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私の日常がカオスなのはどう考えても奴が悪い!!

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応援団長田中

 
前書き
「体育でマット運動とか…」
「だよね…田中は…あ、運動得意だったけ?」
「おお!マット運動では、えっと、どんぐりっぽい名前のやつ好き!」
「ああ!アレね!どんぐりがえし?だっけ?アレなら私もできるよ!」
「でんぐりがえしジャね?」
「「あっ(察し)」」 

 
田中が唯一活躍できる体育祭。
田中の運動会はエール交換で始まる。
「ふれぇええ!ふれぇe((以下略」
体育祭で盛り上がったグラウンドに田中ただ一人の声が響いた。
応援団長田中。
一年生のしかも女子が、応援団長をやるなんて異例のことだった。
しかし、悪乗り大好きな先輩の推薦と、田中のやる気で作者の都合のいい展開に。
田中、属する赤組は田中の出た100m走と代表リレーはいずれも勝っていた。
午前の種目が終わり、時は昼休み。
「何でいつも!お前らと!チーム!違うん!だ!よ!」
バンバンと机をたたきながら大声を出す田中を、小田と西内は呆れたような目で見ていた。
「しょうがないじゃん。まぁ…強いていうなら、田中が問題児だからじゃない?」
「ああああ!納得いかねぇ!」
午後の目玉は学年関係なしの借り物競争だ。
田中はもちろん、小田も西内も出ることになっている。
「パンッ」
白い煙とはじけるような音で、白い線に並んだ生徒たちは一斉に走り出した。
田中が白い紙を開くとそこには
「世界で一番大好きな人」
と書かれていた。
何だそういう目的なのかよ。
と思いつつも、田中はある人のところへと向かった。
 
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