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戦姫絶唱シンフォギアM~ほぼ無敵が転生したそうです

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GX編
  25話 特訓の裏話

 
前書き
ベルトラは覚えていますか? 

 
 ベルトラSide

 特訓最終日前日

「・・・暇だ」 

 あいつは特訓...そして特訓
 これじゃあ暇すぎる
 少し、弄ってやろう

「そうだな.....一時的に少年に戻してやるか」

 さて、あいつの友達はどんな反応をするんだ?

 ベルトラSide out

 #####

 伊吹Side

「・・・なんじゃこりゃああああああああ!?」

 落ち着け!落ち着け!落ち着け!!
 体が小さくなってしまったんだよな?
 いやいや、どうしてこうなった?
 スキルノートの不具合?新しいスキル?

 いや、あいつしかいない!
 ベルトラ!

「ベルトラてめええええええええ!!」
「何で少年にさせたんだ!ひどい!ひどすぎる!」

 この姿が誰かに見つかったら・・・
 死ぬ、精神にひびが出来る
 もう詰んだ

(いや、待てよ?見つからなければいいだけだ!)

 何で俺はこんな簡単な手段を思いつかなかった?
 体が元に戻るまで待てばいい!

響「伊吹?飲み物いらない?」
「あ、いや!いらぬぁい!」

 しまった!噛んだ!
 というか何で響来てるんだよ!
 これもベルトラか!

響「どうしたの?何かあった?」
「いや、何もないよ!何もない!」

 焦りすぎた!
 部屋に入られたら終わりだ!

響「本当に大丈.....夫?」
「あ、詰んだ」

 響がドアを開け、驚いた顔をしていた
 もう駄目だ...逃げよう

「どいてくっえ!?」

 俺は響の横を通りすぎようとしたが、後ろから持ち上げられた
 痛い!力強すぎだ!

響「伊吹?...だよね?」
「イヤ、ヒトチガイデス」

 伊吹は恐怖で冷や汗をかき、響は伊吹を見ている
 あはははは、誰か助けて

響「この服と、この髪型...やっぱり伊吹?」
「シリマセン、ソンナヒト」

 伊吹は目をそらしながら、右に見える壁を見た
 響は気づいてしまった

響「・・・」
「え?」

 響は何も言葉を言わず、ただ俺を見つめた
 嫌な予感しかしねえよ!本当に誰か助けて!
 伊吹が心の中で助けを求めるが、誰にも気づかれない

響「かわいい!」
「ふぁっ!?」

 響が抱き締めてきた
 抱き締める力を考えていて、痛くない
 いや、これは後々気まずい

響「伊吹!どうして小さくなってるの!」
「あ、いや、降ろしてくれないか?」

 響の目がやばい
 獲物を見つけたチーターみたいな顔をしてる

響「へへへ!嫌だよ!」
「ちょっ!誰か助けてくれ!」

 ドアが開いている、そうだ!今空間移動したら逃げれる!
 俺は廊下に空間移動をし、空間移動をした瞬間に右に振り向き

「間に合え!」

 十字路が見え、十字路の中心に空間移動をして、着いた瞬間に右に全力で走った
 あれ?ここどこだっけ?
 まさか!地図の内容を完全に忘れた!?
 これはまずい!せめて覚えていたら!

 俺は右側に部屋を見つけ、部屋に入った
 そして、音が聞こえないようにドアを閉めた

「はあ.....今日は厄日だ」

 というかこの部屋は何だ?
 服が脱ぎ捨てられているけど...翼の部屋か!
 よかった!味方だ!響が来ても誤魔化してくれる!

「つ、翼?居るか?」
翼「?この声は伊吹か?」

 味方の翼が居たよ!

クリス「何だ?誰だ?」

 クリスが居たああああああ!?
 弄られる!日頃の恨みを返される!因果応報ってこういう事か!?

翼「伊吹...なのか?」
クリス「何だこの.....伊吹だ」
「頼む!助けてくれ!」

 もうこの二人にしか頼めない!
 俺の身長は124cm位だと思う、クリスを見上げる感じになってるしな

翼「詳しく話してもらおうか」

 #####

 ~伊吹説明中~

クリス「おいおい、本当かよ?」
「本当だ!頼む!一生のお願いだ!」
翼「北も南も分からない伊吹を見捨てるわけにもいかないな」

 え?本当に?
 仲間って最高、優しさが身にしみる!

