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ソードアート・オンライン∼the Resurrection Lightning∼

作者:村雲恭夜
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∼the Resurrection Lightning∼
  第0刀:プロローグ

無限の蒼穹に浮かぶ巨大な石と鉄の城。

それはある男の願いが生み出した男の『呪い』だった。

その城は牢獄と化し、人々を絶望させる死の檻となる。

その城の名は«アインクラッド»。生きるか死ぬかの世界。またの名を_____


«ソードアート・オンライン»。


■■■

「おー、良くできてるなぁ」

俺はそういいながら、手を閉じたり開いたりした。ナーヴギアによって脳波で直接ゲームの中の自分の身体を動かすと言うのは、かなり不思議な気分だ。

「おーい!」

暫く転移門の近くに居ると、相方が手を振って走ってきた。

「やっと来たか、時間過ぎてんぞ翔夜」

俺は目の前の相方___翔夜に文句を言った。

「わりっ、来人!ちょっと手間掛かっちまってな」

手を合わせながら謝罪する翔夜に、俺はため息を付いて言う。

「小言は言いたくはないが、時間は有限だ。お前は時間にルーズ過ぎる」

「うわぁ、出たよ。来人の科学面」

翔夜は嫌そうな顔をして呟いたのを俺は聞き逃さない。

「そもそも頼んでもいないのにナーヴギア買ってきてソフトまで買ってきて、挙げ句に無理矢理呼び出したのはお前だろ?主犯が文句を言うなら文句を言われないようにしろ!」

そう、俺がこの世界にいる元の原因は目の前の男のせいだ。俺がこのゲームの開発に携わった(と言っても末端だったから直接の開発に携わった訳ではないが)事を嗅ぎ付け、一緒にやろうと言い出して来たのだ。
しかも、用意周到にナーヴギアとこのゲーム_____ソードアート・オンラインのパッケージを置いて、一方的に約束してきたのだ。言ったら言ったで取り消さないわ、やると決めたらやるその心意気は尊敬するが、迷惑も考えてほしい。

「わーるかったって。それよりもさ、フレンドになっとこうぜ!連絡取り合えるんだろ?」

強引に話を逸らしてきやがった。コイツの強引さはマジで時に役立つけど普段もこんなんだから困る。

「あーあー、分かったから落ち着け」

俺は指を揃えて下に下ろすと、メインメニューを出し、フレンド申請の項目を出す。

「ほら、送ったぞ」

「おう」

即座に返信が届き、フレンド登録が完了した。

「【Dark】......?闇って事か?」

「おう。それが何かしっくりしてな」

コイツのネーミングセンスはどうなってるんだか......。先が不安でしょうがない。

「そういうお前は......【Light】?うっわ、リアルの使ってんのかよ」

「名前は勝手だろう」

俺が言うと「そりゃそうか」と納得し、メニューを消す。

「よっし、やることやったし、早速行こうぜ!お前、こう言うの昔から本番得意だろ?」

「反射神経と運動神経ならお前には劣ることは無いが......情報や技術は軒並みお前の方が遥かに優れてるだろ」

「さぁ、今はどうかな。リアルと同じ扱いなら多分負けっかもな。お前理系なのに運動スペック超高いじゃん」

「普通だろ。それと理系だからって偏見はあまり良くないぞ」

「へいへい、肝に命じときますよー」

ダークは言うと、フィールドの方へ駆けていった。

「......あ。ちょ、お前ズルいぞ!」

一瞬我に返り、急いで俺はダークの後を追って走った。
この先に起こる悪夢を、まだ知らずに。 
 

 
後書き
完全に狩人と黒の剣士と別物にするため、キャラの設定などを変えました。
ライトの方の大元な設定はあまり変化は在りませんが、ダークの方はかなり変更点が存在しています。
ぶっちゃけあのまま採用すれば二の舞は避けられないので(;`・ω・)
あと、ユニークスキルも専用の物が変化します。結構具体的に言えば、元々考えていた元のユニークスキルを使ってみる予定です。
しっかし......駄文にしか見えんのは多分気のせいじゃない。文才マジ欲しい。
ダーク「まぁ、そう言うな。書けば戻ってくるだろ」
だと良いねぇ......。
ライト「んじゃあ次回から、久々に飛ばしていくぜ!」
感想や評価、お待ちしてますよー! 
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