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連合について

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10部分:第十章


第十章

33.環境と開拓
 その星の生態系は惑星開発においては非常に重要なものになっています。それを出来るだけ破壊しないように配慮しながらの開拓、移住が前提になっています。この時代は環境保護の思想やエコロジーの技術がかなり発展していますがそれでもです。そうした配慮をしなければ開拓はできない時代になっています。それこそ各分野から叩かれるからです。現代で政府や企業が政策や経営にエコロジーを念頭に入れるようになっているのと同じです。そうした配慮があってこその開拓、開発、移住になっています。ただし恐竜や巨大哺乳類、大型の昆虫、人も襲いかねない巨大植物と言った生物や植物がいる星系での開拓や開発はかなり危険なのでロボットを使って多少荒っぽく行う場合もあります。恐竜達に襲われては流石に人間は元も子もありません。海もまた同じで開発にかなり注意を払って行っています。何にしましても種や環境の保全には気を使っているのが連合です。
34.動物愛護
 動物や植物ですがその保護はペットにまで及んでいます。ペットを捨てると法律、しかも刑事で問われます。これは中央政府及び各国の政府の法律で定められています。虐待についてもです。余談ですが当然人間の子供や老人への虐待も厳罰が定められています。止むを得なく飼えなくなった動物はそうした動物を集めてそのうえで飼う惑星や開発された衛星がありましてそこで各国政府が面倒を見ています。時には私人が特別な資格を得てそのうえで経営している場合もあります。これは宗教団体が行っている場合も多いです。こうした私の施設は何等かの事情で経営を放棄せざるを得ない場合は必ず引き継いでくれる人を見つけなければいけません。どうしてもそれが無理な場合は国家が一時引き受けます。これは孤児院も同じです。その様にして動物や子供を丁重に護っています。こうした配慮は連合という社会の余裕から来るものですがかなり充実したものであります。
35.介護及び福祉
 連合の介護や福祉はかなり充実しています。それは戦乱に覆われそれへの配慮があまり行き届いているとは言えないサハラ各国と比べると隔絶たるものがあります。ただし揺り篭から墓場までといったような社会主義を思わせるものではなくかなり自由度の高いものになっています。この辺りはスウェーデン式のそうした福祉政策は問題があるのでは、と思いそのようにしました。左翼の人達、とりわけテレビに出て来るいつも喚き散らしている茸みたいな髪型の女の人は何かにつけスウェーデンを引き合いに出しますがスウェーデンもまた決して地上の楽園ではないのであえてああした形にはしていません。なおスウェーデンはかなり軍備が凄い国家でもありますがあの人がそうしたことを知っているかどうか甚だ疑問でありますが。少なくともあの人の主張は全て反面教師として連合を書くにあたって利用させてもらっています。
 
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