「本当にありがとう!」
クリス「っ!...たく、仕方ねえな」

 伊吹の微笑みにクリスは軽く萌えた
 いやあ、持つべきものは仲間と友達と食べ物だな!

翼「それでは、ジュースを淹れよう」
「あ、ありがとう」

 翼がコップにジュース淹れ、コップを俺に渡した
 オレンジジュースか、久しぶりに飲むな
 あれ?飲み物を淹れる事が出来るたのか?

「いやあ、美味しいなあ」
クリス「ほらっ、あんパンでも食え」

 クリスがあんパンをくれた
 あんパンは二週間ぶりだな、パン屋の店主のあんパンは出来てるかな?

「ん、ありがとう」

 俺はあんパンの包装紙を破り、あんパンを口に含んだ
 スーパーに売ってるあんパンと、パン屋の店主のあんパンは味が完全に違うな
 俺の舌は肥えたかもしれんな

クリス「な、なあ」
「ん?(ゴクッ)何?」

 ジュースを飲み、あんパンを食べていると
 クリスが話してきた
 一体何だろう?

クリス「抱き締めていいか?」
「え?」

 逃げたほうがいいのか?でも、部屋の場所が全然分からない

「え?何で?」
クリス「いや!聞かなかった事にしてくれ!」

 お、おう
 まあ、無理やりよりはいいけどさ

「無理やりじゃないならどっちでも」
クリス「いいのか?」
「無理やりは勘弁」

 誰だって無理やりは嫌だろ
 男だって、女性だって

クリス「じゃあ、やるぞ?」
「あんパンとコップを置いてからな」

 守ってくれるなら別にいいか
 俺は立ち上がり、テーブルにあんパンとコップを置いた
 それより早く元の体に戻らないかな

 伊吹は、自分が抱き締められても、その事を了承していれば問題はないと思っている
 結構適当なオツムになっている

「うおっ!」
クリス(何だよこいつ、かわいすぎだろ)

 クリスが伊吹を抱き締め、

「もういいか?」
クリス「あ、分かった」

 抱き締められるのは、人の温もりとか感じるね
 ・・・抱き締める?温もり?
 何だっけ?


翼「伊吹!どうした!」
「......あっ」

 何かを思い出したような気がするけど、気のせいか
 というか肩がめちゃくちゃ痛いです
 肩を掴む力が尋常じゃないです

「いや、何か思い出そうとしたけど、何だっけ?」
クリス「それをあたし達に聞くか?」
「あ、それもそうか」

 クリスが呆れ気味に言い、伊吹は笑った
 翼は違和感を感じた

翼(おかしい、違和感を感じる)

 何か違和感を感じるが、分からない

「ん?どうしたんだ?翼先輩?」
翼「いや、何でもない」

 翼は考えを止め、伊吹が元に戻るのを待った

調「何してるの?」
「ふぁっ!?」

 何故調がここに?
 もうカオスな日常は勘弁だからな?

調「伊吹、どうして小さくなってるの?」
「ばれてる!?」

 早い!ばれるのが早い!
 調はニュー○イプか何かか!

調「・・・」
「・・・」

 調が伊吹を見つめ、伊吹も調を見つめている

調「飴いる?」
「お、ありがとう」
クリス「何もないのかよ!」

 俺は調とアイコンタクトをしていると、クリスがツッコミんだ
 飴をくれただけだが、どうしてそうなった?

調・伊吹「気にしたら負け」
クリス「それ気に入ってるのか?」
調・伊吹「譲らないZE☆」
クリス「いらないわ!」
調・伊吹「決まったZE☆」
クリス「イライラすんな」
調・伊吹「ごめんだZE☆」
クリス「いい加減にしろ!」
調・伊吹「ごめんなさい」

