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元吸血鬼の魔道士生活(休息中)

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星々の歌

・・・・・・・・・・
シャルル「あんた達。遊びにきたんじゃないわよ!!」
ハッピー「そうだぞー」

昨日の遊びの感覚が抜けていないのか。シャルルとハッピーは水着に浮わというどうみても遊びたそうな服装でいう

ドロイ「そんな格好の奴に言われてもなあ」
エルザ「もちろんわかっている、こういうのはメリハリが大切だ。よく遊び、よく食べ、よく寝る」
ドロイ「おい、修行が抜けてるぞ」
ジェット「合宿が終わるころにはせめて俺らぐらいには勝てるようになってもらわねえとなぁぁぁぁぁああああああ!!」

ジェットとドロイが打ち上げられた

ナツ・グレイ「「うみだ~~~~!!!!泳ぎで勝負だ~~~~~~!!!!砂の城で作りで勝負だ~~~~~!!!!大食いで勝負だ~~~~~!!!!日焼けで勝負だ~~~~~!!!!」」
ナツ「さ、宿に戻って寝るか」
グレイ「うああぁっぁぁぁ…」
ドロイ「完全に満喫してやがる…」
ジェット「てか黒っ…」


ウェンディ「あれ~?えっと、これ、なんて読むんだろ?…」
ショウブ「…辞書を使おうとはおもわないのか。まぁそれも可愛いんだけど」
ウェンディ「…聞こえてるよ、ショウブ」
ショウブ「さ、さてなんのことか。ふゅ~~♪ふゅ~~~~♪」
ウェンディ「今まで恋人っぽいことしてないし、今度二人でクエストいこう。だめ?」
ショウブ「!!」

上目使いで見てくるウェンディ。まあそんなことされれば当然のことながら

ショウブ「行く!!」
ウェンディ「デート、楽しみだね」
ショウブ「ウェンディ…」
ウェンディ「ショウブ…」

ドロイ「桃色空間ができてやがる…」
ジェット「やばい、口の中が砂糖の味におろろろろろろ」
ドロイ「うわ汚っ!!」
ジェット「ふぁに、はんふぃんひろ。ほれはふぁふぉうら(注・なに、安心しろ。これは砂糖だ)」
ドロイ「……ってあれ?あいつらいつのまに修行を…」

二人の気づかぬ間に、みなそれぞれ修行に入っていた

ナツは水中で火竜の咆哮を撃ち、グレイは氷のドラゴンを作り、ルーシィは魔力の底上げ、エルザは目を閉じ、精神を高め剣の素振り、ウェンディはレビィの風読みのメガネで魔道書を読み、ジュビアは空中に水を集め大きな四角を作り、ショウブは主に精霊や式神の訓練をしていた。そのほかにも訓練をし、それは夜まで続いた


・・・・・・・・・・
ナツ「充実してるなあ」
グレイ「俺達が本気で体を鍛えりゃ」
ウェンディ「二日間といえど、かなりの魔力が上がりましたね」
ショウブ「この調子なら三カ月でもいけそうだな」
ナツ「見てろよほかのギルドの奴ら!!妖精の三カ月を!!炎のトレーニングを見せてやる!!」
ルーシィ「最初はたった三カ月って思ってたけど、効率的に修行すればまだ三カ月もあるのーって感じ」
ハッピー「あい」

すると急にルーシィのしたからバルゴが

バルゴ「姫、大変です」
ルーシィ「うわあ!!どこから出てきてんのよぉ!!」
バルゴ「お仕置きですね」
ハッピー「バルゴ!!」
シャルル「メイドの精霊」
グレイ「そういえばルーシィが七年間凍結封印されてたってことは、その間ルーシィと契約してた精霊はずっと精霊界とやらにいたってことか」
ルーシィ「そう言えば星空の鉤の一件でなにげによんでたけどその間に七年もたってたんだった」
ショウブ「おいこらそんな話きいてないぞ」
ウェンディ「ショウブがいない数週間のうちに起きたことですから」
ショウブ「くっそ、そんなのがあると知っていれば…」
ジュビア「可愛そう、ルーシィの所為でルーシィの所為で」
バルゴ「いえ、それは大した問題ではないのですが…」

