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ドリトル先生の水族館

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第三幕その十一

「これからも用意するから」
「先生も偏食はしないでね」
「鮫さん達もそこは改善されるし」
「その元野球選手みたいにはならないでね」
「絶対だよ」
「僕も気をつけるよ。不摂生な生活なんてしたら」
 その元野球選手の様にです。
「後が怖いからね」
「そうそう」
「糖尿病とかになったら」
「後が大変だっていうから」
「内蔵の病気とかね」
「そういえばイギリスにいた時は今よりずっとエールを飲んでいて」
 先生はここでこのことにも気付きました。
「朝からね」
「それもどんどんね」
「どんどん飲んでたよね」
「イギリスじゃそれが普通だしね」
「エールが水代わりだから」
「そうしていたけれど日本ではお水やお茶が普通に飲めるから」
 お水がいいからです、先生にとって日本のお水はとても美味しいものなのです。
「エールを飲まなくなったら」
「痛風の気もだよね」
「なくなったんだね」
「うん、診断の時に言われたよ」 
 まさにその時にというのです。
「痛風の兆候があったけれど消えたって」
「そうなんだね」
「そっちの病気の心配もなくなったんだね」
「痛風の方も」
「そうなのね」
「そう言われたよ。エールにしてもね」
 このお酒もというのです。
「プリン体とかがあるから」
「あまり飲み過ぎると痛風によくないんだよね」
「ドイツで痛風の人が多いにもそのせだし」
「お水が主体だと」
「その心配がぐっと減るね」
「そうだよね、じゃあ健康を維持して」
 そのうえで、と言う先生でした。
「水族館の皆の診察を続けよう」
「そうだね、健康だからこそ出来るしね」
「それじゃあね」
 皆も笑顔で頷いてでした、先生と一緒に水族館を回るのでした。先生が水族館でやることはまだまだありました。 
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