 ほぼ漫才だ、漫才名は[イガリマイチイバル]でいいかな?
 というか、調とは凄い息が合う

調「やっぱり息が合うね」
「凄い息が合うなよな」
調「伊吹、抱き締めていい?」
「いいよ、別に問題はないし」

 いやー調とは何でこんなに気が合うのかを考えたけど、答えは見つからない
 多分心の絶対領域があるんだよね
 そうに違いない

調「それじゃあ」

 調が抱き締めてきた
 あれ?何でクリスも調も俺を抱き締める?何故気づいていなかった?
 直接本人に聞いてみるか

「単刀直入に言うけどさ、クリスと調は何で抱き締めたんだ?」
クリス「それは自分で考えろ!」

 え?答えが分からないから本人に聞いてるのに、調なら答えを言ってくれる筈
 俺は期待を胸に抱きつつ、調の言葉を聞いた

調「え?えっと...それは」
「それは?」
調「かわいいから」
「え?」

 いや、俺が?
 ははは、冗談キツイな
 俺だよ?俺なんだよ?

調「今の伊吹の容姿がかわいい」
「ちょ、ストップ」

 だが、調の勢いは止まらなかった

調「まず、その余った腕の服、余った服を足で引きずっているその姿」
「どうした!?調ってそんなキャラだった!?」

 こんなの絶対おかしいよ

調「そして、その目の「おい、伊吹が困ってる」そうなの?」

 助け船が来た!クリスありがとう!
 俺はクリスの助け船に喜び、調から逃げようとしたが

調「待って」
「うわっ!?」

 調が伊吹の腕の余った服を掴み、伊吹を引き寄せた
 もう座りたいです

調「座るなら私の膝に」
「何故に!?」

 もうキャラ崩壊してるんじゃないかと思い初めたよ

調「何となく」
「気にしたry」

 結局調の膝に座った
 見事にフィットしているが、時々頭を撫でるのは止めてもらいたい
 地味にくすぐったい 

 ~説明中~

調「そうだったんだ」
「まあ、これ以上人は増えないよな」

 調には翼が説明して、調は守ってくれるようだ
 後は時間が経てば元に戻るよな
 でも、戻らなかったらどうしよう?

 不安な気持ちになったが、戻らなかったらベルトラをフルボッコにするだけだ
 少しため息をつき、ジュースを口に含んで飲んだ
 コトンとコップをテーブルに置く音が部屋に伝わったが、直ぐに聞こえなくなった

クリス「んで、どうする?」

 クリスが俺に質問してきた
 具体的な解決策はないんだよな、どうしよう?
 元に戻るまで待つのがいいと思う
 この部屋からは出ないほうが安全だ

「やっぱり、ここで元に戻るを待つのがいいと思う」

 外に出て、迷子になるのは勘弁
 早く元の体に戻りたい
 ん?頭に何か流れてくるような?
『セット怨☆怨』
『まそっぷ!』
『そんな事はなかったZE☆』
『ドラゲナイ☆』

 ・・・ワケワカメ
 というかあの漫画のネタがあったね
 というか最後のは、閣下のセリフにしか聞こえない

 死亡フラグとか勘弁
 誰も死なせないし、俺は死なない

 ~30分後~

「キャロルを倒すのに、オートスコアラーを全員倒さないと駄目かと思ったけど」
「そんな事はなかったZE☆」
「くらえ!俺の秘奥義!」
「これで決める!」
「閃け、鮮烈なる刃!無辺の闇を鋭く切り裂き、仇名す者を微塵に砕く!」
「決まった!まそっぷ!」

オートスコアラー全員「うわー」

「よし!イグナイトは準備出来てるな!」
響「バッチグー!」
翼「問題ない」
クリス「全力で叩き潰す!」
調「マリア、切ちゃん、頑張ろう」
切歌「頑張るデス!」
マリア「間違いは正さないと」
竜二「セット怨☆怨」
閣下「ドラゲナイ☆」

「よし!フルボッコタイムだ!行くぞおおおおおおおおおおお!!」
全員「おー!」

キャロル「勝てない」

「っていう夢を見た」
クリス「どんな夢だ!」

 少し寝てしまった
 凄いカオスな夢だった
 あれ?体が元に戻ってる

「よっしゃあ!体が元に戻った!」

 立ち上がって、ガッツポーズをした
 やっと元に戻った!

翼「どうだ?思い出したか?」
「もう全部思い出した!ありがとな、バイバイ」

 俺は空間移動で自分の部屋に戻った


ベルトラ「少しは退屈しのぎになったな」


 
 

 
後書き
後書きにいつもおまけがあるとは限らない 
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