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私の日常がカオスなのはどう考えても奴が悪い!!

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トゥンク田中。

 
前書き
「田中って好きなやついるの?」
「ん?いるよ。」
「………嘘つくなって。」
「ごめん嘘ついた。」 

 
「俺のリムジンに乗ってくか?」
田中は背中を指差し、一人の少年に問いかける。
すると少年は可愛い笑顔を見せた。
「よし!行くぞ!」
「うん。おねぇちゃん。」
田中が負ぶったその子は3歳だろうか、兎に角年中さんのようだ。
少年は田中のことを『おねぇちゃん』と呼んだ。おそらく、この少年は田中の弟だろう。
田中は迷うことなくゴールテープ切った。
期待していた答えとは違う田中の行動に肩を落とすものもいれば、田中(弟)が可愛い可愛いと絶叫をするものもいた。
当の本人田中は先輩に水をもらい弟と休憩していた。
「田中!!一緒に来てくれ!!」
声を荒げたのはいうまでも無い、佐藤だった。
借り物競争に出ていたはずの佐藤。
借り物に書かれていたのはなんだったのか。
「佐藤って白チームだしょ?」
「いや、お前しか当てはまらなかったし…。」
「何て書いてあったんだよ。」
恥ずかしながら見せる佐藤の紙。
その文字は田中を喜ばせるには十分だった。
そこには、
『親友』
と書かれていた。
「さ、佐藤…お前…良い奴だなっ」
仲の良い二人の光景を加藤先生はいつまでも見ていた。 
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