| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ドリトル先生の水族館

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六幕その八

「君達は違うね」
「幾ら何でもね」
「そんなことしないから」
「絶対にね」
「他のアザラシを襲うとか」
「水槽まで出てとか」
「有り得ないよね」
 バイカルアザラシさん達も流石に、とお話するのでした。そして。
 そのお話をしてです、また言いました。
「そういえばゾウアザラシさん達は大きいし」
「キタゾウアザラシさんもミナミゾウアザラシさんもね」
「どっちもね」
「同じアザラシだけれど」
「それぞれ違うね」
「そう、だから君達もね」
 バイカルアザラシさん達もというのです。
「同じだけれど違うんだ」
「そういうことなんだね」
「皆そうなんだね」
「だから僕達も別に意識することないんだ」
「そうなんだね」
「うん、ただ君達は海水は駄目だからね」
 湖に住んでいるからです。
「プールとかいる場所は別なんだよ」
「確かにね」
「僕達塩が多いと駄目だね」
「だからいる場所はなんだね」
「違うんだね」
「そうだよ、そのことはわかっておいてね」
 先生はバイカルアザラシさん達にこうもお話しました、そしてでした。
 そのうえでバイカルアザラシさん達も診察してでした、全てのアザラシさん達の診察を終えてです。それから。
 スナメリさんの診察もしました、皆スナメリさんの真っ白な身体を見て言います。
「何時見てもね」
「スナメリさんって奇麗だよね」
「この白い身体がね」
「とても奇麗だよ」
「あら、有り難う」
 スナメリさんは一家です。その中のお姉さんが皆にプールの中から応えました。
「そう言ってくれるのね」
「うん、実際にね」
「スナメリさんとても奇麗だから」
「そう思うからね」
「私達も言ったのよ」
「やっぱりそう言ってくれると嬉しいわ」
「それは何よりだね。ところでね」
 先生もスナメリさんに尋ねます。
「困ったところはないかい?」
「そうね、そろそろね」
 スナメリのお姉さんは先生の質問に答えました。
「私結婚しないと駄目よね」
「うん、そうした年齢だね」
「だから誰かいないかしら」
「その話ならね」
 お姉さんの結婚についてです、先生はすぐに答えました。
「今進んでるよ」
「あら、そうなの」
「鳥羽水族館にもスナメリ君達がいるからね」
「そこからなのね」
「君のお婿さんが来るよ」
「それは何よりね」
「とてもいい子みたいだから」
 それで、というのです。
「楽しみにしているんだよ」
「嬉しいわ、私達怖いことはね」
「苦手だよね」
「どうしてもね」
 このことはというのです。
「それでなのよ」
「そうだね、君達はとても平和な生きものだからね」
「乱暴な方は怖いわ」
「同じスナメリ君だから」
 お姉さんと同じくです。
「安心してね」
「ええ、じゃあ結婚してね」
「君も家庭を持つんだね」
「そうさせてもらうわ」
 こう答えたのでした、そしてです。
 そのうえでなのでした、先生はスナメリさん達も診察しましたがお祖父さんとお祖母さんには真剣に言いました。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