディアルガと空間を司るパルキアが居た。

陸からはグラードン、海からはカイオーガと周辺一帯に伝説&幻と言われたポケモンが一斉集結した。そんでしばらく観察していると未知なる部分に行っても行けない場所がある事で、これから先にならないと知る事が出来ないらしい。

「ではこれから『魔』に行くんでな」

「もう終わりか。まあいいか、人間界本家に行けば呼んでもらえるようだし」

「そう言う事だ。今後は邪龍を捕獲し、俺らの仲間にする事が目標でもある」

「フェンリルの次は邪龍をかい?私の師は伝説の狼からドラゴンまで使役するつもりのようだね」

俺らの目標を言ってから離れて行き、やがて宇宙空間から『魔』までは少し掛かる。何せこちらに行く者はいないし、自然のままとなっていて交流するとしてもエルフとダークエルフの剣劇やらだ。空港も無いので地上へ到着すると専用ユニットを空間へ入れてから、首都グランベリーまですぐなのだが問題発生。群衆が俺の事に気付いて、押し寄せた事でバスは進めなくなった。

「あれはリュート皇帝陛下だぞ!」

「キャー!こっち向いてリュート皇帝陛下!」

「ここだと一ちゃんは皇帝なのか?」

「まあな。ここに来ると自動的に俺はこの大陸の皇帝陛下らしい・・・・困ったな、このままでは進めねえ」

刎ねる訳にはいかねえし、だがここで止まっていると更に大混乱する事は確定である。すると騒ぎを聞き付けた魔族兵達が来たので、俺としては正直助かったと思った。バス運転手の俺を見ると交通整理し、王宮までの道を確保させてから中に入った。

「何の騒ぎかと思えば皇帝陛下ではありませんか」

「久しぶりだなフェルゼン。一昨日連絡入れたから知ってると思うが、外部から来た客共の案内人としてな。ザガト達も久し振りだが、交通整理ご苦労さん」

「へい皇帝陛下。何やら俺らも記憶改竄されてからは、皇帝陛下らしいですぜ」

「そのようだなバガムス。と言う訳でザガト達魔族兵とバガムスはコイツらを謁見の間へ、俺はフェルゼンと共に我が愛しの王妃達の様子見をな」

「畏まりましたぜ。さ、お客人達は俺らに付いて来い」

そう言う事で二手に分かれて、謁見の間へ行く奴らと王の間に行く俺とフェルゼン。入ると丁度昼食を食べていた王妃達と仲間達がいて、俺に気付くと手を止めていた。

「皆の者、我ら皇帝陛下が来てくれたぞ」

「リュート久し振り!」

「久し振りだな。我が愛し王妃達に愛しの部下達よ・・・・ところで例の件についてなのだが」

「それがまだ眠っているそうなのですが、どうやら次元パトロール隊第2課の者達が連れてきたそうなのです。報告書についてはこちらです」

「軽く聞いていたが、恐らく管理者達からの連絡により連れて来たのだろう。五人については皆の知っての通りだが、もう一人は新たな仲間となりそうだが情報共有は忘れずにな。それより外部から客が来たんで、昼食が終わり次第俺と一緒に来てくれ。天使・悪魔・堕天使の三大勢力トップとな」

現在の王妃だけなら七人だが王妃と一緒の役職をしている者は四人とされている。シャムシェル、ロクサーヌ、ルセリア、アフロディア、シャハル、ナディーヌ、ローレリア。

王妃と兼職している者はグラディス、アイシス、エメラリア、ネリスでそれぞれ元帥・護衛剣士・宰相・書記官兼魔術師。まあ救出後でも仕事としての肩書であり、現在住んでいる『魔』でもな。謁見の間へ到着後、格好はそのままだが手甲には神聖魔族の紋章が刻まれている。

ま、ずっとこのままと言う訳でもないから気にはしていない。ラッパ音が鳴り響き、俺と王妃達が来る事で近衛兵と魔族兵は片膝をついた。椅子は全部で俺と代理皇帝を合わせると九つあるが、着席と共に全員が座ると表を挙げたサーゼクス達。

「あー今の俺はここの皇帝陛下とされている。紹介するが、そこの天使・悪魔・堕天使の三人は三大勢力トップ陣である。天使長ミカエル、四大魔王の一人サーゼクス、堕天使総督アザゼル。皆の者、丁重に扱うように」

