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ハイスクールD×D ~熾鏡符のAGITΩ~

作者:天の道
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第一章:体育館裏のホーリー/暴走する熾鏡龍
  MirrorXIII:舞うは天災の熾鏡龍/奏でるは、悲しみと孤独の二重奏

『グウヴヴゥ…… グキュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!』

俺、兵藤一誠は眼前の光景にをどう見ていいかわからなかった
翔一がシャルバの見せた映像……そしてシャルバが放った一言で壊れるように
暴走していた…まるで…

『相棒…あれは、性質が違うが…覇龍だ』

覇龍?なんなんだそれは?

『覇龍とは四天龍の神器にあるシステムみたいなものだ…覇龍を発動すれば
神や魔王を一時的に超えることができる…だが代償として命を削る代物だ…』

それじゃあ!翔一は今命を削りながらあの携帯になったのか!?

『正直わからん…そもそもあいつの力は、俺たちの世界での断りで生まれていない
代物だ…それはわからないが…消えkんな状態には変わりはないだろう

俺はどうしていいのかわからなかっただが…これだけは思った見届けようと

そしてドラゴンと化した翔一君が前傾姿勢を取りシャルバもまた、二人と戦う体制を取った。

刹那、ヒュッと風を切る音がする。

「ぬうううううっ!!!」

ぶちぶちと言う、肉を引き裂く音と共にシャルバの右腕が消える。

凄まじいスピードで移動していた翔一がシャルバの右腕を噛みちぎっていたのだ。

「おのれっ!!」

シャルバは、残った左腕で光を作り出し翔一に極太の光を当てた
しかし翔一はその場から動かずに翼を羽ばたかせる


《『CONFINE VENT』》


翔一はまるでカードを使用した音声を発すると翔一を包んでいた極太の光が
一瞬にして消えた


《『SWORD VENT』》


「何ッ!! ぐおっ!」

光を吸収されたことに驚愕していると、翔一はいつの間にか出した剣を出し、シャルバを切り裂く。

「グアアアアッ!!!!」

『ヴォ……・ヴオァァァァ…ヴォァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!』

翔一はも喋っていなかった、まるで悲しみに暮れる龍の雄たけびを聞いているようだ…

なんで…なんでお前は…そうも悲しい声をあげるんだよッ!!

この時点で、翔一は完全に人の形からは掛け離れた異形へと成り果てている。

「ふざけるなっ!!」

激昂したシャルバは、残った左腕で光の一撃を放ち、翔一を包むがまた
召喚音声が流れる…


《『COPY VENT』》


《『DivideDivideDivideDivideDivideDivide』》

その音声と同時に、光の波動は半分、更に半分!ドンドン縮小していき、
光はペンライト程のものになった。

なんだよ…まるでヴァ―リの白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)じゃねえか!

「ヴァーリの力か!おのれ、どこまでも私の前に立ち塞がるのかッ!! ヴァーリィィィィッ!!」

吼えるシャルバは、次に魔力の塊を翔一に撃ってきた
しかし翔一は微動だにせず…偶然奥で怯えていたディオドラを捕まえ
まるでディオドラを盾にするかのように迫る魔力の塊を防いだ

そして盾にされたディオドラはまるで屍の様になり翔一に投げ捨てられた

もうこれは戦いじゃねぇ…一方的な虐殺だ・・・・どうして…お前は
あんなに優しかったのに…こんな残酷なことができるんだ!!



