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世界をめぐる、銀白の翼

作者:BTOKIJIN
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第一章 WORLD LINK ~Grand Prologue~
  番外編 ~辛い、喧嘩、歌唱~



【仮面ライダークウガ】~辛党~


「奴」との戦いまでの四日間。
蒔風はポレポレに居候していた。


「また来てくださいねー!」


今蒔風はポレポレで手伝いをしていて、五代は料理をしていた。
蒔風の怪我は戦闘は無理でも、このような普通の生活には問題ない程度に回復していた。


「蒔風さん、ちょっと」

五代が蒔風を手を振って呼ぶ。
ちょうどお客もいなくなったところにだったので、蒔風は厨房に入る。

「なんですか?」

「これ、味見してもらえますか?」

「んお?これは、カレー?」

「そう、名付けて、雄介スペシャル!」

「旨そうっすね」

「もちろん!ただいつもおやっさんとななちゃんばっかりに味見してもらってるから、違う人にもと思って」

「なるほど・・ま、辛いもん好きのオレとしては嬉しいな」

「さぁ!食べてみてください!」

五代が自信満々にカレーを差し出してきた。


「んじゃ、いただきます!」


スッ、パクリ


モッキュモッキュモッキュ


「どうですか?」


「ンマァ~イ!」

「やった!」

「しかし辛党のオレとしてはまだまだ辛さが足りない」

「そうですか・・・でもこれはみんなにも食べてみてもらいたいから・・・・」

「ああ、すみません。大丈夫ですよ。このままでも抜群に旨いですから!」

「うーん、そうだ。蒔風さん特製スパイスを作りましょう!」

「オレさん特製スペシャルスパイシーパウダーをですか!?」

「そうです!そうすれば自分の好きなように辛さを堪能できますし!」

「よし!早速作りましょう!」

「あ、レシピを書き留めておかなきゃ!」



そうして5時間後、二人は蒔風特製スペシャルスパイシーパウダーを完成させた。

試食し続けた蒔風は



「お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛・・・・・・・」


さすが胃袋をぶっ壊して悶絶して、寝込んだ。



ちなみにこのパウダー、数日後にある超能力者の記憶を吹き飛ばす程のものだと判明するのはあとの話である。







【涼宮ハルヒの憂鬱】~チンピラ(が)地獄~


ハルヒの提案した異次元探索で見事に男女に別れたキョンたちは、川沿いを何となくぶらついていた。


「なあ、異次元の歪みなんてそう開くもんなのか?」

「いやいやいや。開かないから」

「だよなあ」

「さて、これからどうしますか?涼宮さんの指定した時間までまだありますし」

「ゲーセンでも行くか?」

「構いませんが、涼宮さんに見つかりませんか?」

「ほら、そういうときの・・・」

「ああ・・・なるほど」

「さてお前ら。今俺のほうを見て何を思った」

「逃げろッ!(ダッ!)」

「こら待てぇ!スケープゴートとか調子のいいこと考えてんじゃねえ!!」

ダダダダダダダダダダダダダダダダ・・・・・・


蒔風を追いかけ始めたキョン、それを古泉が離れて見ている。


「キョン!古泉はいいのか!?」

「まずはお前だ!」

「ひえーーーー!!!」



「おめえらうっせえぞこらぁ!!!」




「え?」「はい?」「おや」


三人くらいのチンピラが肩を大きく振りながらやってきた。
いかにもである。

いまどきこんなチンピラもいないだろうに。
絶滅危惧種に選ばれてもいいくらい、教本通りのチンピラだった。


「あんないかにもな奴らいんのかよ」

「おそらく、涼宮さんかと。あなたがいろいろ狙われるとか言うからですよ」

「オレのせいかよ!」

蒔風と古泉が小声で話していると、チンピラ達が言ってくる。


「なにごちゃごちゃ言ってんだよ。てめぇらうるさいんだよ。ギャーギャー騒いでんじゃねえよ!!」

「ああ、それはすみませんでした。おい、戻ろうぜ」

「まてやぁ。迷惑料で有り金全部よこせやコラァ。ひっひっひっひ」

「あと、殴らせろ。イライラすんだよ・・・」

「へっ、楽しそうに笑いやがって・・・・いいよなぁ、お前ら」


「どうすんだよこの状況」

「なぁに、任せておけ・・・・すみませんねえ。こんな往来でもなんです。そこにある公園の倉庫裏でお支払いしましょう」

「分かってんじゃねえかよ・・・」

「早くこのイライラを何とかしろ・・・」

「ヘラヘラと・・・笑ってんなぁ?おい」


蒔風とチンピラ三人が見えないように倉庫裏に行く。




<ここからは音声のみでお楽しみください>

「さあて、まずいっぱつ、ブガッ!」

「あんだてめ、ゲフッ!!」

「ざっけ、ぎゃああああああああああ!!!!」

「おおおおおお!!タンマタンマ!!来んなって!!ひいいいいいいいいいいい!!」

