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がっこうぐらし!The world in confusion

作者:ウィング
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chapter12

side雄也

警察署を目指していた矢先銃声が聞こえてきたのでその場所に向かうと悠里と同じ制服の女の子が今まさに男に強制猥褻されそうになっていた。

ここは見過ごすことはできなかった為にアークを男の首筋に当てて脅しをかける。

「さっさとここから去れ、さもなくばわかってるな?」

「やろぉ!」

話はうまく聞いてはくれず右腕を振るい俺は後ろに回避する。

「さっさと死ねえ!!」

そして持っていたピストルで俺に向けて発砲弾丸がこちらに飛んでくる。

「ふっ!」

俺は弾丸をアークで切り俺の後ろへと真っ二つになって飛んでいく。

「なっ!弾丸を切った!?」

「さてと、もう一度だこっから去れ…二度目はないぞ?」

俺は最後の警告をする勿論殺気も出して

「あ、ああ…ああ!!」

男は俺に恐怖してがむしゃらに逃げ惑った。

男が見えなくなると女の子に視線を向ける。

女の子も恐怖で体が震えているようだ。

「…大丈夫か?」

俺は優しく声を掛けて手を差し伸べる。

「え…あ」

女の子も俺がとった行動に戸惑っているがそっと、俺の手を取り立ち上がる。

「あの、ありがとうございます」

「いいって、それより…その…」

「??」

女の子は首を傾げるが全くもって気づかない様子

「格好…何とかしてくれ」

女の子の格好は制服がたくしあげられて上半身が下着が露になってある状況だ

「え?あ…」

俺の言葉で漸く気づいたのか顔が段々赤くなって行くのをみて俺は女の子に背を向ける。

「見ないでください!」

「見てないから、整えてくれ」

後ろから衣服の動かす音がしてどうやら整えれているようだ。

「くしゅん」

後ろからくしゃみの音がして顔を向けると女の子がこの雨で風邪を引きてしまったようだ。

しかも衣服はずぶ濡れで透けていて目も当たらない。

1つため息をもらしながら着ているバリアジャケットの黒いロングコートを脱いで女の子に渡す。

「ほら、これ着ろ、これで少しはましになる」

「ありがとうございます」

女の子が俺のコートを着るとまあ、ましになったかな。

「さてと、俺はこれから警察署に向かうんだけど一人だと危険だ一緒に来るか?」

さっきの男は自業自得ということで捨てておくとしてこの子はひとりだと危ないだろうし提案してみる。

「はい、それじゃあお言葉に甘えて…」

「それじゃあ行こう、名前教えてなかったな、月宮雄也だ」

「祠堂圭です」

祠堂と共に警察署にたどり着いた俺たちは警察署の外見をみて息を飲む。

窓は割れて白い壁には血が付着している、その上付近には警官の奴等が彷徨いているのが見に見える。

「ありゃあ完全に機能していないな」

「そんな…」

祠堂が警察事態が機能していないことに絶望しそれを見かねて俺は優しく頭に手を置く。

「安心しろ、まだ完全に居ないって訳じゃないし…さてと…上手くなかに入ろういちいち相手をするのも面倒だ」

「はい」

祠堂が軽く返事をしてから行動を開始したといっても音を潜めて正面玄関から入るだけなのだが

正面玄関はシャッターが下ろされていたが、どうやら鍵は掛かっていないようで上げるとその音に反応して奴等がこちらに近づいてくる。

「早く入ろう」

「は、はい」

先に祠堂が入り、そのあとに俺も入ってからシャッターを閉めるすぐにシャッターを奴等が叩く音がするがシャッターを突き破るほどの威力はないために視線を警察署ないに向ける。

外よりかはましだが数体ぐらいはいるであろう。

「少し落ち着ける場所にいこう中にも奴等がいる気配はあるから」

祠堂はそれに頷いて俺のあとに着いてきてたどり着いたのは仮眠室だ、ここなら休めるだろう。

万が一のため扉をもので固めて一息つく、バリアジャケットも解除しておくか

「え?」

祠堂が突然服装が変わって羽織っていたコートも無くなったことに驚く

「驚くがそれはおいおい話してやる…」

そういいながら仮眠室を至るところまで調べていると電子モニターが映ってることに気がつき、試しに仮眠室の電気を入れてみる。

「電気は通ってるみたいだな…此処もソーラーパネルなのか?」

「そんなのしりません」

まあそりゃあそうだな

電気が通っているのを確認してからとなりの脱衣場とシャワールームに向かう。

そしてシャワーを出してみて手に当ててみる

「お湯…出てるみたいだ…おーい!祠堂!」

「なんですか?」

祠堂は俺の声に呼ばれて脱衣場に入ってきて俺はお湯のことを話す

「お湯が出るみたいだ…シャワーだけだが浴びるか?」

「え!?浴びれるんですか!?」

祠堂が目を輝かせて詰め寄ってくる。

「お、おう…入るか?」

「はい!」

やっぱ、女の子はこんな状況(パンデミック)でも清潔がいいんだよな…

俺は脱衣所から後にしてそこで気づいてしまった

祠堂…替えの服ねえじゃん!

俺はすぐに考える、このままではダメだ…同じ服を…いや濡れているんだから無理だな最悪祠堂と合流する前に調達した替えの服を貸すか…

そういって持っていたバックからYシャツと…このスボンでいいかそれを取りだし脱衣場の前にたつ。

「祠堂、服なんだけど俺の替えの服置いておいてやるからそれを来てくれ」

「脱衣場に置いておいてください♪」

なんか、ご機嫌がいいみたいだな

祠堂に言われた通り脱衣場に服をおいて脱衣場から出てさてとこれからどうするか…

「少し調べてみるか」

軽く見て回ろう、もしかしたらパソコンも手にはいるかもしれないし

そう思い俺はもう一度バリアジャケットを装着し右手にアークを持ってバリケードを退かして外に出て外側から簡易だがバリケードを作って探索に出掛けた。

 
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