| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『闇、時々、光』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『深黒の片翼』



「君の其の背に生えてる深黒の片翼は誰の為のもの?
何を犠牲にして君は其れを得たの?」

『此は生まれた時から在ったんだ。
犠牲になったのはきっと僕の大切な人達。』

「そっか、其れは哀しいね...」

『それが、全然平気なんだ。
僕は何も辛くないし哀しくもない。
何も感じないんだ。』

「そう、其れは...
一番哀しいかもしれないね」

『何が?』

「だって、何も感じないのは...すごく虚しいことだと思う。」

『そうなんだ...
僕は、此の深黒の片翼を剥ぎ取ってしまえば、カナシミを知ることが出来るのかな?』

「じゃあ僕が其の深黒の片翼を受け継ぐよ。」

『ありがとう。
此で僕は人間になれる。』

「楽しんで、悲しんで、いっぱい心で感じてね...」

『ありがとう。
じゃあ、さよなら。』

「さよなら...」


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