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普通の刑事の特殊な日々

作者:時雨日和
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最終話 刑事として一人の男として

 
前書き
本当はあと何話かあったのですが、手違いでその話を消してしまいました。なので今回で最終話です。 

 

今日俺は誕生日を迎えた。個人的にはそれよりも大切な日ではあるけど、まずはこれから自分で祝いたい。今日で23だ、仕事を始めてからもう5年目になる。今までの人生は結構波乱万丈だっただろう、両親を早くに亡くしまだ中学生にもなっていなかった恋心を俺1人で育てたり、高校ではかなりイジメにもあっていたり、それでそんな時に楓に会って入院していた雨にあってその入院の原因の事件を解決して、警察になって1年後にこの町の本所の方に配属されて無駄に長い名前の課に入って華那さんや沙耶さんに出会って、色々事件解決して、そのうちに弥生に会って、大怪我して目が見えなくなった時に大和に会って、その後夜に会って夜を弥生の養子にして貰って、そこから弥生と付き合って、その2年後に楓から左眼を提供して貰ってまた目が見えるようになって、病院抜け出して弥生の家に行って弥生のおばあさんと喧嘩しおばあさんを脅しとともに追い出して弥生に怒られてからプロポーズしたのがちょうど去年の今日だ。他にも語りたいことはもっとある、紫奈と再開したこと…波乱万丈ではあった、大変だったり苦しかった時もあった、でもそれが全てじゃない。楽しいこともあった、嬉しいこともあった、本当に色々あった人生だった。
弥生「響希、そろそろ時間だよ」
響希「ん、あぁわかった。準備する」
弥生「…緊張してる?」
響希「まあな…昨日だけで何人にプレッシャーかけられたか…」
弥生「ふふ、大丈夫響希ならできる。私が傍に居るからね」
響希「そうだな…うん、ありがとう行くか」
弥生「ええ」
さっきのは途中だが時間だ。これから次の事を祝わないとならない、これから結婚式だ。俺と弥生だけ先に式場の方へ移動した。
それから数時間後
着替えも済みあと1時間もしない内に始まる、控え室に弥生と2人で居る、そんな時だった。携帯がなった、とると警察署からだった。
響希「もしもし、お疲れ様です。どうかしましたか?」
川上「もしもし、こちら捜査一課の川上だが通り魔事件が起きた。場所は川内区のシステム会社のビルの前で起きた。現在犯人は逃走中、至急逮捕に尽力してくれ」
言い終わると同時に切られた。どうする?流石の俺でもこれは決めかねない、今日は人生で最高上位で大切な日だ、むしろ一番といっても過言ではない。そんな日に新郎が退席?ふざけんな、そんな事はできない。しかし…場所はここから近い、それにあそこからの逃げ場所ならこちらの方向に逃げる可能性が高い。そこまでは頭に入っている、しかし、無理だ。そうだ、大和に連絡を…だめだ、既に呼ばれている、しかも遠くでも事件が起きてそれに行かされてる。こんな日に限って…そう考えを巡らせている時。
弥生「……行ってきても大丈夫だよ」
響希「!?」
弥生「事件でしょ?それも近くの、それに大和君たちにも頼れない、なら響希が行くしかない」
響希「で、でも…それじゃあ」
弥生「だから、すぐに行ってすぐに捕まえてすぐに戻ってくればいい。ね、だから行ってらっしゃい。あなたにはそれが一番合っているし、すぐに戻ってくるって信じてるから」
そう言って微笑んでいた。正直泣きそうだった。俺は幸せ者だ。
響希「わかった、いつものスーツ…持ってきて良かったな」
弥生「ふふ、そうね」
すぐに着替えた。そして扉に手をかけて。
響希「…行ってきます」
弥生「えぇ、行ってらっしゃい」
扉を開け、誰の静止も聞かず外へと出ていった。
視点変更1時間後
牧師「それでは、これより式を始めます」
教会、神父の前には誰もいない響希はまだ到着していなかった。時間を変えることも出来ずそのまま式を始める事になった。静かにどよめく教会内そして、新婦弥生が入場した。牧師しかいない、その場所へ。式は進み誓の言葉。
牧師「…新郎響希、あなたは新婦弥生が病める時も、健やかなる時も愛を持って生涯支え合う事を誓いますか?」
もちろん、誰の返答も帰ってこなかった。また少しざわつく、神父が次の言葉を発しようした時、扉が開いた。
響希「はぁ…はぁ…誓います。」
教会にいた弥生以外の人が一斉に扉の方に視線を向けた。そこには肩で息をして扉にもたれかかっていて、腕から血を流している響希がいた。一層ざわついたり、響希の方に駆け寄ろとする者がいる中響希は誰にも視線を向けることなく気にもとめず、ある1点を見つめながらそこに向かって歩き出した。そして、弥生の前へと行き向かい合った。そこで初めて弥生は顔を上げ響希の顔を見る。ベールがかけられているが、それがあっても優しく微笑んでいた事がわかった。
響希「こんな格好だし、遅れてごめんな」
弥生「大丈夫、信じてたから、来てくれるって」
牧師「……では、引き続き、新婦弥生、あなたは新郎響希が病める時も、健やかなる時も愛を持って生涯支え合う事を誓いますか?」
弥生「誓います」
牧師「では、指輪の交換を」
響希から弥生へ、弥生から響希への順に指輪が交換され、そのままベールを上げた。
響希「こんな俺を信じてくれてありがとう」ボソッ
一言弥生にしか聞こえないくらいの声で言ってから、2人は誓いのキスをした。
 
 

 
後書き
これで本編は終わりです。かなりの期間を開けるなどしてしまい、読んでくださっているかたも少ないとは思いますがここまで読んでいただきありがとうございました。できるだけ早くお詫びのafterストーリーを投稿してこの話を終わりにしたいと思います。 
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