《『SHOOT VENT』》



そして翔一はまた音声を発し残ったシャルバの片腕をまるで弾丸のように打った
ブレスで吹き飛ばす

『ヴォァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!』

翔一は強大なオーラを纏って咆哮を上げると、
オーラによって床が大きく抉れて巨大なクレーターが出来上がる。

「ば、化け物め!なんだあの時の暴走とは比べ物にならないぞ!!」

シャルバの顔は既に恐怖に染まっていた。
瞳には怯えの色が強く表れ、まるで目の前の翔一の恐れている感じだった。

「わ、私の力はレイリスによって前魔王クラスにまで引き上げられているのだぞ!?
なんだ前の戦闘データから逸脱しすぎている!!なんなんだ!?これが異世界の化け物か!」

シャルバは喚くが、今さら認識しても遅い。
俺達は―― ただ呆然と見ているしか無かった。

翼と木場は全身を震わせ、部長、アーシア、朱乃さん、小猫ちゃん、ゼノヴィア、ギャスパーは
まるで翔一を恐れているように見ているし、俺だってだってそうだ、全身の震えが止まらない。

だがあれは翔一だ、とおまった決して怪物などとは思わなかった

だから俺は絶対に目をそむけず見ていることにした

「イッセー、翔一は…なんであんなに…あんなに苦しそうなんだ…
私は彼に救ってもらったのに…私は何もできない…悔しんだ!!」

すると翼が俺に問いかけてきた…
お前も俺と同じことを思っていたのか…

「なら翼、今の俺たちには何もできない……だから今この光景を見るんだ
翔一の苦しみや…背負ってきたものを…見届けようぜ!!」

「…・・わかった…私もしっかりこの光景を見届けよう」

そして翔一は姿勢を変え、翼を大きく広げ、顔をシャルバに真っ直ぐ向けた。

ガシャッと何かがスライドする音と共に、顔の部分が四方向に割れて
まるで何か発射されるような発射口が姿を現す。


《『COPY VENT』》


《『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost……』》


また音声を発した後、発射口ニとんでもないエネルギーが収束していく

もしかしてあの能力は、俺の神器の倍加じゃないか!一体どんだけ
翔一の力は、底知れないスペックをかくしているんだ!?

「くっ!私はこんなところで死ぬわけには!!」

シャルバは残った足で転移魔方陣を描こうとするが―――


《『FREEZE VENT』》


――― その音声と共に、シャルバ乃下半身が完全に凍り付かされた。

「ぬぐっ! う、動かん!?」

そしてシャルバは完全に動けなくなり

《『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost
BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost』》


『《FINAL VENT》』


チャージされた発射口から凄まじい、氷、炎、雷、風のオーラがオーラが照射されていく!

やばいぜ!これじゃ俺たちも巻き込まれる!!

「部長、一旦引きましょう!この神殿から出ないと巻き添えをくらいます!!」

「ええ、わかったわ!みんな、ここは一端引きましょう!」

「「「「「はい!!」」」」」」

こうして俺たちはこの神殿から急いで脱出をする

「バ、バカな…ッ!! 真なる魔王の血筋である私が!ヴァーリに一泡も噴かせていないのだぞ!?
ベルゼブブはルシファーよりも偉大なのだ!おのれ!!異世界から来た、龍めぇぇぇぇ!!!」


ヒュッウッ!…・ドゴォォォォォォォォォン!!!!!!!


翔一が放った絶大なブレスをくらいシャルバは爆発の中へと消えていった

だがまだ終わっていない…

『ヴッ…ヴォォォォォォ…ヴォァァァァァァァァァ!!!』

暴走したままの翔一は悲しそうな叫びをあげながら暴れていた……









俺、アザゼルは、レイリスの近くに現れた旧魔王派の幹部クルゼレイを倒して

現在レイリスとにらみ合っている状態だ…そして俺の傍らにはオーフィスとタンニーンがいた。

先程から消えない臨戦態勢・・・それが突如、解除されたのはさっきの事だ。
何故かわからんが、レイリスは突然神殿の方に顔を向けた

「かんじる…こころのやみ…すべてをひていされ、そしてすべてをにくむ
かなしみとさびしさの、おーら」

レイリスは意味不明なことを言っているが・・・・
そしてその異変を感じとった者がもう一人いた

「これは、翔一?…翔一のオーラ?」

・・・オーフィスが珍しくも戸惑っている。

その表情には焦りのようなものすら見え、そして俺の背筋に異様なまでの寒気を感じた。

―――なんだ、この今まで感じたことのねぇどす黒いオーラはッ!!こんなの一体誰が
するとイッセーから突然通信が入った

〔アザゼル先生!ちょっといいですか!緊急事態です!〕

イッセーが焦りながら連絡してきた…一体何があったんだ?