「わかった!!もうイライラなんてねえ!!十分だ!!たすけ、てえええええええええ!!!」

「すみません!!すみません!!さっきまでの自分で十分良かったです!!だからこれ以上は、Noooooooooooooooooooooo!!!」

「どうした・・・戦え・・・・」

「オマイガーーー!!」

「神様助けてーー!!」

「くっ(ダッ)」

「にーがーさーなーいー♪(ガシッ)」

「あああああああああああああああああああ・・・・・・・・・・・・(ズルズルズル)」


-----------------------------------------------------------------------


三分後、蒔風は倉庫裏から出てきた。
後でキョンと古泉が倉庫裏を見たが、そこにはもう誰もおらず、何かがあった形跡すら残ってなかったらしい。


次の日、川を流れる三人のチンピラが、朝のニュースに流れ、ハルヒの好奇心をくすぐったとか。









【らき☆すた】~カラオケのとき~


「奴」との戦闘が終わり、カラオケボックスに入った蒔風たち。



「なに歌うー?」

「蒔風さんは何を歌いますか?」

「じゃあ、これ」


[仮面ライダークウガ]

「特撮!?」

「おおー、五代さん映ってる映ってる」


♪~~~~~~


「得点は・・・・82点か」

「高っ!!」

「あたしも負けられないね・・・これダァ!!」


[God Knows...]


「なんかせこい気がする!!」


♪~~~~~~~


「やたー!95点!!」

「すげえな!!」

「これはツッこんでもいいのか?」

「すごいね、こなちゃん。じゃあ・・・・これ!!」


[バレンタインディ・キス]


「前も歌ってたよね」

「前はこなちゃんのほうがすごかったから・・・」

「「バレンダインディ・キィッス!!!!!」」

「二人揃ってだまっとれ!!」


♪~~~~~~~~


「67点か~。悔しいです!」

「つかさ、そのネタはやめなさい。顔芸になるわよ・・・」

「「悔しいです!!!」」

「沈めるわよ!!!」

「かがみさんはなに歌うん?」

「あたしはこれよ」


[えみりんのテーマ]


「「ネタだ!!!!????」」

「なにがよ!!!!」


♪~~~~~~~

「78点ね」

「まだまだよのう、かがみん」

「はい、次みゆきね」

「かがみさんのスルーだぁーーーーーーーーーーーー!!!!!」

「えっと・・・」

「俺もスルーかぁーーーー!!!さみしい!!俺さみしい!!」

「耐えるんだよまいまい!!それがあたしたちボケの宿命さぁー!!」


[三十路岬]


「渋ーーーーーーーーい!!!」

「しかもうまい!!」

「みゆきさんこういうのうまいんだよねぇ」


♪~~~~~~~~~


「ふぅ・・・どうでしたか?」

「93点・・・・おれは、まだまだだったんだな」

「大丈夫だよまいまい!!最高に熱かったぜぇ・・・」

「ありがとうこなこな」

「なによさっきからあんたらの呼び方」

「「友達ですから!!!」」

「わたしは・・・つかつか?」

「じゃあ私は、みゆみゆですか?」

「え!?その呼び方に乗り気なの!?」

「な~んだい?かがみ~ん。呼ばれたいのか~い?」

「ぐっ~~~~~~~~~」

「まてよ?「かがかが」って言いにくいぞ?」

「じゃあ、「がみがみ」?」

「それは・・・間違ってないような気がするけど(スパァン!!!)間違ってるから変えよう」

「じゃあかがみは「かがみ様」で」

「おお!!かがみ様!!!」

「かがみ様~~!!」

「うっさい、やめ!!」



そうして時間があっという間に過ぎていったとさ。










to be continued????


 
 

 
後書き

・五代さんのカレー
珈琲と並んで、喫茶ポレポレの一押しメニュー。
だが、辛党の蒔風には辛さが足りなかったようだ。


・特製スパイス
そんな蒔風のために、五代さんがブレンドした特製スパイス。
辛いです。尋常じゃなく。

哀れ古泉・・・・・


・チンピラ
うち二人は何処かで見たような・・・・・というか、これから出てきそうな。
いわゆる「別世界の彼等」ということですので無関係です。

この場限りのゲストさん


・カラオケの選曲
とっても重要。流れを呼んでね。





今回は短編ですよ!!!

アリス
「描写されなかったあいだを書いたんですね?」

そうそう

物語に関係はないけど、あったら面白いかなってところをね

蒔風
「総じて楽しい時間だったぜ」

これからもいくつかこういう風にやってくかも知れません

蒔風
「やらない世界もあるのか?」

それはあります
でも極力入れていきます




アリス
「さあ、次は本編に戻ります!響鬼の世界、出会う翼人!」

いろいろ説明はするけど、わかんなかったらwikiを見るんだ!!

蒔風
「投げんなヤ!!」









鍛えてますから!(シュッ)

 
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