| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ドラゴンクエスト8 HENTAIの冒険

作者:うりぽん
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

2話 未遂だからいいじゃん!!

 
前書き
久しぶりの投稿!一応これから夏休みなので更新頻度は上がります。 

 
in〜トラペッタ〜

大きな門を開き僕らはいざトラペッタの街へと入っていく。
この町は僕は初めてではない。城のお使いで何度か来たことがある。もちろんトロデ王もミーティア姫も来たことがある。だけどヤンガスは来たことがないらしく辺りを物珍しそうな目で見回していた。


「これ!ヤンガス。お主の様な人相をした男が人を見つめるでない!ほれっ、お主が睨みつけたから子供が怯えて逃げて行くではないか!」
「いやそれはおっさんが緑色をしたまm」
僕は急いでヤンガスの口を押さえた!この先を言われるとトロデ王がシケモードに入ってしまう…いや僕も今の子供が逃げて行ったのはトロデ王のせいだと思うよ。


「なっ…なにをするでがすか兄貴!」
僕が抑えていた手を離すと直ぐにヤンガスが反論し始めた。取り敢えず僕はウィンクをしてみる。そうしたら何かを感じ取ったのかヤンガスはこれ以上何かを聞くことはなかった。うんいい子だ!


ある程度町の中心に来るとミーティア姫が止まりトロデ王がぴょんと馬車から飛び降りた。
「ふむ、着いたようじゃな。わしの記憶に間違いがなければ確かこの町のはずじゃ。この町のどこかにマスター・ライラスと呼ばれる人物が住んでいるはずじゃ。」
「ちょっと待ってくれよおっさん!アッシらが追っていたのはドルマゲスってやつじゃなかったでがすか?」


確かにそうだ。僕たちはドルマゲス追ってこの町に来た。何故のこの町を訪れるのか僕も疑問に思っていたんだけど…トロデ王の顔から察するに単なる寄り道って事はなさそうだ。


「そうじゃ!憎きはドルマゲス!わしらをこの様な姿に変えたとんでもない性悪魔法使いじゃ!いったいあやつめはどこに姿をくらませてしまったのか!?一刻も早くあやつめを探しだしこの忌々しい呪いを解かねばならん。でなければあまりにもミーティア姫がふびんじゃ。せっかくサザンビーク国の王子と婚儀も決まったというに…ド、ドルマゲスの奴めっ!」


うんうん。それで?何故ライラスって奴を探すんですか?トロデ王。

「というわけでエイト。さっそくじゃがライラスなる人物を探しだしてきてくれぬか?」

はっ?……んっ?……へっ?……どういうことですか?トロデのおっさん。話をまとめると、ドルマゲス許せん。→ミーティアがふびん!→だからライラス探してきて。どういうことですか〜


「おっさん…その話じゃあなんでライラスを探しだして来るのかという理由がどこにも見当たらないでがすよ。もっと詳しく教えてほしいでがす。」


僕がトロデ王の奇々怪界な考え方を頭をフル回転させて理解しようとしていたがトロデ王と上司関係が全くないヤンガスが助け舟を出してくれた。ありがとうヤンガス…


「ふむ、話が見えぬか?ライラスこそがドルマゲスに魔法を教えたと言われる人物。ライラスなる者に聞けばあるいはドルマゲスの足取りがつかめるかもしれん……」


それだよ!それ!一番必要な情報!それ抜かしたらいけない


「と言うわけで頼んだぞ。わしはここで休んでいるからな。」
そう言われトロデ王に僕とヤンガスは送り出されたんだけど…結構この町広いんだよなぁ…

「兄貴手分けして探しだ方がいいでがすよ。と言うわけでアッシはあそこらへんで聞き込んでくるでがす!」
「えっ!ちょっと待って!」
僕の制止が聞こえなかったのか走り去っていくヤンガス…きたことのない町なのに1人で大丈夫なのか?てか…1人で聞き込みするのかぁ…


だけどその瞬間僕に名案が降ってきた!今なら1人……トロデ王もヤンガスもいない、、、では欲求を満たしてこようではないか……










「おう、あんちゃん覗きはいけねぇなぁ……」
「ゲッ!!」







はい、捕まりました。罪状は”覗き未遂”…いや未遂だからいいんじゃないかしら。
「あんちゃん、この町のやつじゃないんだろ?そんなとこ町の傭兵なんかに見つかったら連れて行かれて…「グシャ」だぞ。」


今は武器屋にて店の店主であろう変態マスクさんにじっくりこってりしぼられています。
「スンマセン…本当に反省しています。だから傭兵に引き渡すのだけは勘弁してください。」


「いや、俺だってそこまで非情じゃあねぇよ。男なんだ、一回くらいの過ちくらいあるってもんだ。告げ口なんてせこい真似しねぇよ。それより…」
「…?」


「あの子どうだった?凄いよかったろう?」
「えっ?…まぁ横顔しか見れませんでしたが…凄い可愛いかったです。」
いきなりの話題転換に少し驚きつつも質問に対し答える。もう少し声をかけるのを遅らせてくれれば着替え中のあの子の結構色んな部分を見る事が出来たと思うんですがねぇ!


「そうだろう。あの子はユリマちゃんっていうんだが、それはそれはこの町で一番と言われるほどのべっぴんさんでな。親のルイネロさんとは似ても似つか……ゴホンゴホン!」
「どうしました風邪ですか?」
「いや、あの子が可愛いと言う話だけだ。他にはないよ。」


うーん何か隠したなぁ…それにしても隠すの下手すぎだよ…聞き出したいけどこの人には一応傭兵に突き出さなかった恩があるし…しかたない。


「そうですか。ではもう行きますね。」と言い僕は立ち上がる。罪状についても許されたし店を後にしようとした。
「ちょっと待ちな。あんちゃん。」


僕が武器屋を出ようとすると引き留められた。なんだ?助けてやったんだから店の武器を買っていけとでも言うのだろうか?
「嫌そうな顔をすんなよ。急いでいるのは分かっているがこうしてあったのも何かの縁だ。俺の名前は”クロウ”あんちゃんの名前は?」
「エイトです。ではまた何処かで。」
「おう!いい名前だな。またあったら酒でも飲もうや!」

そう言い僕は店を出る。うーん、ちょっと欲求を果たせなかったのと急いでいるので少しピリピリしすぎただろうか?いい人だったのに…印象悪いなぁ…

「まぁいいや!」
そう独り言を呟き僕は歩き出す。そういえば酒とかって言っていたな…情報収集と言えばやっぱり酒場かな?って言うかクロウさんにライラスのことを聞くことを忘れていた…

記憶を頼りに酒場までの道を歩いて行く。

「ん?あれは…」
酒場の前に見覚えのある人物が立っていた……




 
 

 
後書き
関係ないけどトラペッタの事を今の今までトランペッタだと思ってました。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