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新オズの腹ペコタイガー

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第五幕その四

「入って来るんだ」
「駄目なの?」
「悪いことしたら駄目だよ」
「安心しなさい、猫らしくしておくわ」
「いやあ、君の場合はね」
 それこそと言うのです。
「日頃の行いがね」
「悪いことしたら怒るわよ」
 ドロシーもエリカには少し厳しいです。
「いいわね」
「何よ、随分と厳しいわね」
「貴女は悪いこともするからよ」
「ふん、そう言うのね」
「ええ、けれど貴女も一緒ね」
「ええ、行ってあげるわ」
「あっ、何か面白そうだし」
 好奇心旺盛なカルロスは早速乗りました、そしてです。
 ドロシーにです、こう申し出ました。
「宜しくお願いします」
「ええ、カルロスはこちらね」
「それでいいですか?」
「勿論よ、ではね」
「お願いします」
 こうしてです、カルロスはドロシー達のパーティーに入りました。こうして三つ目のパーティーも決まりました。
 そしてオズマのところには。
 木樵が来ました、そうしてオズマに声をかけます。
「では僕はね」
「私と一緒に来てくれるのね」
「お願いしていいかな」
「ええ、今回の冒険は貴方と一緒ね」
 これがオズマの返事でした。
「ではお願いするわ」
「それではね」
「じゃあ僕はこっちかな」
 腹ペコタイガーが言います。
「オズマ、木樵さんとね」
「強くなるわね、木樵さんと腹ペコタイガーさんがいて」
 ナターシャが言います、このパーティーについて。
「オズマ姫も魔法が使えるから」
「そうね、これはね」 
 オズマもナターシャに言われて考えます。
 そしてトロットを見てです、こう言いました。
「トロット、少しいいかしら」
「ええ、私達のパーティーね」
「貴女はハンクと一緒だけれど」
「僕はロバだからね」
 ハンクも言います。
「戦うことは出来ないから」
「何かあったらいけないから」
 それでというのです。
「ここはハンクと腹ペコタイガーを入れ替えたらどうかしら」
「その方がいいかしら」
「僕もそう思うよ」 
 ハンクもトロットに言います。
「今回の冒険はね」
「貴方がオズマのところに行って」
「トロットのところには腹ペコタイガー君が行く」
「それがバランスいいわね」
「そうだね、それじゃあね」
 こうお話してでした、そのうえで。
 ハンクと腹ペコタイガーが入れ替わってでした、オズマ達はハンクと一緒に行くことになりました。このパーティーにはです。
 ナターシャが来てです、こう言いました。
「私は」
「私達となのね」
「お願いします」
 こう言うのでした。
「私でよかったら」
「ええ、それじゃあね」
「それで」
 こうお話してでした、四つ目のパーティーも決まりました。 
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