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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生

作者:stk
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2-Aに来た転校生。

「今日をもって国立白河女子高等学校から転校してきました、牛目はやです。選択は戦車道を取るつもりです。戦車道では大狩流のもと修行しています。」
「同じく国立白河女子高等学校から転校してきました、山元みのりです。選択も同じく戦車道を取るつもりです。」
「神下幸です。国立白河女子高等学校から転校してきました。選択は戦車道を取るつもりです。」
「木島さいかです。国立白河女子高等学校から転校してきました。選択は戦車道を取るつもりです。また大狩流のもと修行しています。」
今日、転校生がやって来ました。
私の知っている人はいないけどみんなが戦車道を選択してくれた見たいです。
「以上でSHR終わりです。」
「ねえ。なんで戦車道を取ることにしたの。」
沙織がいきなり質問を始めた。
「大狩家の現当主である里美様に頼まれたからです。」
「役割は?」
「車長と通信手です。」
はやが言っていると放送で、
『大狩梨華、木島さやね、中橋裕香、大上亜依、高林絵里、牛目はや、山元みのり、神下幸、木島さいかは生徒会室に来なさい。』
「呼ばれてるよ。早く行かないと怒られるよ。」
そして四人は急いで生徒会室に向かった。
また同じ頃に梨華達は、
「絵里聞いた。大洗に牛目はやが来てるみたいだよ。」
「それにさやねの双子の妹さんも。」
「なんで大洗にいるのかな?」
そんなことを考えながらゆっくりと生徒会室に向かった。
「生徒会室ってなんでこんなに遠いいの。」
「しょうがないよ。」
生徒会室にやっとつくと、
「角谷先輩、入りますよ。」
生徒会室に入ると大洗の制服を着たはや達がいた。
「遅いぞ大狩。」
「スミマセン。それよりも聞いていいですか?」
「何をだ?」
「なんで大洗の制服を着たはや達がいるんですか?」
「その事か。今日付けで大洗女学園で転校して来たんだ。」
「そう言うことなんでまたご指導ヨロシクお願いします。」
「いつ転校試験を受けたの?」
「それは梨華に隊長を頼んだ日です。」
だからこの前はいなかったんだ。
「そんなことはさておき、お前たちには遊撃隊をやってもらいたい。」
「それはどんな感じで。」
梨華が代表して河嶋先輩に聞いた。
「簡単だ。みほの指示に従わないで行動できるんだ。」
「なるほどメンバーは此処にいる九人なんですか?」
「そうだ。参加するのは二回戦からだ。」
「それまでは、自由だよ。」
河嶋先輩の言葉に角谷先輩が補足をした。
「そうですか。後、話も無いですか?」
「ああ。もういいぞ。」
その後、各教室に戻った。

選択の時間に、
「今日から、大会に向けた本格的な練習をはじめる。蝶野教官お願いします。」
「試合に向けてビシビシと行くよ。」
「「「「はい。お願いします」」」」


「精々、西住流の名を汚さないように。」
黒森峰女学院の現副隊長のエリカが言ったのを聞いていた梨華とはやは、
「黒森峰は品がない学校でしたのね。そう思いません、梨華さん。」
「そうですね。他校にあんな態度を取るなんて戦車道を舐めていらっしゃる。」
二人は変装の為に白河女子高の制服を着ていた。
「あなたたちもいたんですか。今年も負けませんから。それにしてもどこの名家の次女さんはお馬鹿さんばっかりなんですね。」
それにたいして怒った梨華は護身銃を取りだしエリカに向けた。
「死をもって償いなさい。」
それにまほさんが反応して、
「やめなさい。梨華の言うとおりだわ。エリカはみほに言い過ぎ。もっと上品にしなさい。今の貴方ではみほよりも下です。」
「スミマセン隊長。」
「白河女子高は今回は出場してないわよね。なら一々口を挟まないことよ。」
「そうですね。以後気をつけます。」
「行くわよエリカ。」
「はい、隊長。」
こうして二人の喧嘩は終了した。
しかし何故、白河女子高は大会に参加しないのだろう。
そんな疑問が浮かんだがすぐに忘れた。

「隊長、なんであんな嘘を言ったのですか?」
「エリカ、彼女はもう白河女子高にはいないわ。」
「どうしてそんなことがわかるのですか。」
エリカに聞かれ、それを普通に。
「あの嘘を真に受けたのがその証拠よ。」
それで納得したエリカ。
「何処に転校したのでしょうか?」
「私の予想では、国立北海学園か大洗女学園だと踏んでいるわ。」
「北海学園には準決勝で当たるかも知れないですね。」
「そうね。楽しみだわ。」

その日の夜に組み合わせが発表された。
一回戦はサンダース付属高校。
強豪であるが、楽に勝てるだろう。
元白河女子高のメンバーはそう思った。 
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