「なるほど。道理で他とは違うオーラを感じる訳か」

「人間界や冥界だと総司令官と呼ばれている一ちゃんだが、ここだと皇帝陛下とはランクアップされているようだぜ」

「そう言う事だ。改めてようこそいらした、外部から来た者達よ。と言うか、俺が連れて来たんだが一応自己紹介をする。今の俺はリュート一世として、この国と言うより惑星魔を支配している皇帝陛下。神聖魔族として魔族のトップと呼ばれている」

「質問いいかな?神聖魔族とは何かな」

「魔族の中の王とも言うが、要するに魔族を制する役職とも言っていい。どんな現象が起ころうとしても、俺に刃向う者には神聖魔砲を放てるが威力としては重力球を放つ感じだ」

試しにネリスが放つ魔法が来るけど、手だけで魔法を消去させる。サーゼクスの滅びの魔力を放ってもすぐに消滅し、試しに神聖魔砲を撃つと近距離から遠距離まで撃てる事が実証された。

「これは神聖魔手と言ってな、どんな攻撃をされても軽く消滅してしまうし死者蘇生さえも出来てしまう万能な手。破壊と再生を司るが、先程撃った神聖魔砲はちょっとしたビームライフルのような感じかな」

「最強じゃないか!だが人間界や冥界ではそのような力はなかったはずだが」

「ここに来ると自動的にそうなっちまうんだよ。設定として残ったが、俺を狙う輩などおらんし魔族も従う事も出来る。紹介遅れたがここにいる女性達は、皆俺の王妃や兼職を兼ねている。何か質問があれば答えるが、呼び方はいつも通りで構わん」

「私から質問なのだが、魔族とはどんなのがいるのかい?惑星アースや冥界ゴールデン・ウイング領にいるような種族もいるようだが」

「それに関しては私が答えようか。私と隣にいる子はサキュバスで高位のニンフやウンディーネ、片膝を付いている魔族だと人狼にグールやオークやミノタウロス。人魚族もいるけど、ローレリアがここに居る唯一の人魚族だ」

一瞬信じられない顔をしていたが、三人とソーナ達は惑星アースや冥界ゴールデン・ウイング領にいる種族と同じなので驚きはしない。寧ろリアス達だけ驚愕と言う感じであり、事実なのだが俺はこれから仕事があるのでガラハットに任せる事にする。

俺は王の間にある寝室に向かうと六人眠ったままとされている。見るとやはり見覚えがあるし、情報共有によりシャムシェルがここに来る前に進んだ本来起こる出来事。

「五人は見覚えあるとして、もう一人の方は皇帝陛下と呼ばれた時だな」

「やはり見覚えがありますか」

「この三人はシャムシェルを保護後から五年経つ世界に居た者らで、この二人はシャハルらがいた世界から新たに追加された者らしい。更に言うとこのロザリンは恐らくローレリアの子孫だろうな」

「この子が私の娘ですか・・・・しかし本来ならば私らの子は自動的に消滅するはずでは?奏様との約束には」

「それを省略されているから問題無しだな。追加情報としては今更過ぎるが、シャムシェルがシャハルの娘ってのは知っての通りだが相手がルイン一世だそうだ」

『なっ!』

「だから高貴な姫君って言ったつうの」

覚醒を促した結果、意識が戻って目を覚ました。六人は周囲を見渡すとかつて王妃と一緒に居た時の記憶があるので、シャムシェルやシャハルとすぐに抱き着いていたが俺を見ると疑問符となっていた。

『貴方は誰?』

「この格好では分からないが、この声ならどうだ。コホン、あーあー、久しぶりだなロザリン、エストリア、セレブリア。ソブリナとメッセリアもだが、イリーナは皆とお初だがアイシスとネリスの顔は分かるか?」

「嘘!?もしかしてリュートなの、でもここは私達が居た所ではない気がする」

「ルイン?でも私とメッセリアとの記憶が曖昧だわ」

「その通りだが皆の顔を見れば分かるだろう」

『リュート!/ルイン!』

六人共抱き着いてきたが、俺の名を統一する為にリュート一世としてここにいる。だがここを離れると織斑一真としてで、現在代理管轄長としてガラハットがしている。ソブリナとメッセリアにとっては死んだとされる前王だが、ここでは呪いを解かれた代理皇帝陛下をしてもらっている。落ち着いた所で離してくれたが、ローレリアの子孫がロザリン本人も驚いていたけどな。