バルゴが顔を暗くし、俯く

レビィ「何かあったの?」
バルゴ「精霊界が滅亡の危機なんです。みなさんどうか助けてください」
『『ええええ!?』』
バルゴ「精霊界にて王がお待ちですみなさんもつれてきてほしいと」
ナツ「よおしまかしとけ、友達の頼みとあっちゃあ」
ルーシィ「まって、精霊界に人間は入れないはずじゃあ」
バルゴ「精霊の服を着用すれば、精霊界にて活動できます。行きます」
ルーシィ「ちょ、まだ心の準備が…」

ルーシィが言いきる前に転移が発動した

『『うわあああああああ!!!!』』


ジェット「なんで俺達だけ」
ドロイ「置いてきぼりぃ」

砂浜にたたずむ二人はギリギリ魔法の範囲に入っていなかったようだ
・・・・・・・・・・
『『うわああああああああ!!』』

精霊界についた皆は、とてもおどろいているようだ

ルーシィ「ここが精霊界…」
ウェンディ「ああ、綺麗」

「よく、きたなあ。古き友よ」
ルーシィ「あっ」
ナツ「でかっ!!」
ハッピー「ひげえ!!」
ルーシィ「精霊王!!」
エルザ「お前がここの王か」
ウェンディ・レビィ「「お前って言ったぁ(小声)」」
精霊王「いかにも」
ルーシィ「精霊界が滅亡の危機って!?」
精霊王「ん~~」

精霊王とルーシィは無言のまま見つめあうすると精霊王は笑みを作った

ルーシィ「えっ」
精霊王「ルーシィとその友よ。時の呪縛からの期間を祝して、宴じゃあああ!!!」

するとルーシィの契約した精霊達が急にでてくる。全員ぽかんとしている

ルーシィ「…精霊界滅亡の危機って!!」
バルゴ「…てへっ」
ルーシィ「何いいいいいいいい!?」
タウロス「モ―、騙して済まねえっす。騙されてぽかんとしてるルーシィさん!!しかも精霊界のコス最高!!」
キャンサー「驚かせようと思ったエビ。今からでも宴様にカットが必要とあれば言ってくれエビ」
ショウブ「じゃあ宴までの間の時カット」
キャンサー「え…」


精霊王「さあ、今宵は多いに飲め。歌え、騒げや騒げ。古き友との宴じゃあ」
『『『うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』』』』


グレイ「元気だったか」
ロキ「試験残念だったね」

グレイとロキは昔の話をしている

ウェンディ「ホロロギウムさん」
ホロロギウム「おやおや」
ウェンディ「あの時は、どうもありがとうございました」
ホロロギウム「いえいえ礼には及びません」
ウェンディ「でもぉあの、服が脱げたのは恥ずかしかったです///」
ホロロギウム「いや、あれはそのぉ…」
ルーシィ「失礼しましたぁ、と申しております」

ウェンディとホロロギウムはハデスとの戦いの時のことを話している

アクエリアス「いつかの、ルーシィと合体した女ね」
ジュビア「合体って」
アクエリアス「男はできたかい」
ジュビア「いえ、その」
アクエリアス「はああああああ、情けないねえ。そんなんじゃルーシィみたいになっちゃうよ」
ルーシィ「どういうことよ!」

ジュビアとアクエリアスは男のことで話を

レビィ「わああ、すっごおおい。みたこともない本ばっかり」
クルックス「ほま、お見上げに一冊だけ」
レビィ「え!?」
クルックス「ZZZ…ZZZ…」
レビィ「寝たっ!?」
ルーシィ「大丈夫。考え中だから」

