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亜人學園

作者:ponde-ma-lion
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回顧

【職員室前廊下】

 男「と、とりあえず職員室きたけど…何言われるんだろう…」

 男「後輩には格好付けちゃったけど…あぁ入りたくない…帰ろうかn…へ?」ポン

 ハピ先生「いらっしゃーい」ニッコリ

 男「」

 ハピ先生「さー、立ち話もなんだから入りましょう?」

 男「…ハイ」


【職員室】

 ハピ先生「さて、何で呼ばれたのか、わかったかしら?」

 男「姉さんたちのことかと…」

 ハピ先生「まーそれもないこともないんだけどー、あれはあなたの所為じゃないでしょう?」

 男「え、じゃあ何で?」

 ハピ先生「あーやっぱりかぁ…まだ小っちゃかったもんねー」

 ハピ先生「…あの娘のことは若干気づいてたのになぁ」

 男「なにがなんだか…?」

 ハピ先生「んー、ちょっと目閉じてくれるかな?」

 男「ひ…ひと思いに右で…やってください」ギュ

 ハピ先生「いや殴らないから…よいしょ」ファサ

 男「!?」ムギュ

 ハピ先生「何か思い出さない?」もふもふ

 男「あれ、この感覚はどこかで…?」

 ハピ先生「昔はよくこうやってお昼寝したんだけどなぁ」

 男「まさか!?この高級羽毛布団に匹敵する肌触りと心良さは!?」


 〖回想〗

 ハピ姉「弟君ちょっと来てー」

 男「はーい、ただいまー」

 ハピ姉「早くー」

 男「はいはい、なんでしょう?」

 ハピ姉「近う寄れ」

 男「?」

 ハピ姉「お昼寝の時間だ」ガバッ

 男「そ、そんなご無体なー!」

 ハピ姉「よいではないかーよいではないかー」モゾモゾ

 男「あっちょっ、ホントにまだ洗い物が、それにご飯の下準備も」

 ハピ姉「んー、もう無理、寝ます。オヤスミナサイ」ムギュ

 男「本気で寝るつもりだこの人。じゃなくて離して…」

 ハピ姉「zzz」スヤー

 男「あら可愛い寝息。でもなく!あ、ダメだこれ、羽根布団気持ちよすぎて寝ちゃう」

 男「…ぅ……zzz」スー


 〖回想終了〗

 男「ハピ姉!?」

 ハピ姉「やぁっと思い出したか!こいつめ!」グリグリ

 男「あたた、ごめんなさいっ」

 ハピ姉「何年振りかしらねー?こうして話すの」

 男「僕も覚えてないですね」

 ハピ姉「もうー敬語はよしてよー」

 男「え、でも先生ですし」

 ハピ姉「あなたのお姉さんたちに一人でも公私混同してない人いるかしら?」

 男「ごめんなさい…」

 ハピ姉「あはは冗談よ」

 ハピ姉「でも他の娘が居ない時くらいは楽にしてくれると嬉しいかな?」

 男「…うん、わかったよ。もう失うものなんてないし」

 ハピ姉「ちょっと棘があるわね…」

 男「冗談だよ」

 ハピ姉「ちょっと見ない間にませちゃって~」モフモフ



 狼姉「職員室でいちゃついてんじゃねーよ」

 男「狼姉!?って、そういえばここ職員室だった」

 ハピ姉「せっかく感動の再開を楽しんでたのに、やきもち?」

 狼姉「アホか」


 狼姉「周りの奴らが仕事手に就かねーってよ」

 ハピ姉「んー、遊びすぎたわね。それじゃ今日はもういいわよ。また今度一緒にご飯でも食べましょう」

 男「あっそれならいつでも家に来てください。こっちに住むことになったからいつでもご飯作りますよ」

 ハピ姉「ほんとに!?最近お総菜とかばっかりだったから嬉しいわ。毎日通っちゃおうかしら?」

 狼姉「教師としてどうなんだそれ」

 男「僕は全然大丈夫ですけど」

 ハピ姉「じゃあ早速今日から荷物まとめるわね」

