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英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~(閃Ⅱ篇)

作者:sorano
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外伝~アリサとの約束~

同日、21:00――――



~リィンの私室~



(これで後3人か…………メンフィル帝国の動きやエリゼの”特殊任務”とか気になるけど……今はみんなとの合流やエリス達の救出に集中しないとな。――――そろそろ寝るか。)

「リィン、少しいいかしら?」

私室で考え事をしていると扉がノックされた。



「アリサ?ああ、鍵は開いているから入ってきていいぞ。」

「失礼するわね……」

リィンの答えを聞いたアリサは扉を開けて部屋に入ってきた後扉の鍵を閉めた。



「ア、アリサ?一体何を……」

アリサが鍵を閉めた事に気付いたリィンは戸惑いの表情でアリサを見つめ

(うふふ、早速”約束”を果たしにきたのね♪はい、いっぱい楽しんでね、ご主人様♪)

(ふふふ、一体どんな交じり合いになるのやら。)

(アハハ……間違いなく凄い事になるでしょうね……)

(フフ、明後日の出発の際に支障がでないといいのだけどね。)

リザイラ達と共に興味ありげな表情をしていたベルフェゴールは結界を展開した。



「こ、これはベルフェゴールの……!ま、まさかアリサ……」

展開された結界に気付いたリィンはある事を察して顔を真っ赤にしてアリサを見つめた。

「うん……やっと二人っきりになれる機会ができたから、”約束”通りいっぱい愛し合いましょう?」

見つめられたアリサは頬を赤らめて微笑んだ後服や下着をその場で全て脱ぎ、生まれたままの姿になった。



「………………」

生まれたままの姿のアリサを見たリィンは息を呑むと共に興奮し

「リィン……出したい時は言ってね……全部飲んであげるか、中に出させてあげるから……勿論いつもみたいに妊娠を防ぐ魔術をかけているから、リィンが満足するまで中に出していいわよ……」

アリサはベッドに座っているリィンに近づき、リィンを抱きしめた。

「ッ!?アリサ……ッ!」

「リィン……!ん………ちゅ……んんっ…………」

二人は互いを抱きしめ合い、深い口付けをして愛し合い始めた。





~3時間半後~



「ハア……ハア……リィン…………」

日付が変わるまでリィンと存分に愛し合った事によってアリサは焦点があってない虚ろな目でリィンを見つめながら互いに生まれたままの姿で互いを強く抱きしめている状態で気を失い

「ハア……ハア……アリサ…………」

リィンも疲労によってアリサを抱きしめた状態で気を失った。

(す、凄かったですね、お二人とも……)

(ふふふ、アイドスと契約した時よりも印象深い出来事でしたね。)

(フフ、私もいつかアリサみたいにリィンにたくさん愛してもらいたいわね……)

一方二人の愛し合いを見ていたメサイアは顔を赤らめて苦笑し、リザイラは静かな笑みを浮かべ、アイドスは微笑み

「うふふ、中々いいものを見せてもらったわ♪二人ともお休みなさい♪」

ベルフェゴールはリィンの身体から出て気を失って眠り続けている二人に毛布と布団をかけてリィンの身体に戻った。



5:00―――



~早朝~



「んっ、んん……んむむ……んっ………」

「……?(朝か………それにしてもやけに下が気持ちいい……)――――なっ!?」

早朝下半身から感じる快感で目覚めたリィンはある事をしているアリサを見て驚いた。



「んっ……ちゅ……れる……あ……おはよう、リィン。」

「ア、アリサ、一体何を!?」

「何って……その……しばらくノルドの集落で生活していたから朝早く起きるのが習慣になっちゃって……みんなにバレないようにこのまま部屋に戻ってもよかったけど、まだ時間はあるから、せっかくだからスッキリさせてあげようと思って……はむ。」

「うくっ!?」

そして二人は昨夜何度も互いの愛を確かめ合ったにも関わらず、早朝から愛し合った。



6:15――――



「フウ……そろそろ誰かが起きてくるかもしれないし、私は一端部屋に戻るわね。」

「あ、ああ……」

「リィン、大好き♪ちゅっ。」

”行為”を終えた後服に着替えたアリサはリィンの唇に軽い口付けをした後部屋から出て行った。



「ううっ……朝から俺は一体何をやっているんだよ……というかどうしてあの時、アリサの行為をそのまま受けてしまったんだ……!?」

アリサが部屋から出て行くとリィンは頭を抱えて自己嫌悪に陥り

(ふふふ、何をおかしなことを。ご主人様は”男”かつ女性関係にかんしてとてつもなく優柔不断なのですから、断れなくて当然かと。)

(うふふ、まさかこんな朝早くからするなんて、ビックリよ♪さすがはアリサね♪)

(誘拐されて監禁されているエリスさんがこの事を知ったら、間違いなく怒るでしょうね……)

(そしてその事を知ったエリゼも後で凄く怒るのでしょうね……)

リィンの使い魔達はその様子を興味ありげな表情をしたり、苦笑しながら見守っていた。



「~~~~♪」

一方部屋を出たアリサは上機嫌に鼻歌を歌いながら自分が泊まっている部屋に向かっていた。

「うふふ、おはようございます、お嬢様。その御様子ですと昨夜どころか今朝もお楽しみだったようですわね♪」

その時アリサを見つけたシャロンが微笑みながらアリサに近づいた。



「!?シャ、シャシャ、シャロン!?な、なななななな、何の事よっ!?」

シャロンの言葉を聞いたアリサは顔を真っ赤にして混乱した様子でシャロンを見つめた。

「うふふ、お嬢様。”事後処理”はしっかりとしておかないといけませんわよ?」

「へ…………」

自分の足元に視線を向けるシャロンの指摘を聞いたアリサは思わず自分の足元に視線を向けると白い液体が自分の下着を越えて床にポトリポトリと落ちていた。

「~~~~~~~っ!!!!!!???」

それを見て顔を真っ赤にして混乱したアリサは思わず足を閉じた。



「お嬢様。皆様が起きてくる前にわたくしが汚した床の掃除をしておきますのでお嬢様は一度御身体を洗われた方がよいかと。」

「わ、わわわわわわ、わかったわ!お願いだからこの事は絶対に誰にも言わないでよ!?」

そしてアリサは脱兎の如く凄まじい速さで男爵邸に備え付けられてある風呂場に向かい

「クスクス、将来お嬢様が産んだお子様を何人世話をするのか今から楽しみですわ♪あ、でもリィン様はお嬢様以外にも多くの女性とお嬢様と共に結婚なさるでしょうから……うふふ、将来は皆様のお子様のお世話で忙しくなりそうですわね♪」

その様子をシャロンはからかいの表情で見つめていた。



なお、朝食時リィンとアリサは決して顔を合わさないように食事をし、その様子を見て訳がわからない者達は不思議そうな表情をし、ある程度察した者達は苦笑したり、微笑ましそうに見守っていたという………… 
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