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作者:紡ぐ風
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第2部『計画打倒編』
  第4話『どうしてロイミュードが復活したのか』

 
前書き
ライダー&セレクター一言図鑑
仮面ライダーチェイサー:『仮面ライダードライブ』に登場。ドライブに敗れたチェイスが再び仮面ライダーになるために、迷いと覚悟を振り切って変身。
にせドライブ:『超バトルビデオ』に登場。ロイミュード027が仮面ライダードライブをコピーし、ドライブの信頼を落とす為に行動。人間態は詐欺師で、子供向け雑誌『てれびくん』の紛い物のてびれくんを売ったりなどせこいながらも悪辣である。 

 
スペクターが襲撃してから早くも数日、ウリス達ダークライダーに動きはなかった。しかしある日、
「みんな、重大な話だ。この付近でドライブの目撃情報が相次いで出ている。」
雅はそうるう子達に伝える。
「ドライブがいることって問題なことですか?」
「ああ、僕が知りうる限りでは、ドライブドライバーを渡されたセレクターはいないはずだ。誰か調査して欲しい。」
雅はドライブの情報を調査して欲しいと頼む。
「じゃあるうが──」
るう子が手を挙げるが、
「いや、私に任せて。」
遊月が手を挙げる。
「遊月、どうして?」
「もしドライブが敵だった場合、同じ重加速に対応できるマッハで行った方が、対応が早いと思って。」
遊月が提案する。
「なるほど。それなら遊月に今回の件は任せた。僕は出来る限りの情報を仕入れる。」
「分かりました。行ってきます。」
遊月は雅の部屋から出て行く。
「さて、この付近って言ってもどこを捜せばいいんだろ?」
遊月がうろうろしていると、商店街に着く。
「はい、良い子のみんな、闘魂ブート眼魂!今ならなんと200円!DX版で200円はお得意ですよ!限定45個!早い者勝ちだよ!」
遊月が着いた商店街には、謎のおっさんが一人、出店を開き商売をしている。そのおっさんは子供向けの玩具を販売していたが、買っていたのは全員、いい歳のオヤジであった。おっさんが商売していると、紫のレザースーツに身を包んだ青年がおっさんの所に向かう。
「そこの商人、この場所に出店の許可は出したのか?出店を開く場合は、その市の警察と役所に出店許可を貰うのが、人間のルールのはずだ。」
その青年は、どこか機械的におっさんに会話をする。すると、
「げぇっ、死神!なぜ死神が俺の所に!」
そのおっさんは訳のわからないことを言う。
「その口調、027だな。進ノ助が撃破したはず。なぜ復活した。」
「俺は仮にもダークライダーの扱いを得たことによってウリスによって復活したのだ!もう、俺は死神に負ける気は無い!」
「先程から死神と言っているが、今の俺は仮面ライダー。人間を守り、害をなす者を狩る守護者だ!変身!」
《シグナルバイク!》
青年はマッハドライバー炎を装着し、シグナルチェイサーをセットする。
「死神め、仮面ライダーになり、人間の手下に堕ちたとは。これなら俺も安泰だ。」
おっさんは、既に装着されているドライブドライバーを青年に見せる。
「なるほどな。お前達、ここは危険だ。すぐに避難をするんだ!」
青年は買い物に来ていたオヤジ達を避難させ、マッハドライバーに先程セットしたシグナルバイクを読み込ませる。
《ライダァー!チェイサー!》
青年は仮面ライダーチェイサーに変身する。
「あれって、本物のチェイス!?」
その光景に遊月は驚く。
「チッ、死神め。仮面ライダーに変身したか。なら!」
《ドラァイブ!タァイプスピード!》
おっさんは仮面ライダードライブタイプスピードに変身するが、027のマークが浮かび上がる。
「なるほど。それがお前の進化体か。」
《シンゴウ アックス!》
チェイサーはシンゴウアックスと取り出し、にせドライブに攻撃を仕掛けるが、
「甘いな!こうなれば、タイプチェンジだ!」
《ドラァイブ!タァイプワイルド!》
にせドライブは、なんとタイプワイルドに変身し、シンゴウアックスをはじき返す。
「何!資料では027に変身能力はなかったはず!?」
チェイサーは当然驚く。
「だから俺は言ったのだ。ウリスの力で復活し、パワーアップしたと!次はタイヤコウカンだ!」
《タァイィヤコウカーン!マッシィブモンスター!》
にせドライブはマッシブモンスターのタイヤを装備し、盾型の武器のモンスターでチェイサーを攻撃する。
「こうしちゃいられない!変身!」
《シグナルバイク!ライダァー!マッハ!》
遊月はマッハに変身し、チェイサーに加勢する。
「剛、いつもの名乗りは入れないのか?」
「いいえ、私はマッハの力を借りているだけで、本物のマッハではありません!」
「何!どういう状況だ!?」
「話は後でします。今はにせドライブを倒さないと!」
《ゼンリン シューター!》
マッハはゼンリンシューターでにせドライブを殴り、にせドライブは吹き飛ぶ。
「これでは分が悪いな。一回引くか。」
にせドライブは逃げて行く。
《オツカーレ!》《オツカーレ!》
チェイサーとマッハは変身を解除する。
「何故、君のような子供が仮面ライダーに変身している?」
青年は質問する。
