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東方夢想録

作者:茅島裕
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終わり、とは
  最終話 見失った者へ、終わりと謝罪。そして、次へ

 
前書き
星花を連れて何処へ行くわけでもなく…
そして行動するわけでもなく…

特に何もすることがなかった。何もすることができなかった。
俺は自分の足では動けない。

いつも、俺を物語るものは、創造者によって物語られたものでしかなかったからだ。
でも、物語られることが無くなった今。俺は俺を物語ることもできない。
だから、動けないのだ。

ああ、辺りに暗闇が見えるだけで、なんの音も聞こえない。
いつも一緒に、手も離さず一緒にいた星花でさえいない。居ても、見えない、聞こえない、気配などない。
星花を映し出してくれる物語が、ないから…

俺は俺… 確か、俺は他の物語でも物語っていた。夢のように、現実のように。
どの俺も俺なのだろう… でも、どの俺も俺じゃないのだろう……
もう一度物語られるなら、この物語がいい。この物語にしか俺はいないはずだから。


闇に光が見え始めたのは、そう想い出したのと同時の出来事だった。

さようなら
また会おう 

 
イイハナシダナー


え?
なんだって?(なんだってじゃねぇよ、バーカ)

っと、ふざけはこれくらいにしておいて、と

はい、タイトル通り、最終話です。いつも前書きが本編と言われますが、今回は本当に前書きが本編です。
打ち切りってやつですね。故意の作者自ら切り出した打ち切りです。

もう無理です。東方夢想録を書くことはできません。
どんな物語だったのかも忘れて、どんな書き方だったのかも忘れて、今の私には昔の東方夢想録を書ける気がしないのです。
だから、終わりにすることにしました

楽しみにしてくれていた方…… 本当に申し訳ございません。
何も言えません。謝罪の言葉しかでません。

タイトル通り… 見失った者の話と、謝罪を表しました。

以上です。

ごめんなさい 
 

 
後書き
え?
そして、次へ
がまだだって?
それはどういう意味だ、って?

ふふっ… そうですね。

私は先ほどお知らせしました。

今の私には、"昔の東方夢想録"を書ける気がしない。書けない、と。


つまり、今の私には"今の東方夢想録"が書けるのです。
理解しましたか?

そうです、新しく、新しい、東方夢想録を書きます!
旧・東方夢想録にそって、ストーリーは創ります。夢想録の幾斗に創造者(わたし)を返してやるのです。

進化した夢想録を、楽しみに待っていてください(まぁもう書き終わってるんですけどね)


それはそれと、本当に申し訳ございません。
新しく書きたいのは個人的な楽しみだったので、ごめんなさい。
でも、夢想録を書けなくなったのは本当です。
何度書いても辿り着かなくて、何度も消して、繰り返しでした。なので、思い切ってしまおうと思いまして…


改めて、

誠に申し訳ございません。
もう二度と、好奇心や楽しみでこんなことはしません
なので…なので、これからもよろしくお願いします 
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