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リヴァイと私~今日2人が会うと~part1

作者:風神真優
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疑問兵長と相談する私 5

私達は医務室に行き、ハルカは手当てを受けた。


幸い、全身の打撲で済み、暫くは安静にした方がいいとの事だった。

医務室の先生は、

「今からちょっと用事があるから部屋を空けるけど、少しベッドで横になってた方がいいわよ」

と言い残して出ていってしまった。


私とハルカの二人きりになり、ワイヤーの事について理由を聞いてみた。

すると、あのような事は今回が初めてではないらしい。詳しく話してくれた。


「最初は、訓練兵の時だったの。服が破られてて……それが日に日に酷くなって。中には、原形をとどめていない服もあった」


ハルカは少し俯き、金の髪が揺れる。


その他にも、トイレの個室に入ると水が降ってきたり、部屋に戻ると荒らされていたり、物が壊れていたりなど数えきれない程あった、とハルカは言う。


「そう、そんな事が……他の人には相談しなかったの?」


「しないよ。誰がこんな事してるのか、分からないのに……相談したらその人が張本人って事もあると思ったからね」


「そっか、そうだね。……でも、このままじゃ良くないよ? やっぱり誰かに相談した方がいいと思う。とりあえずは様子見よう? ハルカの身に何かあったら私、上の人に相談してみるね」


「分かった」


私とハルカは、もう一度何かあればすぐに他の人にも相談する事を決めた。


だけど、この時はまだ、ハルカに危険がすぐそばまで来ているなんて分からなかった…… 
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