 狼姉「お前もいい加減壊れてきたな」

 ハピ姉「家賃はちゃんと入れるから!!あれだけ広いんだから余ってる部屋あるんでしょ!?」

 狼姉「必死過ぎだろ!マジで住む気かテメー!?」

 秘書「楽しそうな話してるね?ボクも混ぜてよ」

 狼姉「目が笑ってないうえに青筋すげーんだけど」

 男「いつの間にか雲行きが大変なことに…!」

 狼姉「今回はお前のせいだぞ」

 男「何も言い返せない…!」

 秘書「だいたいそれならボクが先だろう、ずっと前から通ってるんだぞ!」

 狼姉「クラブじゃねーから」

 ハピ姉「大事なのは時間じゃなく思いの強さよ!」

 狼姉「ぽっと出ヒロインかお前は」


「「ぐぬぬ」」


 狼姉「おい言うことそれだけか!?もっと他何かないのかよ!?」

 理事姉「逆に考えるんだ、一緒に住んじゃえばいいさと考えるんだ」


「「あなたが神か!?」」


 狼姉「どこから現れた…そしてまた収拾がつかなくなったよ」

 理事姉「いいじゃない、賑やかになって」

 狼姉「アイツはどうすんだ」

 理事姉「…なんくるないさー!」

 狼姉「オレしらねーぞ…でもまぁそういうことだ弟よ。報告とフォローは任せたぞ」

 男「」

 理事姉「やったね弟ちゃん!家族が増えるよ!」

 狼姉「苦労も増えるな」

 男「ヒャメロー!」

 狼姉「自分で蒔いた種なんだ、自分で収穫しなきゃな?」ニッコリ

 男「姉さんが与えた肥料でとんでもない突然変異起きたんだけど!?」

 秘書「それじゃボクはこれで。あ、ちなみに荷造りはもう済んでるから今日中にでも行かせて貰うよ」

 男「予測してたの!?」

 狼姉「用意周到過ぎるだろ、いつから準備してた?」

 秘書「始めから」

 狼姉「何の始めだよ!?会話か!?」

 秘書「ボクは昔から弟君との暮らしを夢見ていたんだ」

 ハピ姉「世間はそれを変質者、またはストーカーと言うのよ」

 秘書「フッなんとでも言うがいいさ。だがそれでも、勝ったのはこのボクだ!」

 理事姉「なぁんだ一緒に住みたいなら早く言えば良かったのに~」

 秘書「」

 ハピ姉「ボロ負けじゃない」

 狼姉「身も蓋も無いな」

 男「もうやめたげてよぉ!」

 秘書「まぁいいさ。今夜は弟君の部屋でたっぷり慰めてもらうとしよう」

 男「部屋までは勘弁して下さい…」

 狼姉「めげねぇなこいつ」

 ハピ姉「ここまでくると尊敬に値するわ」


 ヴァ姉「何を言っているのか理解できない」

 男「いや、あの、えっと、だから…」

 ヴァ姉「どうしたの?怖いことでもあった?大丈夫、脅されているのなら言ってみなさい。明日には全部終わるから」

 男「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなふぁいっ」ムギュ

 ヴァ姉「怖いことなんて何もない。大丈夫。お姉ちゃんが全部なんとかしてあげるから」ギュ

 男(僕もう疲れたよ)ナデナデ

 男「姉さん!」ガバッ

 ヴァ姉「どうしたの?」

 男「これを…」オズ

 ヴァ姉「?」ペラッ

 『あなたがこれを読んでいるということは私はもう』ビリビリッ

 ヴァ姉「案にたがわず駄姉の仕業ね」ボッ

 男「」ガタガタ

 ヴァ姉「こんなものを用意する暇があるなら自分で言いにくれば良いものを」

 ヴァ姉「あなたも嫌なら嫌と言っていいのよ?」

 男「ごめん、今回は僕が原因なんだ」

 ヴァ姉「そう」ナデナデ

 男「怒らないの?」

 ヴァ姉「何か悪いことをしたの?」ナデナデ

 男「してない…かな?」

 ヴァ姉「ならいいわ」ギュ

 男「…ありがとう姉さん」

 ヴァ姉「姉は弟に甘いものなのよ」モフモフ

 
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