「私のご先祖様がここに居るってどう言う事なの?」

「混乱すると思うが、百五十年前の住人も居ればその後の住人も居る訳だ。イリーナとの出会いは覚えているが」

「私も混乱はしておりますが、ここにリュート皇帝陛下が居るだけで安堵しております」

「今から長い説明をするけど、ゼビアとエリュシアは別の場所にいるからな。ソブリナにメッセリアよ」

夕食として王妃と仲間達との新たな交流会後、分身の種を十八個飲んで十七人と情事開始した。数時間後、納得するまで何発シたか覚えてないが浄化をしてから寝たので問題無し。

朝になると足りないシャムシャルとシャハルにセレブリア、まあ搾り取られる事には慣れているとはいえ少々疲れたけどな。朝食を一緒に食べた外部組であるが、昨日何してたかは秘密だ。

「ここの料理は現代と大違いなのですね」

「まあな。ファンタジー要素満載な世界だし、ここから離れた場所にはエルフとダークエルフが住んでいる神聖な森がある」

「生エルフ見てみたいな。案内頼むか一ちゃん?」

「いいよ。護衛はヴァーリチームだけで充分だから、シャムシェル達は新たな仲間達との交流会をしてくれ」

本来だと付いて来る護衛役だが、既にヴァーリチームがいる事で新たな仲間への説明を頼んだ。ゼミナリオとエルフェンバインとエメラリアなら説明を分かりやすくしてくれるはずだし、ここから神聖なる森までだとバスでは行けないよう結界が張られている。前回と同様にドライグだが、定員オーバーの為アルビオンも召喚と共に大きくさせた。

『神聖なる森は前回行った場所でいいんだよな?』

「そうだドライグ。道案内は俺だが、アルビオンはドライグに付いて来い。それと客共を落とすなよ」

『久々に召喚されて大きくさせたら、私らを移動目的に使うとは』

「しょうがないだろうアルビオン。ここからゼロは使えないし、移動するには転移魔法も使えないようだからな」

で、ドライグには三大勢力トップ陣と夫婦達を乗せてアルビオンには各眷属達を乗せて移動している。神聖なる森の入り口付近に到着するが、ここからは歩きなので二匹を俺とヴァーリの頭上にて待機。しばらく歩いて行くと気配を感じるが、敵ではなく味方のようなので警戒心無しのまま歩くと懐かしの友がいた。

「これはこれはリュート皇帝陛下、お久しぶりでございます」

「やあラルカン。またアポ無しで来てしまったが、今回はちゃんとオーラ出してたから問題なかったろ」

「今回は大所帯のようですが、目的は姫様に会いに来たのですか『先にダークエルフの村へ行ってからな』道案内させてもらいますよ」

「頼む。今回は外部から来た客の案内、主にエルフを見に来たのさ・・・・こちらにはいない種族なのでね」

雑談混じりに答えながら先へ進むと後ろから聞こえてきたが、ラルカンと護衛兵全てハイエルフで寿命も無限である。ここに来てから剣劇が主な戦力だけど、最近では精霊魔法も覚えた様子である。前回来たよりもダークエルフとは交流も良い方向に向いているらしく、年に一回はハイエルフとダークエルフとの交流会を行っている。その中心にゼビアとエリュシアだけどな。

「ここから先は俺達のみで行くんで、ラルカン達は明日そちらに行くとイシュバン王に伝えといてくれないか」

「畏まりました皇帝陛下」

ダークエルフの村までここは中間地点で、通行許可書が無い限りここを通る者は例え同じエルフであっても行けないようにしてある。特例として俺が案内している時だけだが、問題無さそうな感じだし関所に到着した頃には夕方になっていた。

門番はいたけど、俺の姿を確認後すぐに門が開き歓迎ムード全開。前よりも村民が増えた事で何よりだと思いながら進むと謁見の間へ到着。すぐにダークエルフの王であるルークスとゼビアが来た。

「久しぶりだな、ルークスにゼビア」

「お久しぶりです父さん。今回は大所帯のようですが」

「外部から来た客らで、天使・悪魔・堕天使の三大勢力トップをな。移住させたダークエルフの長老は『お久しぶりですね、リュート皇帝陛下』久し振りだな、コイツらの顔は知っているが三大勢力トップの三人だ。ミカエル達、お前らの世界にいた長老でオーディンが絶滅したと言った種族だ」

