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ご注文はうさぎですか? ー死神と呼ばれたヒーローー

作者:末武克之
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第2羽 学生を始める死神

チェイスは片手になぜか生徒手帳を持っていた。

「なぜ俺がココアと同じ高校に通うんだ?」

そうチェイスはラビットハウスのマスターに聞いた。

「君は本来なら学生ぐらいの年齢だからな学校で友達を作ってみたらどうかと思ってな」

そうマスターはチェイスに言った。

「仕方ない、それが人間のルールなら守ろう」

そうチェイスは言った。



ーーーー


チェイスは制服を着てカバンを片手に持ちながら学校に行く準備をしていた。

「あの、チェイスさんおはようございます」

そうチノはチェイスに挨拶した。

「ああ、早いな」

そうチェイスは言った。

「あの、チェイスさんは今日から学校なんですか?」
そうチノは聞いた。

「ああ、始業式は今日らしい」

そうチェイスは書類を見て言った。

「あっ!チェイスくん!」
ココアは部屋から出てきたチェイスに背中をタッチした。

「ああ、昨日始業式と勘違いしていたみたいだな」

そうチェイスは言った。

「うっ!それは言わないで!」

そうココアは言った。

「早く行きましょう」

そうチノは二人に言った。


ーーーー


チェイスはココアと同じ高校のクラス表を見ていた。
「あっ!チェイスくん同じクラスだよ!」
そうココアは言った。

「あ!ココアちゃん!!」
誰かがココアの名前を言った。

「あ!千夜ちゃん!」
そうココアは千夜と呼ばれる少女と手を合わせていた。

「ココアその子は知り合いか?」
そうチェイスはココアに聞いた。

「うん!昨日学校を教えてくれた宇治松千夜ちゃんだよ!」
そうココアはチェイスに千夜を紹介した。

「ココアちゃんその人は?」
そう千夜はチェイスを見て聞いた。

「えっとこの人はチェイスくんだよ!」

そうココアはチェイスを紹介した。

「チェイスは偽名でな本名はプロトゼロと呼ばれているがチェイスで構わない」

そうチェイスは言った。

「チェイスくんはココアちゃんの彼氏?」
そう千夜はチェイスに聞いた。

「いや、ただの仕事仲間だ」
そう言ってチェイスは時間を見た。



ーーーー


チェイスはイスに座りクラスを見ていた。

「それでは皆さんの自己紹介をしてもらいましょうか!」
そうクラスの担任が言った。

チェイスは外を見ていた。

「それでは次ぎは出席番号23のえ~と?」
そう担任はチェイスの番号を言った。

「俺はプロトゼロ呼び名はチェイスだ」

そうチェイスは立ち上がり言った。

「プロトゼロ?それが貴方の名前?」
そう担任は言った。

「ああ、俺の名前だ」

そう言ってチェイスは席に座った。


ーーーー


チェイスは空を見ながら考えていた。

今の力でどこまで戦えるか考えていた。

「俺があのベルトがあれば俺はまた仮面ライダーになれる」

そう言ってチェイスはマッハドライバー炎を思い出していた。

しかしゴルドドライブとの戦いでマッハドライバー炎を破壊されシグナルチェイサーを剛に託しチェイスは自分が消滅したのを思い出していた。

自分がかつて仮面ライダーと呼ばれる姿はなく今は魔進チェイサーとしてロイミュードの手から人々を守るために戦うと。


ーーーー


チェイスはカバンを片手に持ちながらココアと千夜と一緒に帰っていた。

「ねぇ、チェイスくん」
ココアはチェイスを呼んだ。
「何だ?」
チェイスはココアの方を向いた。

「最近怪現象が起きてるみたいだよ」

そうココアはチェイスに言った。
「らしいな」

そう言ってチェイスは歩き出した。


ーーーー


チェイスは片手にブレイクガンナーを磨いていた。

「あの、チェイスさん」
チノはチェイスに話しかけた。

「どうした?」
チェイスはチノの方を見た。

「これ父からチェイスさんに渡してくれと言われて持って来ました」

そうチノはチェイスにアタッシュケースを渡した。

チェイスはそれを受け取り中を見た。

パシュ

中に入っていたのはマッハドライバー炎によく似たドライバーとシグナルチェイサーだった。

「何ですかそれ?」
そうチノはチェイスに聞いた。

「俺がこの世界に来る前に使っていた物によく似ている」

そう言ってチェイスはそれを片手に持ちながら腰に装着した。

「どうするんですか?」

そうチノはチェイスに聞いた。

「変身してみる」
そう言ってチェイスはマッハドライバー炎のバックル部分を左斜め上に傾けた。

するとバックルに何か装填する様な物があった。

「変身!」
そう言ってチェイスはシグナルチェイサーをバックルに装填した。

[シグナルバイク…ライダー!チェイサー!!]
タイヤが背中に装備され全身がバトルスーツに装備されチェイスは仮面ライダーチェイサーに変身した。

「わぁあ」

チノはチェイサーをまじまじと見ていた。

「ふむ、これならあまり怖がれないな」

そう言ってチェイサーは変身を解除した。

[オツカーレ]