「その前に自己紹介を。私は紅林遊月。あなたは確か─」
「俺はチェイスだ。では、質問に戻ろう。」
チェイスはあくまでも遊月が変身していることを問いただそうとする。
「実は─」
遊月は事細かに、セレクターバトルの事から今日までダークライダー達と戦っていた事を話す。
「成る程な。にわかには信じ難いが、現に変身して戦っている以上、信じざるを得ない。俺の方は、特状課から、027が復活したという情報を受けて来た。剛は霧子の側を離れるわけには行かず、進ノ助は蛮野の居場所を捜している。必然的に、ロイミュードである俺が選ばれ、ここにやってきた。遊月、027を倒す手伝いをして貰えないか?」
「当然!私だってあいつを倒さないといけないから。」
「そうか。まずは、奴が落としたこの眼魂を解析しよう。」
「それなら、オヤジさんの所に持って行こう。」
遊月とチェイスは雅の所に戻る。
「それで、今僕の目の前に、チェイスがいるわけか。あの時は悪かった。」
「構わない。あの時の俺はロイミュードの戦士だったからな。」
「あの、オヤジさんとチェイスって面識があるんですか?」
遊月は雅とチェイスに質問する。
「ああ、まだチェイスがロイミュードに洗脳されていた時に戦いあったことで、互いに面識がある程度だが。それから、にせドライブが落としたこの眼魂、解析が終わった。これはよく出来た偽物だ。実際の眼魂は闘魂ブースト眼魂だ。奴は前にもてれびくんの紛い物を売って商売した形跡がある。おっと、にせドライブが出現した。場所はここだ。」
チェイスと遊月はパソコンに記された場所に向かう。
「見つけたぞ027。」
「あんたを悪巧みもこれまでだ!」
チェイスと遊月は廃工場にいたおっさんを発見する。
「遅かったなぁ。俺はウリスによって更にパワーアップしたのだ!」
「御託はいい。行くぞ、遊月。」
《シグナルバイク!》《シグナルバイク!》
「「変身!」」
《ライダァー!マッハ!》《ライダァー!チェイサー!》
遊月とチェイスはマッハとチェイサーに変身する。
「ならこちらも、変身!」
《ドラァイブ!タァイプフォーミュラ!》
なんと027はタイプフォーミュラに変身した。
《フォーミュラ!》
「こちらから行くぞ!」
にせドライブはシフトアップし、高速で行動しチェイサーとマッハを吹き飛ばす。
「こっちも全力で行くよ!」
《シグナルバイクシフトカー!ライダァー!デェットヒート!》
マッハはシフトデットヒートを使い、デットヒートマッハにパワーアップ。更に、
《シグナルバイク!シグナルコウカン!カットービ!》
シグナルカットービを使い速度を上げ、にせドライブに追い付くが、
《トレーラー 砲!》
にせドライブはトレーラー砲でデットヒートマッハを攻撃しようとする。
「危なっ!」
デットヒートマッハは緊急回避し、にせドライブを蹴り飛ばす。しかし、
《バースト!キュウニ デェットヒート!》
デットヒートタイヤがバーストし、デットヒートマッハの身体の自由が奪われるが、
「ヤバい!でも、こんな時こそ、気合いで乗り切る!」
それでもデットヒートマッハは気合いで乗り切る。
「チェイス、一気に決めましょう!」
《ヒッサツ!バースト!フルスロットル!デェットヒート!》
「ああ、分かった。」
《ヒッサツ!フルスロットル!チェイサー!》
「何を!ならこちらも一気に決めてやる!」
《ヒッサーツ!フルスロットォル!フォーミュラ!》
デットヒートマッハ、チェイサー、にせドライブは必殺技を発動、デットヒートマッハのヒートキックマッハーとチェイサーのチェイサーエンドのダブルライダーキックとにせドライブのフォーミュラドロップがぶつかり合い、
「グアァァッ!」
にせドライブはダブルライダーキックに耐えきれず爆発し、027のコアも破壊される。
二人は変身解除し、
「ありがとう遊月。遊月の協力のおかげで、027の破壊に成功した。感謝している。」
「私の方こそ。あのにせドライブは本来私達が倒さないと行けないのに協力してくれたチェイスにはただありがとうとしか言えません!」
「そうか。なら、これからもお互いが追う悪を全滅させることに全力を尽くそう。」
別れの言葉を言って解散した。
「ただいま、にせドライブを倒し終わりました。」
遊月が戻ると、
「ありがとう。実はみんなには、明日ある場所に向かって欲しいんだ。」
雅が明日の予定を話していた。
「それで、場所と理由は?」
「ああ。まずは理由から。この世界で『仮面ライダーという名の仮面』という本出した作者がいる。その内容を読む限り、この作者はブレイドか電王、キバのどれかを持つセレクターの可能性が高い。事情を調べて欲しい。多分、君達は作者の名前を知っているだろう。ふたせ文緒という少女だ。」
雅の言葉で全員が驚く。
「分かりました。ふたせさんに明日、みんなで会いに行きます。」
るう子達は、この世界の有名な小説家の所に、再び行くことになる。
to be continued
今回のシフトカーハイライト
シグナルマッハ シグナルチェイサー
シグナルカットービ シフトデットヒート
次回予告
ふたせと文緒に会いに行くるう子達。果たして結果は?次回『仮面ライダーという名の仮面』 
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