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がっこうぐらし!The world in confusion

作者:ウィング
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chapter13

薄暗い警察署の廊下を警戒しながら歩く、途中で出くわす奴等は一撃で葬り、たどり着いたのは事務所だ

ここならパソコンもあるかもしれないので中に入る。

中はパンデミック発生時だと思われかなり荒れていた。

パソコンがあればいいんだがな

そう思いつつ一つ一つデスクを調べて役に立ちそうなものは回収していく。

懐中電灯、カップ麺、ボールペン…エロ…ゴホン、あとで燃やしておこう

「ん?こいつは…」

燃やそうと思った本があった部長席の引き出しが二重底にやっていることに気づき底を外すと1つのファイルとまだ死んでいないパソコンを発見する。

俺はファイルを手に取り中を確認する。

「ランダルの調査?」

内容は簡潔にランダルの金の動きが可笑しく、さらに調査した結果裏で極秘に何かを開発している動きがあるという内容だ、報告した日は…パンデミックが起きる三日前…

「こいつなきな臭いな…」

恐らくランダルが極秘に開発してるのはパンデミックのウイルスだろう…まさか…嗅ぎつかれているのに気付いて証拠隠滅のためにパンデミックを引き起こした?

「どっちにしろ、まだわからないな」

パソコンも手に入ったこれで市長が持っていたUSBメモリーを調べることができる。

「調べるものはしたし一度戻るか」

そうしてパソコンとファイルを左脇に抱えて来た道を戻っていくのであった。

戻ってきた俺は壁に持たれながら手にいれたパソコンを起動してみる。

するとパソコンは起動して立ち上げが始まる

「ビンゴ」

起動したことにニヤリと頬を笑みウインドウが開いたところでポケットにいれていたUSBメモリーをパソコンに差し込む

そしてUSBメモリーのファイルを開けたがそこに入っていたのは…

「これは…日記か?」

入っていたのは日付されたデータで古い順に並んでおり内容も日常を記したものだ。

「外れだったのか…」

「何が外れなんですか?」

「ああ、祠堂か実は!?」

話しかけていた矢先声がつまった、今の祠堂の姿を見れば…詰まるのも無理はない

Yシャツを着ているただそれだけなのだ…下着も濡れているはずだから…してない…

「お、祠堂!ズボンどうしただよ!ちゃんと渡したよな!」

「だ、だってズボンサイズががぼがぼでそれにこのYシャツだけならみ、見えないし…いっかな~なんて」

いっかなじゃねえ!いや、確かにぎりぎり絶対守護領域(見えない)けどかなりきわどいんですけど!

「それで、何が外れなんですか?」

「え?いや手にいれたメモリーになんか重大な情報がはいっているかなっと思ったんだけど日記だったから…」

祠堂の姿があれだったから思わずドラッグしちまったよ…っ!?

「どうしたんですか?」

「この日記…パンデミック後にも書かれてる!」

新しい日付はパンデミック後の日付が記載されていた。


7月○×日

巡ヶ丘が奴等の巣窟とかしてから三日が過ぎた、私と他の避難者は辛くも近くの放送局に避難することで難を逃れた。私達は精神はかなりすり減っており、自殺をしようとする人たちもいた、その人たちを何とか説得したが何れも時間の問題だ…何か手を打たなければならない。

7月○△日

私は真実を知った、避難者の中にランダルコーポレーションの重鎮が避難しておりその者からバイオ兵器の実態とその裏でランダルを操る組織時空管理局の実態を知ることができたその話を聞いて困惑をしたが、その話は突拍子もないものだが…自然に信じられるものであった。

7月○□日

話を聞くにつれて時空管理局はこの巡ヶ丘に拠点を幾つも構えているようだが殆ど破棄されていて今使われているのはランダルコーポレーション本社の地下の基地だけということだ…打ち捨てた拠点はあの人のいうかぎりでは警察署、市役所、リバーシティ・トロンと幾つも存在することがわかった、我々が馴染みのある場所にそのような施設があるなど気づかなかったが、時空管理局はそれほどの技術力を有しているということは明白である。
7月○○日