そうマッハドライバー炎から電子音が言った。

チェイスはドライバーを片手に持ちながらチノの父親に話に向かった。



ーーーー


「マスター」

そうチェイスは言った。

「ん?どうした?」
そうマスターのタカヒロはチェイスの方を見た。

「あのドライバーとシグナルバイクどこで手に入れた?」
そうチェイスはタカヒロに聞いた。

「あれは一昨日知人から貰ったんだよ」

そうタカヒロは言った。

「貰った?」

そうチェイスは言った。

「ああ、あとバイクもな」

そうタカヒロは言った。

「バイクもですか?」
そうチノは驚いた。

「外にあるぞ」

そうタカヒロは言った。

チェイスとチノは外に出た。

そこにはチェイスが昔使っていたライドチェイサーが置いてあった。

チェイスはそれに触れた。

「また走れるんだな」
そうチェイスは言った。

「チェイスさん何だか嬉しそうです」

そうチノは言った。

「あれ?チェイスとチノ何してるんだ?」
そうリゼがバイトにやって来た。

「ああ、ちょっとな」

そう言ってチェイスは店に入った。



ーーーー


夜になりチェイスはタカヒロとチェスをしていた。

「チェックメイトだ!」

そうチェイスは言った。

「負けたよ」
そうタカヒロは言った。

チェイスは二階に上がり自室に向かった。


ーーーー


「ねぇ、チェイスくん!」

ココアはいきなりチェイスの部屋を開けた。

チェイスはブレイクガンナーを磨こうとしていた。

「どうした?」

そうチェイスはココアに聞いた。

「チノちゃんが居ないんだけど知らない?」

そうココアはチェイスに聞いた。

チェイスはブレイクガンナーを片手に持ちながらこう言った。

「買い物じゃないか?」

そう言ってチェイスはヘルメットを片手にチノを探しに出掛けた。



ーーーー


チェイスはライドチェイサーを走らせながらチノを探していた。

「見つからないな」
そう言ってチェイスは少し嫌な予感がした。

いきなり重加速が起きた。

チェイスはどこから重加速が出ているか探した。

そして少し離れた場所にチノがロイミュードNo.077に襲われそうになっていた。

「さてさてこの子をコピーしますかな?」
そう言ってNo.077はゆっくりとチノに近づいた。

チェイスはブレイクガンナーをガンモードにしてNo.077に向けて放った。

ダンダン

弾丸は全てNo.077に直撃した。

「ぐぁあ!誰だ!」

そうNo.077は聞いた。

チノは重加速が解けた。

「名乗る必要はない、これから倒す相手に」

そう言ってチェイスはチノの頭を優しく撫でてマッハドライバー炎を腰に装着した。

そしてバックルを少し斜めに上げてシグナルチェイサーを入れた。

「変身!!」
[シグナルバイク…ライダー!チェイサー!!]

そう言った瞬間チェイスの周りに紫色の雷が落ちチェイスの体は仮面ライダーチェイサーへと姿を変えた。

「行くぞ!」

そう言ってチェイサーはNo.077のボディに強烈なパンチを打ち込んだ。

No.077もパンチを打ち込もうとしたがチェイサーはそれを弾いて回し蹴りでNo.077の頭を蹴り飛ばした。

そのままチェイサーはブレイクガンナーでトリガーを引いた。

弾丸は全てNo.077に直撃した。

そして重い一撃のパンチを5発打ち込みそして目を光らせてライドチェイサーからチェイサーの仕様武器シンゴウアックスを片手に持ちながらNo.077のボディに一撃を入れた。

そしてシンゴウアックスにシグナルチェイサーを差し込んだ。

[ヒッサツ、マッテローヨ!]
そう言ってチェイサーはブレイクガンナーでNo.077に攻撃を繰り出した。

そしてふらふらになったNo.077に飛び蹴りを打ち込んだ。

[イッテイイヨー!カッコウカッコウ!]

そう言ってチェイサーはそれを持ち必殺技シグナルブルーゴーゴーを放った。

「ぐぁあああ!」

ドカーン。

No.077は爆発してコアも破壊された。

「あ!チノちゃん!ここにいた!」

そうココアは走りながら言った。

「あ!ココアさん」

そうチノは言った。

「ダメだよ!夜の街に出たら!」

そうココアは言った。

「すみません」

そうチノは言った。

「あれ?チノちゃんその人は?」

そうココアは仮面ライダーチェイサーを見て聞いた。

「俺は仮面ライダーチェイサーだ」

そう言ってチェイサーはライドチェイサーに乗りどこかへ走り去った。


ーーーー


チェイスはそのあとココアと合流しチノとココアの三人でラビットハウスに帰宅した。

「ごめんなさい」

そうチノはチェイスに謝った。

「気にするな」

そう言ってチェイスは自室に向かった。

「チェイスさんカッコよかったです」

そうチノは小さい声で言った。


ーーーー


「ここならいい研究が出来そうだな!なぁ、戦極凌馬」

そう言ったのは銀色の仮面ライダードライブだった。

「そうだね、蛮野天十郎」

そう言ったのは仮面ライダーデュークこと戦極凌馬だった。

二人は闇の中に姿を消した。


続く。
 
 

 
後書き
戦いは激化します!

ヤバイかも!

チェイサーに新展開! 
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