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詩集「棘」

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夕暮れの朱 染まる秋



繰り返す現実という荒波
木の葉の様に揺れる想い
空は暗く雲は垂れ籠め
行くべき路も見透せず…

いつかは凪いで穏やかに
誰かに話せる日はくるの?
心に刺さった恋しさを
どうして自ら抜けるでしょう…

今日もずっと…君が好き

夕暮れの朱 染まる秋は
愛しさつのり山並染めて
冷えゆく日々に君想い
薄い陽射しを顧みる
高くなる空 過ぎた夏は
刹那の君を焼きつけて
どこか遠くへ流れ出し
想う幻 垣間見せ…


愛しさ染めゆく秋の黄昏
伸びてく影に想い揺蕩う
星は瞬き光を落とし
ここに永久(トワ)はないと云う…

いつかは消えて空に解け
何も言えずに去るのでしょう…
歪な想いは丸くなり
誰かを癒せたら良いのにね…

明日もきっと…君が恋しい

夕暮れの朱 染まる秋に
そよ風の中 恋しさが舞う
懸け離れてる君と僕
出会ったことは過ちですか…?
高くなる空 過ぎた夏に
足を取られて動けずに
僕は一人 遠く眺めて…

思い出はこんな秋の夕暮れのように
悲しみさえも…染め上げて…

夕暮れの朱 染まる秋は
愛しさつのり山並染めて
冷えゆく日々に君想い
薄い陽射しを顧みる
高くなる空 過ぎた夏は
刹那の君を焼きつけて
どこか遠くへ誘って
幽かな幻 垣間見せ…



 
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