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幻奏破戒浪

作者:Au96
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半妖が見るは剣舞か争か
始まりの世界
  半妖と少年の会合

 
前書き
Au96「新しい部が始まったよ!」

黒「前回出番なしで欲求不満だから今回はとことん出てくる俺だ」

白「アマネさんの潜在能力に恐怖を感じてる白です」

アマネ「前回の種族の話が未だに気になるアマネです」

Au96「今回は早速種族が公表されるかも・・・?ちなみにそのシーンにはアマネはいない予定だよ」

アマネ「えぇぇー!そんなぁ・・・」

Au96「ワロスwwwwさあw物語をww始めようwwww」

黒「いつまでわろてんねん」

Au96「後頭部に強烈な痛みを感知!!」

アマネ「えーと・・・始まります」 

 
レイヴン教室にて

今日は教室内が騒がしい。というのも学院最強の生徒と学院唯一の男子生徒が初めて出会うのだから当然といえば当然である
ドアを開けて一人の生徒が入ってきた。先に入ってきたのは男子生徒の方である。そして授業開始ギリギリになって慌ただしくもう一方の生徒が入ってきた

黒「はぁ、学院長はなぜ私に男子用の制服をくれないのでしょうか・・・しかもその事で押し問答をしていたら授業が始まるギリギリの時間になってしまいましたし、最悪です」

言葉遣いは割と丁寧なほうだが内容は愚痴だった。
素早く自分の席に着くととなりの生徒を見て少し驚いた顔をして挨拶をした

黒「・・・!長らく隣が居なくて楽だと思っていたのですが、なるほどあなたが隣の席に座るのですか。お久しぶりです、と言っておきましょう。私は隣の席の黒銀と申します。以後お見知りおきを」

クラス中が黒の一言でざわめき出した。
なにせ学院最強の精霊使いが昨日入ってきた男の精霊使いと知り合いだったのだから

?「昨日この学院に入学したカゼハヤカミトだよろしく」

黒「この前は急に消えてしまい申し訳ありません。ですがなかなかに面白い体験ができたのではないでしょうか」

カミト「散々な目にしか合わなかったけどなぁ」

黒「それはそれは・・・誠に申し訳ありません。ああそれと再開してすぐにこんな事を頼むのも非常識なのですが、私と決闘をしていただけないでしょうか?」

その瞬間教室中にどよめきが走った
先生でさえも呆然としている
それはカミトの目の前に座っている少女が自分から決闘を挑むことがどれだけ異質であるかを示していた

カミト「・・・俺なんかでよければ相手になるがどうして俺を選ぶ?」

黒「自分の行いを探って見なさいな」

そうして俺が左手の黒の手袋と右手の刻印を見るとその視線に気づいたのか

カミト「なるほどな。つまり俺の力がどんなものかを見ておきたい。そんなところじゃないのか?」

なんて言ってきた。惜しい若干違う。
俺が見たいのはあくまでカミトと精霊がどれほど繋がっているか、そしてカミトの姫巫女としての素質だ
まあわざわざそれを教えてやるほど俺もお人好しじゃないので

黒「まあ、そんなところです」

と言っておいた。
今日はまだまだ終わらない




昼休みにて



最近思うのは口調が段々紫に似てきたということだ。
非常に腹立たしいがもうどう仕様もない気がする。
だって癖になっちゃったんだもん。
内心では口調は荒いが口から出る言葉はほとんど全てが丁寧な口調になっている。
なので他人からはもっと崩した喋り方をしてもいいんだよ?的なことをよく言われる。
全くいい迷惑である
さて、なんでこんな話を始めたのかというと

アマネ「黒銀先輩は私より歳も実力も圧倒的に上なんですから別に丁寧口調じゃなくてもいいと思うんですけど」

なんてことをアマネに言われたからである

黒「何が歳も実力も圧倒的に上ですか。実力面では確かにそうかもわかりませんが、まだ歳は一つしか違いませんよ。そんなことより早く今日私の所に来た理由を話してください。私の貴重な昼食の時間が現在進行形で削られているのがわかっているのですか?」