「なんだイッセー何かあったのか!?」

〔翔一が…翔一が!暴走しています!!!〕

「なんだと!?一体どうなっているんだ!?」

〔シャルバって悪魔が翔一の過去をなぜか知っていて
そしてシャルバが暴露した後、翔一に異変が起きて…そしたらまるでドラゴンみたいになって
暴走しています!!〕

なんてことだ…まさか翔一が暴走……なぜこうなったんだ!!
神器ではないし、ましても四天龍の神器でもないのに一体どうなったんだ

「それでイッセー今どうなっている!」

〔暴走した翔一がシャルバを倒して、付近で暴れています!〕

まったくなんてことだ…たださえ翔一の力話ブラックボックス多い…
とりあえず俺は向かうしかないか…

そう考えていると

『ヴォ……・ヴオァァァァ…ヴォァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!』

―――突如、俺たち・・・いや、フィールド全体に何かの絶叫。
雄叫び、咆哮のようなものが響いた。

それはひどく俺の耳を貫き、そして俺は薄目でその声がした方向を見た―――
さっき感じた寒気の方向だ…本当に暴走しちまっているのかッ…!翔一!!

そして俺はこの負の感情のオーラを何回か見たことがあった
心当たりがすると言えばイッセーたちが宿している神器にあるシステム―――覇龍だ

だが、何かが違う…そうこれは怒りじゃない、憎しみでもない

まるで寂しさと悲しみが混じったようなオーラ、レイリスが言っている通りの
悲しい、寂しいだな

「オーフィス!翔一が心配だ!一緒に死んでも出行くぞ!!」

「わかった」

「わたしも…いく」

俺とオーフィスはレイリスを警戒しながらも翔一たちの処に向かう

そして神殿を目視できる位置まで到達するとそこにいたのは
聖魔剣と魔力でシェルターを作りとどまっているイッセー達と
原形をとどめていない神殿で暴れまわる濡れ羽色と灰色のドラゴンが暴れていた

『ヴォァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!』

まるでで何かを求めそして悲鳴のような雄たけびを上げていた

翔一…一体お前がこうなるのに…何が起きたんだ!!
何がお前をそうさせるんだ…一体なんで、どうしたらそんな叫びを上がられる…・ッ!

「アザゼル…翔一何かを求めている…そして同時に何かに恐怖している
何を求めていて、何に恐怖しているか、我はわからない。だけど翔一は泣いている」

オーフィスでも断片的な事しか解らないようだ

そしていつの間にか…ティアマットが隣にいた…どうやら観戦ルームの旧魔王派の
集団は片付いたみたいだな…

「アザゼル……何故、翔一…私の弟は泣いているのだ…?」

「わからない…だがあいつをそうまでさせ要因………
それが原因だ……自らの感情をコントロールできているあいつが
情緒不安定になるまでの要因があったんだろう…だがそれを知り
それを行ったやつはもう翔一が消しちまったからな」

「私には、わからんのだ…翔一があそこまで悲しみに陥る理由が…」

俺たちは翔一がそこまで精神的に追い詰められた理由を考えながら
イッセーたちのもとへ向かった


 
 

 
後書き
どうも天の道です。

さて今回は暗い話でしたね。
翔一の暴走状態…赤龍帝と白龍皇乃力をコピーし使っていましたね…
書いている自分もなんですがチートですね。
そしてカードなしでの能力発動、神器の能力コピーは暴走状態のみで発動可能な技にします

そして次回はついに四天龍集結!翔一の暴走を止め翔一の真相を解くために大暴れします


それでは次回の後書きで
 
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