「もしかしてグレイプニルの時か。アレは確か長老がグレイプニルを強化したと聞いていたが」

「本来ならそうだが、人間界からこちらに来た時は魔力を失った状態だった。今だと使えるが、あん時は俺が代わりに強化したが神聖魔手の力でな」

「あの時はお世話になりましたが、我々も魔力は一時的に失いましたが現在ではハイエルフとの交流によって回復されました。ありがとうございます、織斑様」

「なるほどな。だから一ちゃんの力が微量だけど感じた訳か」

ここで二手に分かれる事にしたが、俺以外の奴らはドワーフの加工場へ見学しに行く。謁見の間から王の部屋へ行き、久々に家族としての夕食をな。本来だと失われるはずが、奏と知り合う前からだったので回避となった。なのでルークスは存在出来るし、ゼビアやエリュシアとの関係もいつも通りとな。夜は久々にゼビアとの情事で始まったけど、終了と共に浄化後にルークスを呼んで一緒に寝た。

「一真、今回は一緒に居られてよかったよ」

「俺もだゼビア。まあエリュシアに嫉妬されてしまうが、俺はお前と結ばれた関係でもある。今後の繁栄に関しても頼むぞルークス」

「あらら、流石に気配だけで分かりましたか。それに関しては分かってますよ、僕が存在し続けるお陰なのは父さんだからね」

「と言う事でハイエルフとダークエルフとの関係は良好だと伝えとく」

ミカエル達は剣劇や魔法に関しても興味津々だったが、それに関してはハイエルフの奴らが得意だからな。中間地点からラルカンが待っていたようで、俺らを出迎えてから再び謁見の間へ辿り着く。ダークエルフのとは大違いだけど、ただ肌色が違うだけだし精霊魔法を使えるからだけで差別はしない。

「お久しぶりです、リュート王『陛下、現在だと皇帝陛下のようで』おお、そう言えばそうであったな。我らの記憶改竄と共に皇帝陛下へとなったと報告が上がっている」

「王でも皇帝でもどっちでもいいが決まりだしな。久しぶりだなイシュバン王、こちらは三大勢力トップと悪魔多数と護衛として俺の眷属を連れて来た。今回は観光として来た訳だが、今回は泊まらないので早速で悪いが剣劇と精霊魔法をコイツらに見せてもらいたくてね」

「畏まりました。では私が応対させて頂くので、姫様の元にはリュート皇帝陛下お一人でお願いします」

「じゃ頼むわ~昼頃にはあちらに帰る予定だ」

手を振りながら俺は兵と共に行くが、あちらはラルカンとイシュバン王が一緒だから大丈夫だろう。エリュシアの部屋に来たが、正直俺が来るとは知らなかったのかノック後とても慌てていた。扉が開くけど兵は扉前で待機、エリュシアと抱き着いてキスしてから情事開始。ゼビアも良かったがエリュシアの肉体もなかなか、納得したかのように時間が経過。

「今回はこれだけだけど、何時かでいいから貴方がいる世界に行かせてくれないかしら」

「こちら側が落ち着いてからな。今度はゼビアと共に」

剣劇と精霊魔法を見学していたミカエル達と合流後、エリュシアを紹介してから昼食をここで食った。ファンタジー要素が沢山あるし、食い物も違う事で新鮮な昼食会となった。

で、グランベリーに戻ってから俺らがいる人間界本家へと帰還。時間として三日目の夜となっていたが、まあいいとして今回の感想を聞いた。

「今回は有意義な時間だったぜ。新鮮度があってとても楽しかった」

「そりゃ良かったが今度来る時は勘弁だ。冥界ゴールデン・ウイング領でなら良いが、ヴァーリチームとソーナ達も最後まで居てくれた事に感謝する」

「いえいえ、それが私達の使命でありますしね。ソーナも私も楽しかったですし、次期大公として学ばせてもらいました」

「送迎車を用意させたんでな、これに乗って各自解散と言う事で。今度会う時はまた学校かだが、そん時は兵藤一誠としての俺がいる」

送迎車を何台も用意し、人間界組と冥界組に分かれて乗ってからそれぞれの家まで送り帰した。俺ら人間界本家組はこのまま家に戻るが、明日は祝日らしいのでこのまま休日として過ごす事にした。ルシファー達と英雄チームはそれぞれの趣味や修行をしていたらしいが、報告に関しても休暇後に纏めて伝える事にする。俺らが案内中にあった出来事に関してな。 
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