私は決意した、明日、放送局の設備を使い巡ヶ丘全体にこの真実をすべて話そうと思う、恐らく時空管理局も黙ってはくれないだろう確実に私達を消しに来るはずだこの事は避難者全員に話、大半の避難者は他の場所へと逃れて他の避難者はここに止まった。

もしこの日記を見た人がいるのならば必ず

「必ず、時空管理局の野望を外に公開して欲しい…」

日記を全て読み終わり、部屋に沈黙が流れる。

「時空管理局…それが裏で操っている組織…」

「それにここにも拠点があるみたいだ…」

記載されていないところにもあるようだが…巡ヶ丘中学校にはないよな

「…あの月宮さん…聞きたいことがあります」

祠堂が真剣な表情でこちらに向いてくる。

「あなたは何者なんですか?」

アークや理解が越えている代物を所持しているからな聞いてきても可笑しくはないな。

「時空管理局第49武装隊所属の月宮雄也」

「時空管理局!」

「正確には元だがな…」

先程出てきた組織の関係者だと明かして祠堂は驚くが元時空管理局所属と付け足す。

「何が目的なんですか」

「目的は…今回の件の罪滅ぼしだ」

ここにいる管理局を退かせて全てを終わらせるそれが俺の局員としての責務だ。

「…後悔してるんですか?」

「っ!!そうだな…後悔しているかと言われればしている…罪を自覚している俺がやらなきゃいけないことなんだ…」

そうだ、これは罪を自覚しているやつにしかできない…

「そんなの…悲しすぎます、今回のことって月宮さんは関係ないじゃないですか、私、少しいただけでわかります、月宮さんは悪い人じゃないって」

「祠堂が言うような人間じゃないよ、俺はこの手で1つの国を何万って人を殺してしまった殺戮者だ…」

「それも命令されたからじゃないですか!月宮さんが全部悪い訳じゃ」

「じゃあどうすればいいんだよ!誰がこの罪を償えばいいんだよ!俺だってこの罪から逃げたいさ!けど運命はそうさせない!」

何やってるんだ俺はこんなの祠堂に八つ当たりしてるだけだ。

「私も言えた義理じゃないですけど…月宮さんにも一緒に背負ってくれて支えてくれる人がいるはずですよ」

支えてくれる人…

由紀…胡桃…佐倉先生…音姉…それに悠里…
いやそれだけじゃない

「あ…そうだった…」

頬に涙が流れる。

どうしてこんな簡単で大切なことを忘れていたのだろうか…

父さん達がいなくなったとき、悠里や若狭夫妻に支えてくれた。

小学校ではなのは、アリサ、すずかに支えてくれていた。

PT事件、闇の書事件でもだ、リンディさん、クロノ、エイミィ、フェイト、アルフ、ユーノ、みんなに支えてくれた。

管理局に入った初期も教官に支えてもらっていた。

けど、次第に力をつけ責任に追われていて一人でいることが当たり前で支えてくれる人も一人もいなかった…それが当たり前だと思ってしまっていた…背伸びして大人ぶってただけだ。

「月宮さん!?」

涙を流している俺を祠堂は見て驚いた表情を隠せない。

「いや、何でもない…」

すぐには素直にはなれそうにないな。

「……祠堂はこれからどうする?俺はここの破棄された拠点を探ろうと思ってる」

「それは罪滅ぼしでですか?」

「いいや、罪滅ぼしのためじゃなくて…この戦いの真実を知りたいから」

恐らく拠点には情報があるはずだ先ずはそれを見てみたい。

「私も一緒にいてもいいですか?私も心の整理がしたいので」

心の整理?…いや深くは検索しない方がいいだろう。

「それじゃあ今日は休むとしよう明日の朝動くからな」

床に倒れこんで寝ることにすると祠堂が俺の横に添い寝してくる。

「祠堂?」

「あの、眠れるかわからないので近くで眠ってもいいですか?」

「…好きにしろ」

そうして目を閉じてすぐに俺は眠りに落ちていった。
 
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