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ヨハンだがこんな状況を覆す

作者:刀の道
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4枚羽、舞台で舞う



 「それで、連絡の理由だけど。貴方たちの事を示唆してそうな映像があって、見てくれないかしら?」

 「はぁ…わかりました」

 そして見せられたのはイオリアの爺さんのメッセージしかも渡すものがあるときたもんだ。
 (何となく渡される物に心当たりがあるな)

 ……言わないでくれビアン。

 「その顔で大体理解できたけど、やはり貴方たちなのね…」
 向こうさんのやっぱりか…みたいな目が痛い!!

 「ゴホンッ! えぇ、恐らくビアンと俺の事でしょう。詳細は省きますが」

 「わかったわ、これよイオリアからの物は」

 うわー、なんかメモリーっぽいなー、中身怪しさ満点だな。


 「それでロックオンの事だけれど…」

 「えぇ、結構重症でこちらに運んできてもあれだと思ったので…
 こちらの母艦で医療カプセルに入れました。ただ、知識はあっても実際の経験はないので…」


 「私が行こう。このままここにいても足出まといだろうからな」

 「いいのですか?」

 いや、来てくれるのは有り難いが不都合はないのだろうか。

 「メンバーの命の方が大事よ。それじゃあ、モレノさんお願いします」

 「あの…ハロも連れてってあげてください」 「ヨロシクネ!ヨロシクネ!」

 フェルトちゃんがハロを渡してきた。

 「あぁ、わかったよ」

 その後、機体に乗り込んだ俺とモレノさんだったが…

 なにか来る!!