レビィとクルックスは本のことで話を

プルー「ぷぷー」
ハッピー「プルー」
シャルル「よいやあこれも精霊だったわね」
『『『『『ぷぷー』』』』』
ハッピー「うはあいっぱいいる!!」
シャルル「あーははははは!!」
ジェミニ「「二コラはたくさんいるものだよ」」

ハッピーとシャルルはニコラに埋もれて、ジェミニはその大群に対する豆知識を

タウロス「エルザさ~ん、おっぱいゆれるナイスバディで!」
エルザ「そうか?」
タウロス「ちょっとトビ跳ねてくれませんか!?」
エルザ「なぜだ?」
レビィ「あの精霊いや」
ウェンディ「私もです…」

タウロスはいつもの変態ぶりを発揮してものすごい嫌われていた

ショウブ「精霊王はかわらねえなあ」
精霊王「余は、古き友の一人と出会え、とてもうれしいぞ」
ショウブ「ところでシルフ達とお前、どっちのが強いんだ?」
精霊王「もちろん、シルフ様に決まっているだろう」
ショウブ「あ、そうなの。よかった4人とも」
『うん』
精霊王「4人、ということは、ノーム様、ウンディーネ様、サラマンダー様も、いるのか」
ショウブ「そうだな」
精霊王「おお、なんという、ことだろうか。ぜひ一度お目にかかりたい、ものだ」

ショウブは精霊王とシルフ達についての話を

ナツ「うんめえ。なんだこの食いもん!!あむ」
キャンサー「蟹のベスカト―レ、星屑バター添え」
アリエス「そっちはハマルソースの子羊ステーキです」
ナツ「うっうう、ごめんなさい…………」

ナツは料理の材料を聞いて顔を青くし、泣いていた

グレイ「それにしても不思議な所だよな」
ルーシィ「私も精霊界がこんな風になってるなんて知らなかった!私のプルーどれだろう」
精霊王「それは当然。古き友で、ここに招いたのは、そなたが初めて」
グレイ「それだけ認められてるってとだな」


宴を楽しみまくったナツ達。いよいよ帰りなのだが

ナツ「さぁてだいぶ遊んじまったし、帰ったらたっぷり修行しねえとな」
グレイ「そうだ。三カ月でほかのギルドの奴に追いつかねえと」
ハッピー「打倒剣咬みの虎だよ!!」
バルゴ「あ、そういえば一つ、言い忘れていたことが」
ナツ「ああ?」
ショウブ「あっ……やべ。俺も忘れてた」
バルゴ「精霊界は人間界とは時間の流れが違うのです」
ナツ「まさかそれって」
ショウブ「いやナツ、お前の思ってるような物じゃない」
ナツ「え?」
ショウブ「バルゴ、ここで何分使った」
バルゴ「1440分です」
ショウブ「うへえ、さすがにそれだけの時間俺でも戻せねえわ」
グレイ「どういうことだ?」
バルゴ「精霊界で一日過ごすと人間界では……三カ月経ってます」
ナツ・グレイ「「え…………」」


ジェット「皆~待ちくたびれたぜ!!大魔闘演武はもう五日後だぜ!!」
ドロイ「すげえ修行してきたんだろうなぁ!!」
『『…………………』』
ショウブ「お前らそっとしておいてやれ」
ジョット・ドロイ「え?」
「「「終わった」」」

エルザ、ナツ、グレイは砂浜に倒れた。ウェンディは泣きだしてしまった。ほかの者は棒立ちしている

ショウブ「すまん、いくら俺が一様時を操れると言っても、止めるたり早めるのに比べて過去に干渉するのはすごいちからを使うんだ。過去に行くのならともかく、三カ月もの時間を巻き戻すとなると無理だ。ほんと、すまん。俺の力不足で…」
ルーシィ「………ひげ~~~~!!!時間返せ~~~~~~~!!!」

 
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