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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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17

ヤマオ”工務店”にて、、、







サトシ:「.....と、いう感じでですね、我が社では
鋼鉄プレートを使用した超合金ドリルなどが
ございまして、、、」


ヤマオ店長:「前にも電話で言ったけど、
ウチの商品はデザインから製造まで全部自分で
手がけてやってるから、契約はちょっとなぁ。」


サトシ:「そこをなんとかお願いします!」


ヤマオ店長:「ま、お前はまだまだ
若いし、なぁに、その内いい事あるさ!
はっはっはっ!」


サトシの契約相談はヤマオ”工務店”の店長に
通用せず、結局話をそらされて
終わってしまった。




サトシ:「お忙しい中、ありがとうございました。」



ヤマオ店長:「若僧よ!このぐらいで
ヘタレてはいかんぞ!人生の壁に
ぶつかったら、先ず山を登って見ろ!
山はいいぞ!」



サトシ:「ははっ、、では、失礼します」



バタンッ


結局、新規契約は出来ず
サトシはヤマオ”工務店”を出た。


サトシの後ろには
「山男の経験が生んだ最高峰の工具」という
看板が建っていた。



サトシ:「ここもダメだったか、、」


この後も企業や店を数件回ったが、
どこも新規契約には至らず
サトシはタマムシ公園のベンチに
腰をかけ、色々と考えながら
少し休憩をした。








 
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