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『茉莉花-マリカ-』

作者:零那
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『茉莉花先輩の家』



ヒトリ暮らしの茉莉花先輩。
高校生やのに...?
親が金持ちで、現金は生活費以上に貰ってるから困る事は無いらしい。
其のお金を貯めて此の単車を買ったらしい。

親と離れて現金だけって...『普通』なら淋しいよね?
零はヒトリ暮らしになったら泣いて喜ぶだろうけど。
でも『普通』は?

『ウチ、ヒトリやけんホンマいつでもおいで♪』

『ヒトリ?』

『私の親、仕事人間でなぁ...学校行事とか来てくれた事も無いからイジメられたりもした。悪い事する様になったら追い出された』

『最低』

『ねーっ!ホンマ最低な親よ。私と向き合う事もせずに逃げたんよ。私を棄てた。やけん、貰う金はシッカリ利用してる♪お互い様』

『...淋しい?』

『全然っ♪零、アンタと同じ。親やか要らん思てる。仲間居るし。私なんかでも少しは誰かの役に立ってる。其れホンマ存在理由』

『零も、いつか茉莉花先輩みたいに誰かの役に立ちたい』

『零はマダマダやん♪今は他人の事より自分を守ったらなアカン!私は零を救ったげたいけど実際は何も出来てない。気晴らしくらいしか...してあげれてない』

『んなことないよ!充分救われてるし♪』

『アハハ!ありがとぉっ♪零は良い子やで♪私、零の事1番好きやで♪』


ホンマにホンマに希望の光そのものだった茉莉花先輩。
どう伝えたら伝わるか...すっごいもどかしくて悔しかった。
もし、あの時出逢って無かったら...声かけて貰えて無かったら...楽しい事やか何ヒトツ無かった。

ホンマにホンマに救われたんやって、毎日、茉莉花先輩の存在に救われてるんやって...伝わらん。
役に立たん...。

茉莉花先輩に救われてる人は他にも居る。
其の事実を知って欲しい。
必死に伝えた。

『ホンマありがとぉっ♪』

茉莉花先輩に抱き締められた。

伝わった...?

良かった...。


 
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