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連合について

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11部分:第十一章


第十一章

36.連合軍
 軍はあまり地位は高くありません。完全志願制で常に人員の確保に困っています。訓練はかなり緩やかで福祉厚生はかなり充実しています。また給料も高いです。これは全て人気取りと人員確保の為です。様々な施設も充実していて基地内や艦内の居住環境もかなりいいです。この辺りはアメリカ軍を参考にしました。軍規軍律はかなり厳しいです。とにかくこれを第一絶対としています。訓練は緩やかであってもです。その為個々の質はお世辞には高いとは言えませんが規律だけは完璧に近い軍隊になっています。軍服はスーツタイプですがこれは下士官及び将校のもので兵士はセーラー服です。二年で下士官になれる下士官候補生やパイロット候補生、少年学校の生徒は七つボタンの詰襟です。下士官の服は黒ですが将校になると階級を示す金モールが袖に付きますし制帽の顎止めも金色になります。夏服は略服と礼装があります。どちらも白です。正装は下士官及び将校は詰襟です。礼装は滅多に着ません。また将校の略装及び礼装は肩章に階級章が付きます。敬礼は海軍式で狭い場所でも行えるように腕を小さくしての敬礼となっています。制服を含めて全体的に海上自衛隊をモデルにしています。ただし兵器調達や運用に当たっての法整備はアメリカ式です。自衛隊のそれはかなり問題がありいざという時に動けないと判断しそこは採用しませんでした。食事は同じ食堂で階級に関係なく食べます。ここは海上自衛隊とは違います。食べるものは誰もが同じものです。そこで各国の料理を出して連合内の文化交流を図る意図もあります。階級は下士官が異様に多いですがこれもアメリカ軍を参考にしました。上級大将がないのもです。連合で上級大将がないのはそれがエウロパ式の階級なので各国が嫌って採用しなかったからです。なお中央軍設立までは各国はそれぞれの軍服を着ていました。階級は各国共同じでした。階級の形式はそのまま中央軍に受け継がれています。これは国軍に残っています。詰襟タイプとスーツタイプがありました。王制や帝制といった君主制国家は詰襟で共和制国家がスーツになっていました。詰襟タイプは旧帝国海軍のそれが頭の中にありました。作品中で書きましたが議論の末中央軍の軍服はスーツになりました。この辺りに連合内での微妙な軋轢もあったりします。
37.将官の任命
 連合軍の特徴として元帥が少ないです。三十人しかいません。ただし大将が多くなっています。将官は大将までは国防長官が任命しますが元帥からは中央議会での承認が必要となります。これもアメリカに倣っています。そのうえで中央政府大統領が任命するという形式になっています。元帥の権限と地位は高くその為こうした厳格な任命形式となっておりそしてその数も少ないです。なおこれは公ではそうではないということになっていますが元帥になれるのは大国出身者だけです。小国出身ですとまず大将止まりです。それで大将が多いという一面もあります。艦隊司令が中将であり十個艦隊からなる軍団司令は大将、その十個軍団からなる軍司令もまた大将です。この辺りは大将といえどランクがあります。自衛隊で一佐の中でランクが三つあるのを参考にしています。三個、人口増加に伴う中央軍の拡大以後は軍からなる軍集団司令は元帥となっています。このことからも元帥という階級の重大さを表わしているつもりです。
 
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