 「モレノさん!捕まっててください!」

 機体を急発進させ、その場を離れる。

 「なんてことだ、プトレマイオスが!」

 俺は舌打ちを一つしたあと、母艦に連絡を取る。

 「こちら、ヨハン 聞こえるか」

 「あ!ヨハ兄どうしたの?」

 「プトレマイオスへの攻撃が始まった。直ぐに戻りたいが医者が乗ってる。ミハエルを回してくれ」

 「了~解!!」

 「モレノさん、急ぎますよ!」 「了解だ!」 「ワーハヤイイー!!」


 うん、ハロ空気読もう。


 モレノさんをミハエルに渡したあと、俺は抑えていた速度を解放し、殺人的速度で元の場所へ向かった。



 敵の金色モビルアーマー、アルヴァトーレの粒子ビームにより身動きが取れなくなったトレミー
 打つ手がほぼない中、システムエラーが発生していた。

 「強襲コンテナに行くわ、迎撃しないと!」


 「フェルト、デュナメスの太陽炉に不具合があるわ。接続状況に問題があるみたい。早く行って!」

 「今の嘘でしょ?」 「わかる?」


 そして、数分のちトレミーの指令室真ん前にGN-Xがビームライフルを構えた。

 その時


 「男なら惚れた女ぐらい幸せにしてみせろよなああああ!!」

 ガルダスパルナからのファンネルによりGNーXはずたずたにされた。


 「よう、色男。諦めるにはまだ早いぜ」

 目の前には唖然として抱き着いた二人がいた。

 「おら、早く乗りな。」

 俺は真ん前を手でこじ開け二人をコクピット内にいれる。

 「あ、あの…恥ずかしいっす!」 「あぅ…う~」

 「おら、フェルトちゃん達に知らせといてやんな」

 「あ、はい!」 「自分が言うのもなんですけどキャラが違いません?」


 「戦いってのは血沸き肉躍るって言うじゃねえか」

 「戦闘部族だ、戦闘部族がここにいる…」

 「んじゃ、捕まってろよ!」




 戦闘区域を高速で離れていった。
 勿論、先ほどと同じ場所にて待機してもらったアーガマまで、モレノさんと同じ経験をした二人がいたのは言うまでもない。



 「マネキン大佐!こちらに急速に接近するMSを確認!」

 「なんだと、モニターに!「通信を求めています!」なんだと?!」

 最後の艦隊の前には異様な姿のガンダムが一機いた。

 「通信を許可する」

 映像に出たのは片目をふさぐ男だった。




 「どうも、カティ・マネキン大佐。私の事はヨハンと」

 やはり綺麗で強そうな人だ。

 「聞きたい事は様々あるが、まず問う。貴様はソレスタルビーイングか」

 「いえ、違います」

 「では、何故そのような機体を持ち我々の前に立った。味方という訳ではあるまい?」

 「そうですね。所信表明と貴方方の今回の勝利をお伝えにきました」

 「なんだと?やはり関係があるのか、しかし貴様なら今の我々を殺す事など造作もあるまい」

 向こうでなんか騒ぎ立てる声がうるさいな。

 「あまり嘗めないでもらおう。他人の戦を勝手に盗むような真似など無粋極まる。
 今回はあなた方とソレスタルビーイングの戦いだった。その勝敗を自身で壊すほど、腐ってはいませんよ」

 「成程、貴官は誇りある戦士なのだな」

 「えぇ、私が作った組織FFは誇りと矜持を持つ。とだけ言いましょう」

 「確かにその名前覚えたぞ」

 「ゆっくりお話ししたいですが、貴方方も忙しいと思います。なので最後に一つ」


 正しい、世のあり方とはなんでしょうね…



 「大佐、先ほどの人物は一体…」

 「あれは傑物の類だろう、それと言わなくてもわかっているとは思うが
 先ほどの事はこの場の者の極秘としておく。貴官達も誇りある軍人ならわかるな」

 「「了解!!」」

 彼らは戦いに美学を持つヨハンに少なからず、光をみたのだった。
 そしてカティ・マネキンは過去に思いを馳せていた。

 (まさかアイルランドの小さな英雄に再び会えるとは…)







 母艦アーガマに戻った俺はCBのクルー(ロックオンとモレノさん以外)にどうなったか聞かれた。


 「今回の戦いは君たちの負けだよ。ただ幸い死んだ者はいないみたいだね」

 落ち込んでしまったが、この後が大事だと言うとなんか意気込んでいた。
 そして……



 「リヒティ君、改造手術しない?」

 「男だけ集まって、なにを言うのかと思いきや何言ってんですか?!」

 「ナニの話かな(キリッ 」

 「うまくねぇんだよ!!」

 ツッコミがうまいなリヒティ君

 「真面目に言うとだ、まぁ生殖機能の復活とサイボーグ目指さない?」

 「え…でも俺…」

 「大丈夫だ、安心して任せなさい。彼女さんも了承してくれたぞ」

 「おいぃぃいい!!!なんて事したんだ!!」

 「ひゅ~!お暑いね~!」

 ふ、あまいなミハエル

 「ミハエルお前がこっそりエイミーちゃんとイチャイチャしてるのは知ってるぞ」

 「ゲハァ!な、なぜ」

 陸に上がった魚になっていた。
 メンタルへのダメージが大きかったようだ。
 話を戻して…

 「彼女さんからは何人欲しい?というコメントをいただいている。(ハゼロ) では眠っとけ!」

 「え、今なんギャピ!!」




 リヒティ君を気絶させ、ミハエルを放置した後

 俺、モレノ、ビアン・イオリア爺(モニター)の4人で密かに計画をしていた改造を施す。

 「やはり、ロケットパンチはロマンだな」

 「(バズーカもつけるべきだな)」 「(膝にもつけようか)」

 「ふ、恐ろしい人達だ」


 「「「「フフフフフ……」」」」



 男のロマンを勝手に搭載する4人。全世界共通の男のバカさがそこにはあった。

 
 

 
後書き
こっそりヨハン一機落としてますが
勝敗はほぼ決まっていたので、それを姑息な真似で蒸し返す事はしないという事ですね。

炭酸さんはネーナの尻に敷かれてもらいます。
クーデレ隠れ巨乳は渡さん。


リヒティ&クリスカップルを見たホリーさんはあらあらまぁまぁ というリアクションです。こう片手を頬に当てて笑顔で

 
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