どうせ取材かなんかだろう。
まあ前回取材を受けた時にはぐらかしまくって何一つろくに質問に答えなかったのだし少しぐらいは答えてやろう。俺優しい

アマネ「黒銀先輩酷いです。まあ良いです。どんなに酷かろうが今先輩に話を聞ける時間の方が私の気持ちよりも大切です」

黒「アマネさん。これからはそんなことは絶対に言わないと誓いなさい。さもなければ私は二度と私はアマネさんの取材を受けません。自分の気持ちよりも優先していいことなんてないのです。ましてや他人に話を聞くだけの為に自分の心を無視するなんてもってのほかです。卑下せず自分を大切にしなさい」

急に真面目な顔をしてそんなことを言った俺に面食らったのかアマネはただ小さく、然ししっかりと返事をした。

黒「よろしい。それでは質問をどうぞ。私の答えられる限り答えてみせましょう」

アマネ「ではまず最初の質問です。そろそろあの学院最強の精霊使いと呼ばれる彼女が帰ってくるそうですが、それに関してなにか一言お願いします」

黒「えーとまず学院最強の精霊使いとは誰のことですか?一応私も多くの生徒からそう言われているのでわからないのですが」

アマネ「まさか黒銀先輩、あのヴァルサリア・イーヴァ・ファーレンガルトを知らないのですか?」

黒「知る訳が無いじゃないですか。私がここに来た時にはもういなかったのですし。しかしなるほど、そうですか、エリスの身内ですか。なるほどなるほど・・・全く興味がないですね」

実際全く興味がない。
そんなことより今日のカミトとの闘いで誰使おうかな。
もう3人使ってしまって学院の中で俺は三重契約しているということで落ち着いているためこれ以上ほかの人を使うと伝説の魔王のなんとやらと言われかねない

黒「アマネさんは私が四人目を呼び出したら何を思いますか?」

アマネ「ふぇ!何ですか急に・・・そうですね。とりあえず黒銀先輩が魔王スライマンの生まれ変わりである!みたいな内容の記事を書きます。すいません嘘ですですからアイアンクローをやめてください」

黒「次そんなこと言ったら冗談でも骨格変えますよ」

アマネ「黒銀先輩綺麗なんですからそうな怖い笑顔しないでください。目に光を、瞳孔を開いて、ほんとやめてくださいその笑顔!あと骨格変えるってなんですか!怖過ぎますよ・・・」

流石に巫山戯過ぎた。
アマネが涙目になってきたのでここら辺でやめとく事にする

アマネ「うう・・・軽くトラウマになりました」

やり過ぎたみたい
その後俺はアマネの質問にいくつか答えた。流石に倭国の事をなぜ知っているのかとかそこら辺は答えられなかったがなかなか有意義な時間になった。
本人の性格はあれだが彼女が書く新聞は情報が正確なので頼りにしている。これからも頑張って欲しい
・・・これこそ文屋のあり方だよな。どっかの天狗どもの新聞よりずっと面白いしずっと正確だ
しかしヴァルサリア・イーヴァ・ファーレンガルトねぇ関わらずに生活するのは難しそうだな。いざとなったら戦えばいいんだろうけど
しかしまあこれ以上は力を借りられないか・・・優曇華、妖夢、魔理沙だけでやり繰りするとなるとなかなかきついな。いざとなったら咲夜さんにでも力を借りるか。あとレミリアとか

本当に厄介事を溜め込む体質みたいだな


白黒の半妖はうんざりしながら昼休みを終えた 
 

 
後書き
Au96「なんと驚きの前後編!!」

白「一発で全部終わらせろよ」

Au96「やる気が切れたからね。仕方ないね。て事でなんと次回に回るVSカミト戦」

黒「お前はバトルが苦手だからな。どこまで目も当てられない物になるか見ものだよ」

Au96「黒さん辛辣すぎワロタ」

アマネ「後でこの馬鹿はみんなでしばきたおしますので読んでらっしゃる方がいらっしゃるならばできれば気長にお待ちください」

Au96「では次回またあいま・・・ぎゃあああああ!!」






次回予告



取り敢えずカミトを叩きのめす予定です。カミトのファンの方すみません 
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